週刊コミタン! 2015/08/09号

来週の気になるタイトル
[weekly class=month day=1]月[weekly class=day day=1]日
[addLink]『櫻井大エネルギー』(櫻井エネルギー/ワニマガジン/快楽天)[/addLink]
・非成年系快楽天。道満晴明の水爆シリーズみたいな位置づけだがちょっとテンションがイカれていて驚く。お値段は大人向けだが同日の縁山、そのほか位置原光Zや陸野二二夫と並べると夏バテも吹っ飛ばせそうやん。
・かふん、紙魚丸あたりの絵柄が好きな人にはオススメ。スペリオールにも読切を描くなど一般紙への進出もありそうな今旬な作家。

[addLink]『魔法自家発電』(谷和野/小学館/flowers)[/addLink]
・現実にちょっとファンタジーを織り込んで問題(主に登場人物の心情的なもの)を解決する見せ方が上手い。とても「flowers」っぽい短編を作るので年かさまでカバーできるイメージがある。表紙がわかるようなわからないようなものなのは残念だが推しがいのある作品。田中相などとも併売したい。
・前作がふるわなかったので配本が絞られそうだが、判型にとらわれずフィーヤン、やわスピラインで併売したい。

[addLink]『百万畳ラビリンス』(上)(下)(たかみち/少年画報社/ヤングコミック)[/addLink]
・森見登美彦の『四畳半神話大系』みたいだよなーと思いつつ、たかみちの絵柄は夏に一度は読みたくなる。
・表紙のワクワク感、これは面だしせざるを得ない。ぱっと見ダンジョンものって感じもするし今までと違った層を取り込めるかも。

[addLink]『陽の当たらない小出くん』(1)(石川ローズ/双葉社/月刊アクション)[/addLink]
・『やわらかロック』に比べてだいぶ売れそうな感じに仕上げてきた。スクエニのコーナーでの併売が良いでしょう。最近の他社のスクエニ縄張り狙いがすごい。
・ひとつには他の出版社がほとんど客層を絞れていないから他者にイメージが薄いということで、もうひとつはスクエニが低年齢層やライトなマンガ読み層をがっつり掴んでいること。

[addLink]『花見沢Q太郎短編集 変態兄と中2の妹』(花見沢Q太郎/双葉社/コミックハイ!)[/addLink]
・すげータイトルだな(笑)買うけど!花QとゼZERRY藤尾の合同誌とか読んでみたい。

[addLink]『青春のアフター』(1)(緑のルーペ/双葉社/コミックハイ)[/addLink]
・相変わらずの仄暗い展開だが、『放課後ミンコフスキー』ほどSF展開でないのでファンタジーラブコメとして読める。
・表紙もおとなしくだいぶ一般層に売りやすくなったと思う。絵柄がどんどん読みやすくマイルドになっていくのは喜ぶべきか悲しむべきか。

[weekly class=month day=2]月[weekly class=day day=2]日
・・・
[weekly class=month day=3]月[weekly class=day day=3]日
[addLink]『ダンジョン飯』(2)(九井諒子/エンターブレイン/ハルタ)[/addLink]
・なんで盆前やねん!追加注文のスタックがどう解決するのか読めない。

[addLink]『89番目のおんがく』(1)(篠田芽衣子/徳間書店/COMICリュウ)[/addLink]
・表紙のえぐい感じの通り(いい!)、ゴリゴリえぐってくるマンガ。喪った兄そっくりにピアノを弾着続けることで空っぽになる主人公に近づいていくる、可愛いけど裏のありそうな少年。絵の迫力もあって少しサスペンスっぽさが漂う。
・魅力的な表情を描ける作家なので切り抜き等でガンガンアピールしたい。

[addLink]『9時にはおうちに帰りたい』(2)(青色イリコ/講談社/Kiss)[/addLink]
・タラレバ27に対して9売れているのでかなり棚で頑張ってくれている。やっぱりみんな9時には帰りたい。

[addLink]『銀狼ブラッドボーン』(1)(雪山しめじ・艮田竜和/小学館/裏少年サンデー)[/addLink]
・絵や話しや雰囲気がダーティでカッコ良い。過去の英雄が現役に引っ張りだされて老骨にムチを打つ感じも愛らしくも頼もしくカッコ良い。男女両サイドに売りたい作品。併売は『ヨルムンガンド』『ブラックラグーン』『ノーガンズライフ』だがもう少し女性よりなイメージ。

[weekly class=month day=4]月[weekly class=day day=4]日
・・・
[weekly class=month day=5]月[weekly class=day day=5]日
・・・
[weekly class=month day=6]月[weekly class=day day=6]日
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今週の思うところ

週刊コミタン! 2015/08/02号

来週の気になるタイトル
[weekly class=month day=1]月[weekly class=day day=1]日
・・・
[weekly class=month day=2]月[weekly class=day day=2]日
[addLink]『つーつーうらうら☆ダイアリーズ』(1)(ヤス・TAGRO/一迅社/コミックREX)[/addLink]
・ハイエース30系に乗って日本全国津々浦々を旅する青春SFロードムービーだそうです。
・ハイエース30系に乗って日本全国津々浦々を旅する青春SFロードムービーなマンガもある。

[addLink]『ワンダー ラビットガール』(1)(廣瀬ゆい/集英社/ジャンプSQ.)[/addLink]
・特殊性癖持ちの女の子たちを攻略しまくる邪道ハーレムもの。絵が上手で女の子が可愛い。
・主人公のネジが外れたDT行動、謎の力によってガンガン言い寄ってくる女の子の手練手管もイカれていて予測不可能なギャグマンガと化している。『CHERRY TEACHER佐倉直生』と同じ学校だと思うと二粒美味しいぞ。

