コミタン！ブログ部

『おもちゃの教祖さま』(高崎ゆうき/幻冬舎/コミックバーズ)
・身体が成長しない女のコ(?)が、永遠の幼児性の象徴なのかロリコン達の神・教祖としてドタバタするコメディ。続きそうだったが巻数ないのはビックリ。

『きょうから四姉妹』(1)(きづきあきら・サトウナンキ/幻冬舎/コミックバーズ)
・御徒町鳩も四姉妹ものを描いていてなんだか共時性が。こっちはうち1人が性転換ということできづナン感が強い。

『ラチェット・シティ』(上・下)(山下ユタカ/エンターブレイン/コミックビーム)
・情緒あるヤンキーものということで『ヤンキー塾へ行く』(講談社)と併売したい。

『フューチャーカードバディファイト』(1)(田村光久/小学館/コロコロコミック)
・幅広い年齢層に売れているバディファイトのコミカライズ。TCGの中では新参だが、1パック100円で販売するブースターなど、価格の面から既存のタイトルを凌駕するほどの売上げを見せている。通常版と限定版に2種類があるが、通常版にしか付いていないカードもあるため、どちらも需要がありそう。アニメも放映中なので、インショップの書店ではかなり強い商材になりそう。

『31☆アイドリーム』(1)(種村有菜/白泉社/メロディ)
・雑誌にあわせて・・・よりやや年若い31歳女性を扱いつつも、中身は若返りものとやはりファンタスティックなありなっち。発売日・判型が『猫と私の金曜日』に合わせてあるのは非常に良い。

『少年少女18禁』(1)(くずしろ/スクウェア・エニックス/ビッグガンガン)
・僕がくずしろを認識した作品。併売は『道長さん』。

『のらうさぎ』(2)(小城徹也/スクウェア・エニックス/ヤングガンガン)
・ゆるく読めてストレスフリー。『らーめん娘』より卑猥じゃないので中高生にも。

『幻想ギネコクラシー』(1)(沙村広明/白泉社/楽園)
・沙村ギャグオムニバス。ホンマ天才やな。
・文脈は年齢層高めのギャグ。装丁でそうと分からないので左右を『お前はまだグンマを知らない』(新潮社)などで固める。

『足洗邸の住人たち。【完全版】』(1)(みなぎ得一/ワニブックス/コミックガム)
・通常版より判型の小さい完全版。うーん。描き下ろしだけのために買うか否か。ファンをおちょくってるよなー。

『極上ビーフカレー、秘密入り』(藤緒あい/小学館/Cheese!)
・最新号での掲載作は餃子で、コミックスはビーフカレー！コミックスでは、おじさん押しが目立った著者が短編集では若い男の子を描いているので、既存の読者には混乱を招くかも。棚回転の非常に良い作家なので、2014年も変わらず藤緒あいコーナーはやり続けたい。

『曇天にシリウス』(中島ベガ/小学館/ベツコミ)
・長編よりも短編や集中連載のほうが向いているイメージがあるので、ベツコミにおいて渡辺カナ的ポジションで読ませる作品をガンガン描いて欲しい。ここのところの小学館少女の棚の流行りとは違う気がするので、別マ作品の近くのほうが良さそう。

『いちごの入ったソーダ水』(1)(荒井チェリー/芳文社/きららMAX)
・どきどきヴィジュアル4コマを、今年は色々やってみます。

『世界征服～謀略のズヴィズダー～』(1)(鈴木マナツ・hunting cap brothers・ばう/一迅社/コミックREX)
・ケイトのCVは結構大事な要素だと思うが、ファンも多そうなので漫画も多分売れる。

『SK8R’S』(1)(トジツキハジメ/小学館/月刊スピリッツ)
・1話は去年最も気に入っていた短編。収まりがよかったのでまさか連載化するとは。単行本として売ることを考えると雰囲気先行になりそう。それでいえば作家従来のとおり女性へのほうが響くであろう感触だったが、表紙の色味はちょっと強い。

