週刊コミタン! 2016/02/07号

来週の気になるタイトル
[weekly class=month day=1]月[weekly class=day day=1]日
[addLink]『残念女幹部ブラックジェネラルさん』(1)(jin/KADOKAWA/ドラゴンエイジ)[/addLink]
・「処女」ってワードは若い子買いづらい気がするが果たして。
・キャラクターフックは完璧だが、それが買う動機になるのは若い人である印象。同じく「処女」っていう高めをえぐるワードにうーん。

[addLink]『13月のゆうれい』(1)(高野雀/祥伝社/フィールヤング)[/addLink]
・なりたい自分がすぐそばにいるドッペルゲンガー状態。異性の相手も自分になりたがっているというテーマはジェンダー的にも変身願望的にも、誰もが持つ無いものねだりとしても面白い。
・テーマ・設定とも大人の読み物たる格が備わっている。今週発売池辺葵『プリンセス・メゾン』(2)や谷川史子『おひとり様物語』(6)と売ろう。

[weekly class=month day=2]月[weekly class=day day=2]日
[addLink]『もももも百田さん』(1)(浦田カズヒロ/講談社/マンガボックス)[/addLink]
・ド下ネタで気兼ねなく笑おう!中高生に読ませたい。
・誰が変態なのかよく分からりづらい装丁。

[addLink]『兎が二匹』(1)(山うた/新潮社/くらげバンチ)[/addLink]
・自殺願望者(不死身)とそんな彼女を好きな者の葛藤を描く。若年層のネットユーザーに刺さりそう。
・pixivに上げているもののブクマ数も多く男女ともに受けそう。ヒバナ作品の隣や若年層見込みでスクエニあたり?
・連載初期にはタイトル公式サイトがあるなど、ウェブ層を取り込む動きが厚かった。結果やいかに。

[weekly class=month day=3]月[weekly class=day day=3]日
・・・
[weekly class=month day=4]月[weekly class=day day=4]日
・・・
[weekly class=month day=5]月[weekly class=day day=5]日
[addLink]『鏡の前で会いましょう』(1)(坂井恵理/講談社/BELOVE)[/addLink]
・ブスの美人の入れ替わりモノ。SF作品などを描いていた著者だけあってストーリーに違和感がない。

[addLink]『プリンセスメゾン』(2)(池辺葵/小学館/やわらかスピリッツ)[/addLink]
・作家性とテーマが絶妙にマッチした作品。マンション購入の参考書にもなるし、男性が読んでも儚げな主人公が可愛く見えるのでオススメ。
・この週『13月のゆうれい』、『おひとり様物語』と併売。

[addLink]『三十路飯』(伊藤静/小学館/ヒバナ)[/addLink]
・ターゲットがはっきりしていて売りやすい。絵柄に若干のサブカル感があるのも良いエッセンス。
・三十路女性が主に中央線近辺でご飯を食べるという、特にその辺りのエリアの人は見逃し厳禁なタイトル。ここから『女と猫は呼ばない時にやってくる
』(小池田マヤ)まで伸びれば。
・小池田マヤのこのシリーズ、高円寺のお店シリーズって名前なのね。知らなかった。

[addLink]『ダンス・ダンス・ダンスール』(1)(ジョージ朝倉/小学館/ビッグコミックスピリッツ)[/addLink]
・バレエダンサーを描くのに限りなく絵柄が合っている。男性にも読ませたい意欲作。
・読み応えがある。男性にも読んで欲しいし作家名にとらわれず青年誌の棚へ持って行きたい。こういう熱狂的なスポーツ漫画最近なかったね。
・作家の名前で女性ファン、扱っている競技がバレエで女性ファン、というところからだがこの反発→やる!への熱さは男性にもぜひ手にとって欲しいところ。バレエにおける美が何なのか画面から伝わってくる。すごい。

[addLink]『トーキョーエイリアンブラザーズ』(1)(真造圭伍/小学館/月刊!スピリッツ)[/addLink]
・読者が読みたい真造圭伍を描いてくれている。空気感を読むセンスが光る作品。
・地球に馴染むべく人間に擬態しているエイリアン兄弟の地球(主に日本)観察コメディ。しっかりした弟とちょっとしっかりしすぎな兄を主役にすえたことで真造圭伍らしい少し外した感じがいい。今年は映画もあるようで10年代代表の風格。常に在庫をもって面も欲しい。

[addLink]『駄能力JK成毛川さん』(1)(菅森コウ/小学館/やわらかスピリッツ)[/addLink]
・脱力して読めて笑える。キャッチーなテーマは反響を呼びそう。
・あってもなくてもいいような超能力を無駄なことに費やしていくのが面白い。言うまでもなく『惰性67パーセント』と一緒に。
・成年誌活躍の作家による女子高生ギャグ。女の子を目で楽しむタイプの作品。
・1巻が売れたら連載再開らしいが果たして。

[addLink]『灼熱カバディ』(1)(武蔵野創/小学館/裏サンデー)[/addLink]
・久し振りにマイナースポーツフェアを組みたくなる。『アイシールド21』を好きな人に読んでもらいたい。
・マイナースポーツをきっちり説明していくだけでなく、ストーリーの熱さもしっかり伴っていて好印象。1巻から推してみる作品。

[addLink]『ニヴァウァと斎藤』(1)(ながべ/双葉社/月刊アクション)[/addLink]
・だんだん可愛く見えてくるニヴァウァの不思議。今年、要注目作家ながべ。
・本命は来月の『とつくにの少女』か。出揃ったところで作品をまとめて取り上げたい。
・本命は来月の『とつくにの少女』(マッグガーデン)でしょう(確認)。ここは溜め。

[addLink]『ほしの女王様』(1)(山崎毅宜/ほるぷ/コミックメテオ)[/addLink]
・やっぱり強い女の子っていいですね。コア層向けに作った棚で光りそう。線とかタッチとかトーンワークの感じが自分の中に漠然とあるGX感と一致する。

[weekly class=month day=6]月[weekly class=day day=6]日
[addLink]『推しが武道館いってくれたら死ぬ』(1)(平尾アウリ/徳間書店/リュウ)[/addLink]
・アイドルものが流行っている。各誌のカラーで内容が違うのも面白い。
・平尾アウリがアイドルの女の子を描いたらカワイイに決まってるやんというところが魅力の1。描かれるドルオタ活動も結構濃ゆくて笑えるのが魅力の2。新刊として推していきたい。

[addLink]『月と指先の間』(1)(稚野鳥子/講談社/Kiss)[/addLink]
・50歳売れっ子少女マンガ家の虚実が入り交じる不思議な話。フィクション(なのか?)としては恋愛マンガ家だからといって別に恋愛上手なわけじゃない主人公と50歳のリアル、実録としてはマンガ制作の工程や実際かかる費用、マンガ家のモチベーションなどどちらも見どころがある。既存のファンにドンピシャかというとちょっと違うかなと見るが、確実に新しい層に読ませたほうが広がりのある作品。男女区別なくいってみたい。今月の三木イチオシ。

今週の思うところ
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