週刊コミタン! 2015/07/26号

来週の気になるタイトル
[weekly class=month day=1]月[weekly class=day day=1]日
[addLink]『バーナード嬢曰く。』(2)(施川ユウキ/一迅社/ComicREX)[/addLink]
・名著紹介もの。9月11日にはドリヤス工場の『有名すぎる文学作品をだいたい10ページぐらいの漫画で読む。』も出るので、『草子ブックガイド』も思い出しながらひと棚。
・最近百合っぽい文脈でも注目されているのは驚き。

[addLink]『びあ充!』(イセダイチケン/一迅社/???)[/addLink]
・まんがタイムのどこかで連載していたはずだが一迅社から単行本が出る。こういうパタンもあるのか。

[weekly class=month day=2]月[weekly class=day day=2]日
・・・
[weekly class=month day=3]月[weekly class=day day=3]日
[addLink]『龍眼RT-ドラゴンアイ-ZERO』(藤山海里/日本文芸社/コミックヘヴン)[/addLink]
・休載から7年。待った、待ったぞ。タイトルは変わっているがシリウス版の9巻からの完全な続編。コミックヘヴンGJだ!
[weekly class=month day=4]月[weekly class=day day=4]日
[addLink]『銀平飯科帳』(1)(河合単/小学館/ビッグコミックスペリオール)[/addLink]
・料理人が江戸時代と平成を行ったり来たりして両方の知識をハイブリッドして腕を振るうという変わり種グルメマンガ。河合単らしい薀蓄や出来上がる料理の円熟味も含めて年長者向けに出すのが最も効果的だと思われる。

[addLink]『響~小説家になる方法~』(2)(柳本光晴/小学館/スペリオール)[/addLink]
・連載もキレッキレで面白い。斜陽と言われる純文学を見直す目線、純文の可能性を描いている。『火花』などとも一緒に読んでもらいたい。
・今一番気になる(目をはなせない)ヒロインである。

[addLink]『あかぼし俳句帖』(1)(有間しのぶ・奥山直/小学館/ビッグコミックオリジナル)[/addLink]
・今月の要注目作品。55歳サラリーマンがいきなり俳句の門を叩くマンガ。絵柄が非常に柔和でよく内容にあっているので、もちろんその年齢の人にオススメしたい。一方で新しいことへのチャレンジや上手くいかないことへの焦りなどは年齢に左右されない「わかる!」ポイントなので広い客層も見たい。マンガじゃなくて「俳句」とか歳時記のあたりが立ち上がりかね~。

[addLink]『アオアシ』(2)(小林有吾/小学館/ビッグコミックスピリッツ)[/addLink]
・まだまだ売れ伸びるでしょう。
・青年誌にスポーツ漫画の流れ来てますね

[addLink]『モッシュピット』(2)(今野涼/小学館/ビッグコミックスピリッツ)[/addLink]
・雑誌連載では今一番楽しみにしているかもしれない。決して上手く出来ているというわけではないが、めちゃくちゃに純粋で熱い。ご一読あれ。
・↑はほぼ私信に近い。

[weekly class=month day=5]月[weekly class=day day=5]日
[addLink]『リーマンと外国人。』(1)(23。/一迅社/pixiv)[/addLink]
・リーマンがイケメン外国人にグイグイされてなんだかその気になっちゃいそうな感じの匂わせBL。男性が読むのには良いかもしれない。『トコナツ』(月子/幻冬舎/スピカ)と男子解禁ニアBLコーナーを作ろう。
[weekly class=month day=6]月[weekly class=day day=6]日
・・・
今週の思うところ
[addLink](新連載)『盆の国』(すけらっこ/リイド社/トーチ)[/addLink]
http://www.to-ti.in/product/?action=story&id=269
・好きそうだね、と言われたけど好き。やっぱりこのあたりの線が少なくて柔かい絵をニューウェーブと認識してしまうのはなんでだろう。少なくとも高野文子からむこうって感じなのに。(三木)
・感情が見えにくい主人公の表情は町田洋っぽい。

