週刊コミタン! 2015/01/04号

本年もコミック担当者向けのガイドとして各員日々の研鑽を積んで参りたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

来週の気になるタイトル
1月5日
『ジュウドウズ』(1)(近藤信輔/集英社/週刊少年ジャンプ)
・架空の村での柔道無差別対決。前作のギャグ『烈!!!伊達先パイ』とは真逆のシリアス展開。個人的には結構好き。

『僕のヒーローアカデミア』(2)(堀越耕平/集英社/週刊少年ジャンプ)
・もうひとのびありそうかなさそうかというと微妙なところ。大人は買うが子供は買わない、非ジャンプ読者は買うがジャンプ読者はそんなに、というような感覚。特に起き方で工夫をするようなところはない。面。

『ウラカタ!!』(1)(葉鳥ビスコ/白泉社/LaLa)
・舞台美術専門のサークルでのドタバタコメディ。こういう縁の下の力持ち的なやつらの漫画はもっとあってもいいと。何でも出来るようなやつらなので話しやキャラの広がりに期待できる。
・どんな題材でもマンガにしてくるなぁ。それだけに掴みどころが。

1月6日
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1月7日
『北斎先生!!』(1)(城戸みつる/講談社/ARIA)
・破天荒葛飾北斎伝。『すごいよ!!マサルさん』とか『ニーチェ先生』『坂本ですが?』好きな人に売りたい。ARIA連載ってことで著者は女性?ジャンプSQ.でもショートギャグをやっていて結構好きです。
1月8日
『さよならガールフレンド』(高野雀/祥伝社/フィールヤングほか)
・宇仁田ゆみさんのような太めの線で写実的に現代女性を描いている。好き嫌いの分かれそうな作品だが、短篇集なので買いやすいのでは?「あたらしいひふ」の作者だったんだね!mytがティアで買っていたのを覚えている。
・表紙の色数が多くてよかった。実は男性のほうが読者層として想定しやすい。サメマチオや田中相と。
・表紙をきちんと見て漫画を買っていく人たちは掴めると思う。フックとして使っているであろう帯がネックでもある気がする
1月9日
『放課後ミンコフスキー』(1)(帯屋ミドリ・青柳碧人/講談社/週刊ヤングマガジン)
・ポ○ジュースに触れるとタイムスリップするという青春SF。絵柄が暖かい感じなのであまりSF感が出なくてそれが逆にいいかもしれない。

『恋と嘘』(1)(ムサオ/講談社/マンガボックス)
・『パンツァークラウンフェイセズ』の設定を恋愛に特化したような感じ。(わかりづらい・・・?)『レトルトパウチ』読者に流したい。
・お色気枠。横槍メンゴはなるほど。

『恋は雨上がりのように』(1)(眉月じゅん/小学館/月刊スピリッツ)
・純情美人女子高生が何故かバイトしているファミレスの店長に惚れて秘かに恋しているというおっさん得ファンタジー。可愛い女の子を愛でる漫画なので30代以上のビジネスマンがメインだと思う。
・女の子を描かせたら抜群だと思ってました(あとづけ)
オッサンがあまりにかっこ悪いので女性の共感は遠いかなと思うので男性に売りたい。表紙が新年早々最高にクールな出来。
・恋心以外の部分も含めて女の子可愛いだけじゃなく青春な漫画。目線が買い手側に向いている力強い装丁が良い。

『でぃす×こみ』(1)(ゆうきまさみ/小学館/月刊スピリッツ)
・ゆうきまさみ版まんが道。とにかくギャグが面白い。白暮と同数かそれ以上は売りたい。
・ゆうきまさみの名前で買う人には同発『白暮~』の横で。この作品の魅力はゆうきまさみを知らない層に対する訴求力が高いことなので絶対にピン押しする必要がある。ピン押しと書いたのは、ベテランのイメージを排するために『白暮~』が隣になくてもいいだろうというぐらいのこと。
・色んな要素があるけどどれがいいとかじゃなくて単純に面白い。漫画好きには白暮よりも売れそう。

『一変世界』(1)(明治カナ子/新潮社/go!go!バンチ)
・巫女見習いちゃんが可愛い異世界ファンタジー。ベテランだけどコミティア勢が好きそうな絵柄と内容。
・8日売り高野雀とティアティアしいのダブルパンチ。

1月10日
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今週の思うところ
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レポート(myt調べ)

今週はお休み