日: 2014年6月15日

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『インビジブル・ジョー』(1)(芥瀬良せら・金城宗幸/講談社/マガジンスペシャル)
・金城宗幸大車輪。『神様の言うとおり弐』との同時発売も準備されてはいるが残念ながら昨今は作家名で売れることは少なく、況んや原作をやというところでその流入は薄そう。「ジャンプSQ.」のうちやや年齢層低めからとかのほうが動くのでは。
・原作者から見るに、京都精華大からのマンガ原作者増えてきたなーって。なんかサム・ライミ版のスパイダーマンっぽいかなと。もうちょっとキャラがぶっ飛んでいてくれればニンジャスレイヤーあたりと併売するのだが……。透明人間というビジュアルの弱さを埋められる何かがほしい。30代前後の男性にヒーローというフックを投げられればいいかなと。

『ファンタジスタ 復刻版』(１)(草場道輝/小学館/週刊少年サンデー)
・ワールドカップ開催のタイミングでの復刻版刊行。新装版ではないのは『ファンタジスタ ステラ』連載中故か。フェア棚でサッカー漫画を展開しているので高校サッカーとプロサッカーを繋ぐ作品としてはありがたい存在。しかし復刻版なら開催のタイミングで刊行スタートではなく、五輪編が刊行とかに出来なかったものか。

『All You Need is Kill』(1)(桜坂洋・小畑健/集英社/ヤングジャンプ)
・作者名、メディア展開、大物を伸ばすのに強い集英社と材料はそろっているのでまずまず売れそう。ハリウッドっぽい作りは都内のお客さんのほうが受け入れが広い。最近復刻の『EAT-MAN』からは隣に置いてほしさを感じる。いま棚に人が来る理由として特筆するところは薄いが攻殻機動隊あたりも相性がいいのだろう。『バイオローグ・トリニティ』あたりもね。
・特にはないけど新書版でしたなー。部数はすごそう。

『バルセロナの太陽』(1)(村上よしゆき/集英社/ヤングジャンプ)
・黒子のバスケとイナズマイレブンとキャプテン翼にふぁいとの暁をやや足したというかなんというか。既視感のある展開や設定、あまり練られたように感じないさっぱりとした試合シーン、必殺技を見せるだけにしてもなんとも……。というような非常にツッコミどころの多いサッカーマンガ。キャプテン翼の流れなのか、ヤンジャンはバルセロナ大好きですね。ワールドカップに乗せて売れれば御の字なのかな？リアリティを求めるユーザにはオススメできないタイトルなので、女性層とかが反応示してくれたらいいなーと。

『私の彼は仕事ができない』(2)(山田可南/徳間書店/ゼノン)
・何話だったか忘れたけど、彼氏が職場でのポジションを確立して、自分が体調不良で上手くいかない話は全書店員必見だと思います。 書店員は書店以外で働けるのか？という問いかけは、身が凍る思いで読ませていただきました。

『人魚の王子さま』(1)(和深ゆあな/徳間書店/コミックゼノン)
・置かれ方によって売れ行きが180度かわる作品だけどスペースの都合で初動のみ女性側、以降はゼノンなどでごちゃついている棚前に置くことになりそうなので『北斗の拳』などの猛々しい装丁の作品で囲い紅一点を演出して、お買い上げいただいた方に「男かよ！」と突っ込んでいただく形にしてみたい。
・トランスセクシャルもので、メインビジュアルは男×男でメイン層は女性と見えるけど男性が手にとっても面白いと思えるもの。できれば両方でみたい。男性なら白泉社とかを読む層だと思う。かつて『会長はメイド様』があったがいまその層は少し薄い感じがするけど・・・イメージはそんなところ。

『世界から猫が消えたなら』(1)(雪野下ろせ・川村元気/白泉社/花ゆめ文学少女)
・花ゆめ文学少女のコミックスタイトル第一弾。原作になにか思いいれがあるわけではないが、雪野下ろせはザ花でなかなか面白い読み切りを描いていたので応援したい。願わくば増刊で読みきりを描いて短編集を一冊出してほしいところ。

『はんだくん』(1)(ヨシノサツキ/スクウェア・エニックス/ガンガンオンライン)
・『ばらかもん』とどれだけ配本に差がつくか怖い。

・宮脇書店総本店さん、南海ブックスさん、本と文具ツモリさん、わんだ～らんどさんと見学ツアー。