「ヤングアニマル」
・『ベルセルク』の連載再開と付録が付くので多めにとったが余り反応は見えない。『ドリフ』のときもそうやったなー。みんな雑誌買わないなぁ。と

週刊コミタン! 2015/07/19号

来週の気になるタイトル
[weekly class=month day=1]月[weekly class=day day=1]日
・・・
[weekly class=month day=2]月[weekly class=day day=2]日
[addLink]『シャドルーのベガさん』(大和田秀樹・カプコン/スクウェア・エニックス/ビッグガンガン)[/addLink]
・『ハイスコアガール』の人気から始まった連載だと思うが、コロコロでスト2の漫画とか読んでいた世代には懐かしい。☆☆

[addLink]『Im ~イム~』(1)(森下真/スクウェア・エニックス/少年ガンガン)[/addLink]
・エジプトモチーフのファンタジー。アヌビスとか出てきて格好いい(小並感)ガンガン本誌で久々に期待できそうな少年漫画。

[weekly class=month day=3]月[weekly class=day day=3]日
[addLink]『つまさきおとしと私』(1)(ツナミノユウ/講談社/ITAN・ねとらぼ)[/addLink]
・人気はすでにカルトの領域。つまさきおとしという謎の妖怪と、学校にも世間にも馴染めない私の人間ウォッチングとじっとり絡まる共依存。不気味でハマる単行本。固定ファンの多い作家なので同日発売『蝉丸残日録』と二面とりつつ、単品で見ると新規はギャル子や鬼灯といったライト層の中で「何か持ってる」人という読み。
・かなり読まれてるイメージがあるしネットでの評判も良い。今までで一番売れ感ある。
・装丁もカルト。

[addLink]『蝉丸残日録』(1)(ツナミノユウ/講談社/モーニング・ツー)[/addLink]
・蝉になってしまったサラリーマンの話。蝉になってしまったことで寿命が迫っていることに焦燥する命懸けのギャグ。シュールな笑い。後述の麻生さんとなら良い職場になりそう(笑)☆☆☆
・尊敬されたい、対面を保ちたい、蝉サラリーマンの小物感がたまらん。『つまさきおとしと私』と並べるとなんとなく作者のパーソナルが見えてくる。

[addLink]『ハケンの麻生さん』(1)(仲川麻子/講談社/モーニング)[/addLink]
・会社の机で蝶の幼虫を飼っている虫好きOLのお話。とっつきやすい絵柄で人気でそうと思ったが、メインターゲットであろう20~30代の働く女性に「虫」というテーマが嫌厭されてしまいそうな気配。売れ指数☆☆☆

[addLink]『バトルスタディーズ』(2)(なきぼくろ/講談社/モーニング)[/addLink]
・寮生活のあれこれや紅白戦あたりが収録されるのではと思う。新入生の実力が見える巻。正直面白い。☆☆☆☆☆
・高校野球シーズンなのでジリジリ置きたい。歴代野球マンガ、という括りでも比肩するところのある作品。
・この巻から本当に面白くなる。長く続けば名作になると思うので、長く続けてもらうためにも売りたい。スポーツ誌のコーナーでこそ売れそう。

[addLink]『繋がる個体』(1、2)(山本中学/講談社/モーニング)[/addLink]
・義理の姉妹との三角関係を描いた作品。連載ではあおりが面白くて結構楽しみにしていました。絵で好き嫌いが分かれそうですが、話はめっちゃ面白いのでオススメ。☆☆☆☆
・個人的に絵柄は上手いかと聞かれたら下手だけど気にはならない。面白さは文句ないので評判による伸びに期待。

[weekly class=month day=4]月[weekly class=day day=4]日
[addLink]『マッシュルーム』(1)(小池ノクト/幻冬舎/コミックBIRZ)[/addLink]
・恐い方の小池ノクト。どの作品も全体的にはホラーテイストなので過去作と併売が良いと思う。☆☆☆

