週刊コミタン! 2017/05/28号

来週の気になるタイトル
05月29日
『この愛は、異端。』(1)(森山絵凪/白泉社/ヤングアニマル)
・(凹)絵力がすごい作品。前作のほうが表紙で絵力を感じられた。
・(く)前作も一緒に置く価値あり
・(m)ネットリした絵の魅力がある。梅内創太と売れたら。Twitterで見た色紙のパワーが凄い。

『私は君を泣かせたい』(1)(文尾文/白泉社/ヤングアニマル)
・(く)最近よく売れる女の子同士のいちゃいちゃ漫画。タイトルが装丁と相まってすごく詩的に感じる。
・(m)百合は泣きが重要な感じある。

05月30日
・・・
05月31日
『正しいスカートの使い方』(位置原光Z/白泉社/楽園)
・(m)ひと月跨ぎで『幻想ギネコクラシー』購入者につなげたい。そして『波よ聞いてくれ』まで。

『ジャガーン』(1)(にしだけんすけ/小学館/ビッグコミックスピリッツ)
・(凹)スピリッツっぽいパンデミックサバイバル。ヒカリマンあたりとの併売が良さそう。一般店では案外伸びるかも。
・(m)主人公のライトな感覚にウケの広さ(共感しそうな幅)を感じる。電子向きな題材だしジリジリあがってきそう。

06月01日
・・・
06月02日
『終極エンゲージ』(1)(三輪ヨシユキ・江藤俊司/集英社/SQ.19)
・(m)ストーリーのコアがかなりはっきりしているので売りやすさがある。口コミの後伸びにも期待。

『ぼくたちは勉強ができない』(1)(筒井大志/集英社/週刊少年ジャンプ)
・(m)ヒロイン揃い踏みの良い表紙。褐色・・・スキ・・・。
・(凹)王道ラブコメな感じ。エロ過ぎない絵柄が良いような気がする。

『ROUTE END』(1)(中川海二/集英社/ジャンプ+)
・(凹)絵は上手ではないが特殊な設定とキャラクターが魅力的。少年ではなくヤンジャンの棚で。

『U19』(1)(木村勇治/集英社/少年ジャンプ)
・(く)短編も読んだ感じ作者の中で描きたいヒーロー像が固まっている用に感じる。イベント消化が上手いし学園ものとしてのレベルはなかなかに高い。
・(m)少しずつ評判あがってるような感じがする。

06月03日
休配日
今週の思うところ
・(凹)スピリッツの阿部共実『月曜日の友達』メッチャ良かった。

週刊コミタン! 2017/05/21号

来週の気になるタイトル
05月22日
『イノセントデビル』(1)(中村基・宗一郎/スクエアエニックス/ガンガンJOKER)
・(く)JOKERの売れ線ともあってるし目に付く装丁。
05月23日
『1122』(1)(渡辺ペコ/講談社/モーニング・ツー)
・(m)同日の鳥飼茜の隣案件。いまならいくえみ綾とも組み合わせることで売れが見込めるぞ。お好みで『恋のツキ』もトッピング。

『まどからマドカちゃん』(1)(福田泰広/講談社/モーニング・ツー)
・(m)喋らない女の子の顔芸とおっぱいが可愛い、それでいいじゃないか。と思いつつもしっかりしているオチと背景も楽しみどころ。
・(凹)妄想重視で設定が曖昧だが転スラみたいな女の子の表情がカワイイ。アダルトな展開には・・・ならなそう。
・(く)ツッコミのテンポが良いからスラスラ読めるし表情豊かで良い。相変わらず愉快な漫画を描く。

『新装版 げんしけん』(1)(木尾士目/講談社/アフタヌーン)
・(m)A5で1,400円税込みか~。コレクションだった。

『球場三食』(2)(渡辺保裕/講談社/アフタヌーン)
・(く)2巻目にして番長フレームだった事に気づいた…

『初情事まであと1時間』(1)(ノッツ/KADOKAWA/フラッパー)
・(凹)ノッツらしい作品。コレを読んでレッツ予習!
・(く)ツイッターに上げてた頃は前フリ1P漫画だったので肉付けの上手さに驚く。意外と知られていないけどネタ元はたいぼく先生。

05月24日
・・・
05月25日
『好きにならずにいられない』(2)(木村恭子/集英社/りぼんスペシャル)
・(m)ぜひ同日の谷川史子の横を試して欲しい。あの頃の気持ちを取り戻せる作家だと思う。既刊発注した。

『熱海の宇宙人』(原百合子/KADOKAWA/ビーム)
・(m)なんとなくいけそうな感じが。夏に良い表紙。

05月26日
・・・
05月27日
『ぎゃんぷりん』(1)(押切蓮介/双葉社/漫画アクション)
・(m)またしても装丁・・・。回送品だったり一部ネット書店で第一書影に帯がなかったりするので絵の方に作品要素をガッツリ入れたほうが良いような気がする。
今週の思うところ

コミタン!質問箱 第3回回答

数十年来、方々の書店でコミックを買っていますが、昔は新刊でも帯が無く、内容説明もカバーに載せられていないのが普通でした。その代わり、折り返し部分に同一レーベルの刊行状況が纏められていたり、新刊案内が挟み込まれていました。今でもそれを踏襲している単行本も存在しますが、単行本を通して作家名や作品名を知る機会が減ったように感じています。その間、店内の光景は、取次店の発売予定表や完全受注生産商品の申込書など、掲示物や配布物の種類や質に特段の変化があったわけでもなく、本の売り方が分からないと嘆く書店員には共感しかねます。頻繁に原画展を開いて編集部や作家宛の簡素なアンケートを実施する書店もあり、商品を売るだけではない実店舗の役割があると思うのですが、読者が気付かないところで販売手法が進化しているのであれば教えて下さい。