『東伍郎とまろすけ』(1)(長月キュー/小学館/ビッグコミックスピリッツ)
・いい作品だと思う。手原さんと雰囲気が似てる。
・昨年の月刊でかなり良い読みきりを書いていた作家の初コミックス。実は現段階でそこそこの問い合わせがある。どうもねこぱんちの読者が著者の初コミックスということで問い合わせしてきているよう。もともと、ねこぱんちで描いていたようなので、そちらの棚での展開もアリか。

『モトカノ☆食堂』(1)(大井昌和/双葉社/漫画アクション)
・SF人情モノ。『スペースダンディ』とか『空想亭こばなし』とかが合いそう。モトカさん何歳なん？
・流行のグルメマンガとは少し違うライン。SFではあれど、サイエンスフィクションよりはすこしふしぎ系なタイトル。アラサー男子直撃な気がするので、強烈に男性に売っていきたい。最近、この作品はどこか『スペースダンディ』っぽいなと思った次第なので、コミックと併売するか悩みどころ・・・。

『酒の友・めしの友』(安倍夜郎/実業之日本社)
・マンガとエッセイの合わせもの。

『野武士のグルメ』(久住昌之・土山しげる/幻冬舎)
・追加は非常に取りづらそうだが要チェックな1冊。『孤独のグルメ』の後継というべきか。

・栗田が新刊書籍の遅配。そのほか2日連続定時に間に合っていなかったりと、すき家といい世の中ちょっとざわついてますなぁ。(その後無事に届き時間も普通になりました)

・ネルヤの「俺マン配信を見て五反田に来ました」と言うお客さんが来た！すごい！

・コミックウォーカーまだ見れてない。

『聲の形』(3)(大今良時/講談社/週刊少年マガジン)
・順調に売上を伸ばしている。どんどん可愛くなっていく西宮とのボーイミーツガールがストーリーの本筋だが、ただのラブコメにはならないで欲しい。
・ここ最近のラブコメ感よ。別の層、アキバ系的なところが食いつくのだろうか。粛々と。

『30センチスター』(1)(北野詠一/講談社/マガジンSPECIAL)
・人気バンドの天才ヴォーカルとそれに憧れるただの高校生のバンドストーリー。『BECK』と『Eから弾きな』を足して割ったような作品。バランスが良い。

『週刊少年ガール』(1)(中村ゆうひ/講談社/マガジンSPECIAL)
・面白さを伝えるのが難しい作品だが絵の巧さは一番の引きかと思っている。併売は『空が灰色だから』(阿部共実/秋田書店/週刊少年チャンピオン)。
・半年ぶりの「まんきき」刊行。併売は奇しくも前号まんききだった『不死身ラヴァーズ』を買ってくれた人を確実に掬いつつ、流し込み元として『干物妹!うまるちゃん』(サンカクヘッド/集英社/ヤングジャンプ)がついてくれたら。
・この発想がすごい2014ってくらいの斜め上行く展開が魅力のオサレオムニバス。シュールギャグとかナンセンス系作品との親和性が高そうなので、久米田康治とかと売りたいなーと。内容の説明は難しいので、とりあえず女の子推しで若い子に読ませて、スゲーマンガだ！と思わせられたら最高だなって。

『citrus』(2)(サブロウタ/一迅社/百合姫)
・装丁も良さそうだし絵も綺麗。この作品をフックに百合層を広げていきたい。
・装丁がかなり良い。男女問わずに動いている作品で、メディア化を除いたら最も売れているタイトルなのではないだろうか。
心よりも体の距離が先に近くなるストーリーは、男性が支持する傾向が強く感じるが、2巻ではお互いの心の距離が縮まり、求め合い依存していくのか否か！のような熱い展開も待っている。玄人にも初心者にも勧められる素晴らしい百合作品。

『二ツ星駆動力学研究所』(1)(林健太郎/集英社/となりのヤングジャンプ)
・かつてのミニ四駆世代（アラサー）には刺さる。ミクの実績で配本されると少なそうなので注意。

