週刊コミタン! 2013/01/27号

来週の気になるタイトル
1月28日
『LOVE理論』(1)(佐藤まさき/双葉社/漫画アクション)
エロで売るのかコメディなのか、連載では新章に突入したことで岐路に立った感がある。正統派アクションのコメディとして売っていく予定なので、学生から30代あたりの若い男性が中心か。カワイイ女の子を喰ってしまうであろうキャラクターの存在が好意的に受け入れられれば長期的に回転するだろう。アクションは新連載陣がかなり熱いので、ここらへんのタイトルを積極的に売ることで、店にある程度はアクションの土壌を作っていきたい。

『LOVE理論』(1)(佐藤まさき/水野敬也/双葉社/漫画アクション)
全くモテナイ主人公に、ある日恋愛体育教師の幽霊が、女性にもてる“LOVE理論”を授けていく。原作は最近2巻が発売された『夢をかなえるゾウ』の水野敬也。ギャグ要素と肌色が多いのでアキバ界隈で先に話題になってから全国的に売れていきそう。
http://webaction.jp/lineup/58

1月29日
『ばぶれもん』(奥嶋ひろまさ/白泉社/ヤングアニマル)、『アキラNo.2』(奥嶋ひろまさ/少年画報社/ヤングキング)
2012年後半、最もオレを沸かせた『ばぶれもん』の発売ですよ!幕末に23区最強のヤンキーがタイムスリップするわけですが、タイムパラドックスもなんのその。浮世絵タッチでドラゴンボール描いたり、坂本龍馬がギター侍だったりと単純にコメディとしての質が高い。たまにシリアスになりますが、かるーく読めるのも魅力のひとつ。さらに、同時に連載していた『アキラNo.2』も発売なんて熱すぎる。こちらは縦社会で生きるヤンキーの努力と悲哀と下克上が満載のコメディ。ケンカなんかのバトル要素はやや多めになってきた。どちらも客層は限られそうだが、中身にフックが多いので、固く売っていきたい作品。

『ばぶれもん』(奥嶋ひろまさ/白泉社/ヤングアニマル)
ヤンキーや幕末という硬派なテーマをギャグに仕立てる辺り、なんとなく加瀬あつしの系譜を感じます。

『捨て猫に首輪』(宮田ワルツ/ぶんか社/無敵恋愛エスガール)
珍しくTLから。読んでいたのは「絶対恋愛SWEET」の方ですが宮田ワルツは一般誌に移籍してあたりそうな気がする。宮田ワルツについて自分はTL、りゅーと君は百合創作と全く違う把握をしていたのが面白かった。
TLを時点で推すのは初めてなので手探り。「Sho-Comi」とかの層あんまもってないんだよなぁ。

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