[weekly class=month day=3]月[weekly class=day day=3]日
[addLink]『けだものにロリポップ』(1)(仲野えみこ/白泉社/LaLaDX)[/addLink]
・今月少女マンガで最注目。ケモ王子様系男子となーんとなくその周りにいて仕えてるリトル女の子という構図は『帝の至宝』に通ずる慣れたところ。可愛らしくて素晴らしい売れ感。

[addLink]『世界で一番悪い魔女』(1)(草川為/白泉社/LaLaDX)[/addLink]
・とある秘密を抱えた大魔女と天才教授の放浪もの。こちらはなーんとなくだが白泉社ファンタジーラインでは動くような感じがある。

[weekly class=month day=4]月[weekly class=day day=4]日
[addLink]『花と黒鋼』(1)(篠丸のどか/講談社/ヤンマガ3rd)[/addLink]
・可愛い女の子といかついロボットの組み合わせ。メインターゲットは女性かな。

[addLink]『Back Street Girls』(1)(ジャスミン・ギュ/講談社/週刊ヤングマガジン)[/addLink]
・WEBなどで結構盛り上がってる?らしい。瞬間的な勢いに気をつけたい。絵柄は平本アキラ風なので動いている『監獄学園』と併売も良し。
・これぞ飛び道具。指詰めの代わりに去勢された(!?)ヤクザがアイドルをする話。親分のアイドルへの理解がバカバカしくて笑える。磯部磯兵衛物語みたいな動き?

[weekly class=month day=5]月[weekly class=day day=5]日
[addLink]『臆病の穴』(1)(史群アル仙/秋田書店/Championタップ!)[/addLink]
・初?商業誌作品。前作『今日の漫画』に比べ価格も抑えられているので多くの人に手にとってもらいたい。

[addLink]『それでも世界を崩すなら』(陸野二二夫/秋田書店/Championタップ!)[/addLink]
・『つまさきおとしと私』をちょっと想像していただく感じで、友達のいない女子中学生と悪魔。ギャグのテンションが高く、うすた京介やとよ田みのるが好きな人とはとても相性がいいと思う。初単行本の新人だが今月差をつけるならこの一冊で。

[addLink]『騎士サーの姫』(犬飼ビーノ/イースト・プレス/Matogrosso)[/addLink]
・SDガン◯ムっぽいキャラがサークルを作って紅一点の女子をちやほやしたりなんだり。ファンタジーとして結構面白い。

[addLink]『彼女はろくろ首』(1)(二駅ずい/講談社/別冊少年マガジン)[/addLink]
・ろくろ首の女の子の青春ラブコメ。『富士山さんは思春期』との併売が良いと思う。
・個人的な観測範囲だともっとピンピン系の『だがしかし』『亜人ちゃんは語りたい』なんかを好きな層に受けている印象。
・今月の圧倒的売れ感。マッハで確保して盆を越したい。アニメ化発表の『ふらいんぐうぃっち』なんかはガッチガチのお隣。

[addLink]『ゴロセウム』(1)(馬場康誌/講談社/ネメシス)[/addLink]
・SFっぽい設定だけど結局げんこつでガチンコする。相変わらず筋肉が綺麗で上手い。プーチンやらなんやらが出てくるパロディ感も面白い。
・やはり動作を描くのが上手くバトってるシーンは見応えがある。
・『喧嘩商売』、『監獄学園』横でも。

[addLink]『ひとはけの虹』(1)(Cuvie/講談社/ネメシス)[/addLink]
・表紙が良いかんじ。Cuvieはここら辺の時代を描かせるといい仕事をする。
・『絢爛たるグランドセーヌ』といい、歴史物でノッてきている作家だと思う。こちらは色気があるので男性から入りたいがやや女性にも。

[addLink]『みずいろミュージアム』(1)(あさみゆとり/芳文社/まんがタイムスペシャル)[/addLink]
・表紙の色彩が綺麗で目を引くと思うので面で出したい

[weekly class=month day=6]月[weekly class=day day=6]日
[addLink]『ファイブスター物語』(13)(永野護/KADOKAWA/Newtype)[/addLink]
・ついに発売されるらしい。普通に13巻表記で表紙も通常版から変わらずなのでリブート勢にやさしくない。リブート版も出るらしいがいつになるのか。
・ついに、ついに。コミック担当者としては初めて新刊を売ることになる。しかしヘビーメタル→ゴティックメードの流れはいったいどのように扱われるのだろうか。

[addLink]『俺のプロレスネタ、誰も食いつかないんだが。』(1)(さかなこうじ/新潮社/くらげバンチ)[/addLink]
・若いプロレスファンも増えていると聞くので意外と伸びるかも。少し古い絵柄も内容とマッチしてる。『しんにち!』とは並べたい。
・プロレス詳しくない人にふらっと買ってもらうでもありだと思う。
・最近のプロレスものといえば『強くてカッコイイ女子は好きですか?』(川村一真)もどうでしょうか。こちらは女の子かわいい軸の作品。

今週の思うところ
・戦後70周年企画ものがぼちぼち目立つようになってきた中でも双葉社『マンガでわかる戦後ニッポン』に手塚治虫『紙の砦』が収録されているので非常にプッシュしたい。