『西向きマイルーム』(1)(若狭たけし/小学館/サンデーGX)
・西遊記インアパート。日常系ギャグ、ちょい下ネタ。『仮面ボウラー』より個人的には売りづらい。

『ひとよひとよに乙女ごろ』(今村陽子/少年画報社/チェンジH,ヤングキングアワーズGH)
・女子に売れるトランスセクシャルもの。兵士を強化する段階での女体化という恐ろしいストーリーだが、時代設定と軍人という属性は女の子ウケがよさそうななので『彼女になる日』あたりと併売して女子向けTSの棚をつくりたい。装丁もピンクベースで少女棚との相性も良さそう。

『スパイの家』(1)(雨松・真刈信二/講談社/アフタヌーン)
・アフタヌーンらいし骨太なストーリー。ステルス戦闘機のネジを秘密裏に生産していた町工場が舞台・・・って凄い作りだ。同日に『ヤミの乱破』(4)(細野不二彦/講談社/イブニング)と同発！スパイアンドスパイ。細野不二彦が生み出すドラマに負けてないと思うのでここは並べて面にしたい。アフタの骨太系なら『キヌ六』、『タナトスの使者』、『ネメシスの杖』とアピール。

『もやしもん』(13)(石川雅之/講談社/モーニング・ツー)
・劇中では1年間で終了。『銀の匙』が伸びていることを考えるともう少しやっても良かったのではないかと考えてしまう。

『独身OLのすべて』(1)(まずりん/講談社/モアイ)
・『ZUCCA ZUCA』と同様WEB発フルカラーコミック。ネタは面白いのだが単価が高い。
・エッセイものとしては『ZUCCA ZUCA』枠の後継でターゲット層はタイトルの通り。「フィールヤング」よりも随分ポップに「独身OLとしてのいわゆる負け感」がシバかれている。ギャグマンガ枠。

『空想亭こばなし』(横尾公敏/講談社/イブニング)
・『ロボット残党兵』より格段に読みやすくなっているので中年男性層に売っていきたい。アフタヌーン作品などと親和性高そう。

『罪人さんと、田中さん。』(1)(マジコ！/徳間書店/コミックゼノン)
・シルフ、ジーンあたりの客層に投げていきたい。この辺の客層を伸ばせるともっと売上が楽になるのだが。

『パレス・メイヂ』(2)(久世番子/白泉社/別冊花とゆめ)
・本誌では作品解説の付録がつくなど堂々の看板感。ここからはこれをシグナルに左右に流したい。少女マンガ的おねショタ/歴史ロマン・・・探さなきゃ。歴史ものは逆が多いですよね。女のコが幼い。

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『第三次性徴期、大塚くん！』(1)(君塚力/スクウェア・エニックス/ガンガンオンライン)
・エロありギャグあり昭和あるあるありと男子コミック層に広く売っていける。実は結構悲しい話。でも誰も気にしていないのでヨシ。
・見た目はおっさん、中身は思春期な大塚さんの悲しきギャグマンガ。『妄想高校教員森下』がバカ売れ中なので、そこのラインに載せて販売したい。棚は同じでも、スクエニの暴走キチ系ギャグとは一線を隔す堅実なつくりなので、コア層だけの森下よりも一般層にむけて売れそう。

『校舎の裏には天使が埋められている』(6)(小山鹿梨子/講談社/別冊フレンド)
・オビが全く内容を伝えていない。

『どうにもこうにも』(1)(日下直子/マッグガーデン/EDEN)
・今回はどうにかこうにかな装丁。字作りが面白い。

『月の珊瑚』(1)(佐々木少年・奈須きのこ/星海社/最前線)
・話は面白いけど値段が高い。やっぱり値段は結構ネックだと思う。

『りきじょ』(1)(歌麿/双葉社/月刊アクション)
・その体格だともうちょっと体重あるんでない？というツッコミはしたくなる。試合の熱い展開なんかから、『バガタウェイ』あたりの女子スポーツものと併売したい。フェチ路線でどの程度押していけるのかが測定できないので、スポーツ、百合なんかでの展開が中心になりそう。個人的に月刊アクションで一番期待していたタイトル。

