週刊コミタン! 2016/05/29号

来週の気になるタイトル
05月30日
『淋しいのはアンタだけじゃない』(1)(吉本浩二/小学館/ビッグコミックスペリオール)
・(m)取材ものという点で吉本浩二らしい一作。今回の取材対象はろう者で、目覚ましのくだりや電車のこと、正直思いもよらなかった苦労のエピソードが多く作者らしい丹念な作りを感じる。
・(m)そしてなんといっても衝撃の「佐村河内守」編。一人のろう者としてどうかという作者の視線は、報道当時我々がいかにろう者のことを知らずそのため側面的にしか想像が働いていなかったことを思わずにはいられない。今月のピン推しタイトル。旧作も少し揃えるつもり。

『肉女のススメ』(1)(小鳩ねねこ/少年画報社/ヤングコミック)
・(m)女子×グルメはまだまだでるよ。エロいでもあり可愛いでもあり、同日発売の『僕らはみんな河合荘』の横が鉄板。pixivでもなかなか注目を集めているようなのでお見逃しなく。いいね!的ポイントで甘詰留太の5倍ぐらいとは。場の力を感じる。
・(凹)食欲系女子は可愛いっすね。メインの女の子より受付の子の方が登場回数多くない?『ネトラレミノル』と併売でも面白いかも。Cさんと難さんは好きそうだなと読んでた。
・(く)かわいい表紙で攻めてこなかったのはちょっと驚いた。新刊台から外れたら『のみじょし』と。
・(m)装丁は確かに。女性層も取り込めるという判断か。

『ヒュプノス』(1)(成瀬乙彦/小学館/スペリオール)
・(凹)初期の寄生獣みたいな雰囲気。深さは分からないがダークさに感じ入るものがある。

05月31日
『KILLER QUEEN』(紙魚丸/コアマガジン)
・(凹)吉良吉影やフレディー・マーキュリーでは無い方。成人漫画あがりの作家コーナーを作る!かかってこい!青少年育成条例!
06月01日
『取水塔』(粟岳高弘/駒草出版)
・(凹)同人誌持ってるけどなぁ。商売上手。
06月02日
・・・
06月03日
『症年症女』(1)(西尾維新・暁月あきら/集英社/ジャンプSQ.)
・(m)最近西尾維新原作が(講談社中心に)多いが、暁月あきらからは西尾維新を一番うまくマンガにできるのは俺だ!という力を感じる。
・(く)西尾維新原作と言われなくても分かるのは暁月あきらのコミカライズだけじゃないかな。他の作家と比べて頭三つくらい抜けてる。

『鬼滅の刃』(1)(吾峠呼世晴/集英社/週刊少年ジャンプ)
・(m)ビジュアルはかっこよく展開で暗くくる感じ、ジャンプが送り出すダークストーリーは一味違う。というか「ジャンプSQ.」かと思った。
・(m)装丁は流石に色合いがださい・・・ださくない?
・(凹)個人的には難しいと思ってる。
・(く)ジャンプのメイン読者がどう受け取っているのか読めない。順位的にアンケは良さそうだけど。20~30代がどれだけ手を伸ばしてくれるか。集英社青年にも積んだほうがいいかも。
・(く)モノローグとか技のコマ割りがとても下手なんだけど「ジャンプ」でそれが矯正されないってことは作者の拘りだと思うので思い描いている完成形が見てみたい。

『大正処女御伽話』(2)(桐丘さな/集英社/ジャンプSQ.)
・(m)重版かかっているらしい。定番置きにしてみるか。みんなもバブろう。

『HUNTER×HUNTER』(33)(冨樫義博/集英社/週刊少年ジャンプ)
・(凹)時間が空くと配本が心配。

06月04日
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今週の思うところ
『くしゅんッ! 』(ひだかあさひ/竹書房/まんがライフMOMO)
・(く)見逃してたけど装丁が良い。バンブーに置いたままでもしょうがないのでスクエニ、ポラリスあたりで女性に向けて出す。

週刊コミタン! 2016/05/22号

来週の気になるタイトル
05月23日
『ガールズ&パンツァー劇場版アンソロジー ハートフル・タンク・アンソロジー』(KADOKAWA)
・(m)27日劇場版DVD発売。そこまでの在庫をみこもう。

『ネトラレミノル』(1)(國本隆史/KADOKAWA/フラッパー)
・(m)学校一の美人と付き合っているものの、寝取られ属性に目覚めてしまった主人公。そういうフェチを何気ないシーンに見つけたりする話・・・で1巻は売れそうなんだけど今売りフラッパーからの新章がいささか暴力的すぎるような・・・。
・(凹)パンキってる。NTR嫌いだけどこれはなんか読める。
・(く)題材的に広まる要素ありあり。自発的にいざSEX!という段になると萎れるのに彼女が言い寄られる姿には息子も思わず元気100倍というシーンが涙を誘う。
・(く)表紙に力入りすぎてて試し読み出すと絵柄の違いが出過ぎてしまうなという懸念。

『疾風の勇人』((1)(大和田秀樹/講談社/モーニング)

・(m)大和田秀樹必殺・実在人物をテーマにしたオーバーストーリーもの。今回は所得倍増計画・池田勇人。「モーニング」層はここまで若いか?と思ういっぽう作者キャリアが引っ張れるレンジの一番若い層は池田勇人にピンとこないかも。でも見事に読みやすい話作りなのでビジネス系から売れたらなぁという手応え。
・(m)池田勇人で検索しても4番目にイケダハヤトが出る世界だから。
・(く)『アルキメデスの大戦』と本作で真面目/ぶっ飛びの対比で両方は手に取られなくてもどちらかは手に取ってもらえそうな感じはする。