ご質問ありがとうございます。
「(書店の現場について)読者が気付かないところで販売手法が進化しているのであれば教えて下さい。」
という部分について私・三木の考える範囲でお答えします。
回答内容の前提として、私が現在の書店像を全体的に把握できていないためご質問者の方が想定する書店像とズレがあるかもしれないこと、また私がどこか単一の店舗について数年のスパンで具に観察をできているわけではない、ということをご容赦ください。

実書店の販売手法における総体としての進化はほぼ起きておらず、その進化に期待するのであれば相当な時間が必要となるはずです。

これは売り場を進化させるコミック担当者の被雇用状況や社内的立ち位置が大きい要因であると思われます。
・正規雇用扱いの人間が少なく勤続年数自体が短くなりがち
・担当ジャンル替えや店舗の異動が多い
・現場担当者のパート/アルバイト社員化に対して、教育と責任を付与できる経営体制不足
以上の理由で、コミック担当者に限らず書店員が売り場に進化をもたらす段階まで自身にも棚にも経験値を溜められていません。
先輩がそういう状態であれば新入社員に対してもそれ以上の技術的な継承は難しく、業界全体で見れば車輪の再発明をし続ける停滞状態にあると思います。


この記事を読んだ書店員で「本の売り方が分からない」と少しでも思う方は久禮亮太氏の著書『普通の本屋さんを続けるために』を読みましょう。これが経験値の土台になる一冊です。
一般販売はしていないので自店の店長に申し込んで恵贈本を取り寄せると良いです。

明日香出版社の書店様用の無料謹呈本「普通の本屋さんを続けるために」(久禮さんの新刊)が重版しました。しかしながら好評につき再び在庫切れになっております。増刷上がりまでお待たせいたしますが、 順次出荷手配を行っておりますのでお待ちください。この本売らないの??と店頭でも感想頂くほどの大反響を頂いております。有難うございます!

明日香出版社さんの投稿 2017年3月8日

ウェブでも読むことができるようです。
http://www.asuka-g.co.jp/event/1603/007768.html

一方で以上のような諸問題を積極的に、または偶発的にクリアした環境によってを得た進化で輝いている店舗もあります。
しかしこれはその書店にとって他店に優位をつけている競争力でもあります。
またはその進化を敷衍し他店に押し広げる体制が担当者の上位機能にない、ということもあるでしょう。

お客様の目線でいえばそういった輝いている店舗をどのように探すか、いかに気づくか、となると手がかりは少なく、イケてるコミック担当者を探している私もまた困っているところです。

ご質問への回答としては「進化はない、これからも薄い」というところですが、場をお借りして書店員に向けて「進化の土台を作ろう、まずは久禮亮太氏の本を読もう」と発信したいと思います。

コミック担当者に向けては「その土台の上に一緒に城を作ろう」。
コミック担当者に絞った議論はこちらから少しずつ。


流通面では入荷速度短縮等の進化はあるんですが、これは読者の方に気づいてもらって意味のあることではなく、やはり売り場の利便性や楽しさについては担当者が工夫を持つところでしょう。

週刊コミタン! 2017/05/14号

来週の気になるタイトル
05月15日
『モキュメンタリーズ』(1)(百名哲/KADOKAWA/ハルタ)
・(m)配本割れは世の中の期待の証・・・?モモナでモックなドキュメンタリーという形式の妙。このストーリーはこの世で本当に起きた(る)出来事なのかそうでないのか、でも登場人物の心の動きだけは本当だから事実起こるかどうかなんてことは大した問題ではなく、そうであるからこそ読書は楽しいと気づくパワーがある。
05月16日
『高倉くんは難しい』(1)(一條マサヒデ・サブリック/秋田書店/ミステリーボニータ)
・(m)ファンが多い作者。掲載誌での露出、認知が作者ファンの釣り堀からはズレているかもしれないので前にだそう。白泉社(女性)のイメージある。

05月17日
『塩田先生と雨井ちゃん』(2)(なかとかくみこ/イースト・プレス/pixiv)
・(凹)待望の2巻。1巻にクレジットナンバリングがなかったが人気のため続刊。相変わらずの2人が相変わらず愛おしく面白い。
05月18日
『漫画家本 Vol.1藤田和日郎』(小学館)
・(m)読んでみるまで分からない。マンガ家の頭の中、手元が分かる本自体が少ないので貴重だけど版元サイト見る限り評論に結構割いててう~んな予感。マンガ家ってかっこいい!みたいな本が良かったような。
05月19日
『すこしふしぎな小松さん』(大井昌和/白泉社/ヤングアニマルDenshi)
・(m)「SF好きな女の子」というフックが第一の売りどころながら、作者が読み手として積んできた経験(古本屋で大量のバックナンバーを見つけて思うところ)などが業の深い書籍好きに刺さりそう。読み手から書き手へ拡がる最終回は明るい。
・(凹)新城カズマとかのコメント欲しいなー。SFマガジンにも紹介させるなど。SFの人を引っ張ってくるのが良いかと。
・(く)大井昌和の引き出しの多さに驚く。こんな漫画描けたんすねぇ。

『氷の豚』(2)(浅田有皆/秋田書店/ヤングチャンピオン)
・(く)1巻の動きがよかった。このジャンルは何が動くか読みづらい。

05月20日
・・・
今週の思うところ