『ちちゃこい日記』(1) (サワミソノ/双葉社/月刊アクション)
・田舎の女の子の日常生活。売れそうとは思うけど、もう少しあざとい「萌え」があっても良いかも。

『シガレットアンソロジー』(スクウェアエニックス/ビッグガンガン)
・ようやく発売しましたが、部数は思いっきり少なそうで重版もあまり期待できないかなぁという感じ。いまどきっぽい作家陣と、装丁からもスクエニの棚で売れるかは疑問。ヤンジャンとかそっちでの展開のほうが動くんじゃないでしょうか？
・これだけの延期はなんかモメてんじゃね？という悪勘ぐりで重版にあまり期待していない。
・やっと出ますね。

『いちばんいいスカート』(谷和野/小学館/flowers)
・「flowers」の質実剛健さを語る短編集デビュー。今年『ふきげんなからだ』(豊旗祐子/小学館/flowers)と並べて長く売っていきたい。女性作家の短篇集棚は若手からベテランまでフォローでき、ベテランの威光を若手に映しながらの販売が非常に使い勝手が良いのでオススメ。

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『深海魚のアンコさん』(2)(犬犬/ほるぷ出版/コミックメテオ)
・1巻推してるけどあんまり動いてない・・・。2巻併売してもう少し売り伸ばしたい。面白い展開できればイケると思うんだけど。

『初恋少年少女』(1)(フクシマハルカ/講談社/なかよし)
・全日制と定時制のすれちがい恋愛というふじつか雪『三日月とオレンジ』でやったテーマをどう売るかがなかなか難しい。三日月～よりも交際のペースは早いが、なかよしの棚では動かないと思う。フクシマハルカ自体の活動が長く、過去作の読者は卒業しているハズなので、新規に中高生を取り入れたい。幸いにも作品PVがあったりするので、そこをきっかけに誘導はできそう。なかよしと別フレをつなぐ作品として長期的に棚で仕掛けたい。今年の目標はりなちゃを卒業しようとする女の子たちにちょっと背伸びしたくらいのマンガを勧めて雑誌への誘導を図ることなので。ちゃおでは『おやすみメモリーズ』笹木一二三で同じことをしたい。
・PV作成などかなり力を入れている感じ。上記指摘の通りで年齢層は「なかよし」より高めを狙いたい。シュリンクパックだとしたら少し残念。剥いて試し読み作ってバーコード保存しておかなきゃ。

『ヒトミ先生の保健室』(1)(鮭夫/徳間書店/COMICリュウ)
・狙いは非常にわかりやすく「リュウ」のモン娘ものの流れ。徳間棚で『モンスター娘のいる日常』が動いているなら横。異形というテーマとベタ絵とからかなんとなく『おどろ領域なゆら』(幻冬舎)とのシナジーも感じる。
・アオハルよりは後発だったが単行本としてはハチスカさんに次ぐモノアイ漫画。リュウの文脈だと人外にカテゴライズされるんやろうな。「アナーキー・イン・ザ・JK」早よ！

『どうにもこうにも』(1)(日下直子/講談社/EDEN)
・こういうマンガ家の方って実際にいるから、実録なのではと考えると読んでてつらい。作者のとっつきにくさとも面白さとも言える独特な空気はマイルドになったので、一般層にも受け入れられるかなーと。元々、そっちの出身だが、装丁次第では少女の棚でも動きそう。
・『大正～』より読みやすくて良いと思う。『ダメな私に恋してください』(中原アヤ/集英社/月刊YOU)とか筒井旭と併売で。

『宇宙からの客』(星新一・押見修造ほか/秋田書店/ミステリーボニータ)
・星新一の新アンソロジーとしては2作目。前作も忘れずに補充しておきた。
・押見さん表紙で売れそう感ハンパない。

『薔薇王の葬列』(1)(菅野文/秋田書店/月刊プリンセス)
・水城せとなもそうだしこの辺の層プリンセス強いよなー。それを面白がれる読者を創る努力をせねば。

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「週刊ヤングジャンプ」2014 No.14(集英社)
・ふなつ一輝「妖怪少女-モンスガ-」新連載。読切の「もももけ」より面白くなっている。カレー食べまくってて良いｗレッツ大人のお仕事！