[addLink]『トコナツ』(1)(月子/幻冬舎/comicスピカ)[/addLink]
・BLになる手前を意識的に描いていて面白い。男性にもオススメ。☆☆☆

[addLink]『新装版ルナティック雑技団』(1)-(3)(岡田あーみん/集英社/りぼん)[/addLink]
・これまで未単行本化だったものが大量収録ということでここから推し必須。なかよし60周年とあわせて棚の時代感が仕上がってくるな。

[addLink]『町田くんの世界』(1)(安藤ゆき/集英社/別冊マーガレット)[/addLink]
・容姿成績運動神経どれをとっても平均以下の町田くんだけど気の利いた一言やちょっとした人助けをさらっとやってのけるナイスガイで読んでいて気持ちがいい。本誌で人気かは分からないが男性が読んでも面白い作品だと思う。

[weekly class=month day=5]月[weekly class=day day=5]日
・・・
[weekly class=month day=6]月[weekly class=day day=6]日
・・・
今週の思うところ
第二回マンガソンをやりました

コミック新刊一覧チェック! 2015年8月発売分

今月も配信はありませんでした。

期待作に◎、棚のワンポイントや物申すなタイトルに○付き。Googleスプレッドシートでの言及まとめ。コメント作業進行中。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1e3efe4HV8yIzOEtCsCwqvdbxnYrCfyIje1hKGAhSliU/edit?usp=sharing

8月の注目作(4人中2以上のもの)
◎/○ 4つ
08/07 講談社 週マガKC 彼女はろくろ首(1) 二駅ずい
08/08 新潮社 バンチコミックス 俺のプロレスネタ、誰も食いつかないんだが。(1) さかなこうじ

◎/○ 3つ
08/19 集英社 ヤングジャンプコミックス 怪人ようちえん monster’s kindergarten(1) 新貝田鉄也郎
08/19 集英社 ヤングジャンプコミックス 惰性67パーセント(1) 紙魚丸
08/20 徳間書店 ゼノンコミックス タレソカレ(1) モリコロス

◎/○ 2つ
08/01 一迅社 IDコミックス リーマンと外国人。 23。
08/04 一迅社 IDコミックス/REXコミックス つーつーうらうら☆ダイアリーズ通常版(1) TAGRO、ヤス
08/04 集英社 ジャンプコミックス ワンダー ラビットガール(1) 廣瀬ゆい
08/05 白泉社 花とゆめコミックス けだものにロリポップ(1) 仲野えみこ
08/07 イースト・プレス 騎士サーの姫 犬飼ビーノ
08/07 講談社 シリウスKC ゴロセウム(1) 馬場康誌
08/07 秋田書店 少年チャンピオン・コミックス・タップ! それでも世界を崩すなら 陸野二二夫
08/10 小学館 フラワーCアルファ 魔法自家発電 谷和野
08/10 少年画報社 YKコミックス 百万畳ラビリンス(上) たかみち
08/12 KADOKAWA ビームコミックス ダンジョン飯(2) 九井諒子
08/12 小学館 裏少年サンデーコミックス 銀狼ブラッドボーン(1) 艮田竜和、雪山しめじ
08/12 徳間書店 リュウコミックス 89番目のおんがく(1) 篠田芽衣子
08/20 徳間書店 ゼノンコミックス 老女的少女ひなたちゃん(1) 桑佳あさ
08/25 集英社 マーガレットコミックス 椿町ロンリープラネット(1) やまもり三香
08/25 祥伝社 FCオンブルーコミックス しるされしアイ たなと
08/26 小学館 フラワーコミックス 花に、かみつく(1) 加賀やっこ
08/上旬 ワニマガジン社 WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL だいたいめる子(仮) 縁山
08/上旬 ワニマガジン社 WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL 櫻井大エネルギー 櫻井エネルギー

週刊コミタン! 2015/07/12号

来週の気になるタイトル
[weekly class=month day=1]月[weekly class=day day=1]日
[addLink]『アルボスアニマ』(1)(橋本花鳥/徳間書店/COMICリュウ)[/addLink]
・19世紀プラントハンターを主人公に据えた作品。ちょっと抜けた主人公の魅力やそれを助けるバディものとして女性に売り出すのが一番動くと思う。『応天の門』や『TIGER&BUNNY』コミカライズなどの層。巻を重ねる毎にファンが増えそうな『マギ』感。
http://www.comic-ryu.jp/_arbosanima/
・17日のマギとは絶対並べて欲しい。
・↑せやね!