05月24日
『おぼろ探偵帖』(山田章博/幻冬舎)
・(凹)明治東京の怪異探偵もの。八房龍之介、東雲騎人あたりが好きな人に。もちろんみなぎ得一好きにも。
05月25日
『おそ松さん』(1)(シタラマサコ/集英社/YOU)
・(m)自店にこぼれてくる需要も、追加がとれるのかも分からない。一応多めには手配した。

『はじめてのひと』(1)(谷川史子/集英社/Cocohana)
・(m)谷川史子の大人の恋愛。ちょっとした背徳感の潜む設定ながら、ベースはしっかりと谷川史子の清潔でキュンとくる感じがあるので従来のファンにも新しいお客さんにもと思える。
・(m)谷川史子の描く犬的年上男性だけどたまに男の顔で・・・的男性が良すぎる。

『アナグラアメリ』(1)(佐藤ざくり/集英社/マーガレット)

・(凹)正統派少女漫画な感じが良い。試し読み最後のページをPOPにして欲しい。
・(m)時代はマーガレット。
http://margaret.shueisha.co.jp/viewer/sato-z/anagura/latest/index.html

05月26日
『ひだまりが聴こえる?幸福論?』(文乃ゆき/フランス書院/Canna)
・(凹)茜田千のBL名義。『さらば、佳き日』と併売が良いでしょう。
・(く)『さらば、佳き日』の2巻初動以降追加が微塵も入ってこない…
05月27日
05月28日
・・・
今週の思うところ

コミック担当書店員による来月期待の新刊チェック! 2016年6月発売分

期待作に◎、棚のワンポイントや物申すなタイトルに○付き。Googleスプレッドシートでの言及まとめ。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1R98VWNI23EASHYn3V62BnayQq7GJwyBMFZvFDR3Npiw/edit?usp=sharing

配信の様子はこちら(数カ所カットしておりつなぎが不自然なところがあります)
参加者はm,く,バ,松,金と星取りには参加していないゲストがお一人。
前半は40代マンガ書店員3人と20代3人によるオタクジェネレーションギャップのトーク、後半から6月の新刊一覧チェックをスタートしました。

6月の注目作(8人中3以上のもの)
◎/○ 8つ
06/11 双葉社 アクションコミックス/月刊アクション 私の少年(1) 高野ひと深

◎/○ 7つ
06/09 新潮社 バンチコミックス わたしのカイロス(1) からあげたろう

◎/○ 6つ
06/10 小学館 ビッグコミックス あげくの果てのカノン(1) 米代 恭
06/23 講談社 モーニングKC ゴールデンゴールド(1) 堀尾省太

◎/○ 5つ
06/03 集英社 ジャンプコミックス 鬼滅の刃(1) 吾峠呼世晴
06/09 講談社 週マガKC 29歳独身中堅冒険者の日常(1) 奈良一平
06/13 徳間書店 リュウコミックス 頂き!成り上がり飯(1) 奥嶋ひろまさ

◎/○ 4つ
06/10 小学館 ビッグコミックス おやすみカラスまた来てね。(1) いくえみ綾
06/10 小学館 ビッグコミックス ごくりっ(1) 前原タケル
06/15 KADOKAWA ビームコミックス 本日の四ノ宮家 山田果苗
06/20 徳間書店 ゼノンコミックス 西荻窪ランスルー(1) ゆき林檎

◎/○ 3つ
06/01 駒草出版 駒草コミックス 取水塔 粟岳高弘
06/11 泰文堂 アース・スターコミックス グッバイエバーグリーン(1) せきはん(大森しんや)
06/17 リイド社 トーチコミックス 107号室通信 カシワイ
06/27 KADOKAWA 電撃コミックスNEXT でいとりっぱー(1) 長月みそか

○8つ、しかもそのうち◎が6つという怪物級の作品が。お楽しみに!

週刊コミタン! 2016/05/15号

来週の気になるタイトル
05月16日
05月17日
『新約Marchen』(1)(Sound Horizon・鳥飼やすゆき/講談社/マガジンエッジ)
・(m)「マガジンエッジ」ガールズサイドの本命。今年はサンホラノベライズコミカライズが賑やか。http://www.soundhorizon.com/information/index.php

『グリモワールの庭』(1)(はる桜菜/講談社/マガジンエッジ)
・(m)「マガジンエッジ」新作群の中で、看板であるサンホラ層との親和性も考えると一番の期待作か?魔法+寄宿舎系で少年バディものとしてグッとくるのが売りどころか。

『シュガードッグ』(1)(池野雅博/講談社/マガジンエッジ)
・(m)白と黒のコントラストのきいた画面作り、多種多様にいいとこ取りで個性づけされたキャラクターたちからは化ける可能性も感じる。

05月18日
『送球ボーイズ』(1)(フウワイ・サカズキ九/小学館/裏サンデー)
・(く)新都社時代からちょいちょい貼られててファンがついてたイメージある。『灼熱カバディ』以外でマイナースポーツの巻数短いの何かあったかしら
05月19日
『こども・おとな』(福島鉄平/集英社/ミラクルジャンプ)
・(m)効果的な「無言コマ」の使い方で叙情マンガの風格。作者の来歴は「週刊少年ジャンプ」男性向け作品ながら女性にも。…と思うけど前作同様やや装丁がやや濃ゆい。志村志保子の横にくる予定。

『ひゃくにちかん!!』(1)(那多ここね/集英社/となりのヤングジャンプ)
・(凹)今週はこれのために生きる!
・(m)子供オチモノ、売れ感がある。無表情気味な保護者役と動きが盛んな子供の組み合わせが○。
・(く)売れそう。はじめは女性層から取りたいから寄せて置く。装丁の色味で『ごっこ』を思い出した。

05月20日
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05月21日
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今週の思うところ
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