[addLink]『午前0時、キスしに来てよ』(1)(みきもと凜/講談社/別冊フレンド)[/addLink]
・女子高生がイケメン俳優に言い寄られる、というと設定だとありがちだけどとことん俳優がカッコいいのと甘やかしてくれるのと衆目を気にしないといけないのととにかくシチュエーションがいい。ファッション誌とのコラボも予定しているらしく、棚外からの目的買いにも期待したい。しばらくは少女マンガ棚でメインを張れる。

[weekly class=month day=2]月[weekly class=day day=2]日
・・・
[weekly class=month day=3]月[weekly class=day day=3]日
[addLink]『新戸ちゃんとお兄ちゃん』(1)(岡田ピコ/ほるぷ出版/ポラリス)[/addLink]
・少女漫画だとニートにも可能性がある!家族がカッコ良いor可愛いって設定はラッキーなのか?
[weekly class=month day=4]月[weekly class=day day=4]日
・・・
[weekly class=month day=5]月[weekly class=day day=5]日
刊行点数がオバケ
[addLink]『なのは洋菓子店のいい仕事』(1)(若木民喜/小学館/週刊少年サンデー)[/addLink]
・『神のみぞ知るセカイ』作者新作。まったりした雰囲気で肩肘はらずに読めるのが魅力。もう一冊でこれ、って感じですね。

[addLink]『親父衆』(大友克洋ほか/集英社/ジャンプ改)[/addLink]
・おやじマンガ家たちによるおやじ観察・スケッチもの。確かにこういうおやじたちは面白いのになかなか自分だと気づかないもんだ。桜玉吉と一緒に売りたい。
・オムニバスなので売れ数を読みづらい。こういうテーマもの好きなのでもっとやって欲しい。

[addLink]『サラリーマン金太郎 五十歳』(1)(本宮ひろ志/集英社/ヤングジャンプ)[/addLink]
・作品の勢いと面白さが全然衰えないのがすごい。これを気に未読の若い層へも売り込めないものか
・理論的なものがなく感情で会社や政治を動かす豪快さが逞しい。新人にはできない力技。
・『喝!風太郎』も面白いんだよなぁ。

[addLink]『SHINKAI』(1)(木田翔一・金成陽三郎/集英社/となりのヤングジャンプ)[/addLink]
・同テーマを題材にした数話の話を3~4回くらい読んだ気がするが単行本化はこれが初めてな気がする。深海って未知だから面白い。

[addLink]『BUNGO―ブンゴ―』(1)(二宮裕次/集英社/ヤングジャンプ)[/addLink]
・リトルリーグもの。『バトルスタディーズ』との併売や『アオアシ』などとの併売も良さそう。

[addLink]『極光ノ銀翼』(1)(松田未来/画楽.mag/ホーム社)[/addLink]
・熱い空中戦が堪能できる。『SWIFT!』といいしばらくはこの路線で行くのだろうか?『紫電改のマキ』の隣は固い。

[weekly class=month day=6]月[weekly class=day day=6]日
[addLink]『そうは言うけど あかりさんちの実験婚』(1)(本庄みのり/徳間書店/ぜにょん)[/addLink]
・結婚したら幸せになれるのか?という疑問のもと、とりあえず結婚してみた主人公の結婚生活。結婚という行為をエッセイ的な軽やかさで描いているのは面白い。まずは女性に向けて。
・表紙がだいぶ可愛らしい感じに仕上がっているのに題字が…
・『グッドナイト』(祥伝社)や『逃げるは恥だが役に立つ』(海野つなみ)と併売します。
今週の思うところ
・・・