月: 2013年8月

『吉祥寺キャットウォーク』(3)(いしかわじゅん/エンターブレイン/コミックビーム)
・連載開始当初はいつからビームは考古学雑誌になったのか驚いていたが読み続けるうちに結構クセになってきた。登場人物をほとんど増やさず丁寧に掘り下げていく感じ。父親の本棚で読んだ『薔薇の木に薔薇の花咲く』とかもいま売ってみたいな。

『放浪息子』(15)(志村貴子/エンターブレイン/コミックビーム)
・志村貴子の新連載がどこになるのか気になりますね。「ぽこぽこ」はもう更新が止まって2年ぐらいなんでなかったことにしましょう。本命はやはり「エロF」かなー。
・久しぶりに「ぽこぽこ」みたら緑のルーペがいた。
・書籍扱いなのに、発売日ジャストの入荷で土日売り損じた感が。店舗によっては発売日割るんじゃないかと。今後、ビームの棚に完結したこのタイトルを置いているかどうかで店舗カラーを見極めることができるような気が。「ハルタ」が売れるか、「ビーム」かまだ見れるくらいかって判断材料ね。

『初めて、ください。』(桃井すみれ/小学館/Sho-Comi)
・読みきりで見かけたときは、Ｓ系の男キャラがでてくる作品を多く描いていた作家だと思ったけど、個人的に絵柄もキャラも好みなので棚で売っていきたい。

『シャアの日常』(1)(南北・本田雅也/KADOKAWA/ガンダムエース)
・ガンダム詳しくなくても分かる国民的キャラクター「シャア」。そのシャアの下町(？)での日常生活を描いたもの。KADOKAWAにはお家芸のこういうものをしっかり刷って欲しい。

『僕らはイタい生き物だ。』(1)(赤井吟行/アスキー・メディアワークス/電撃マオウ)
・アフターでデビューした著者だが、電撃への移籍も絵柄的にはしっくりくる。『げんしけん二代目』のアニメが当たっているので絵柄の違いはあるがその辺に投げてみたい。

『やさしいセカイのつくりかた』(4)(竹葉久美子/アスキー・メディアワークス/電撃大王)
・4巻発売を記念して「『やさセカ』Twitter総選挙」が催されるようだ。編集部的にはもっとこの作品を伸ばしていきたいようだ。

『絶望の犯島 100人のブリーフ男vs1人の改造ギャル』(1)(櫻井稔文/双葉社/アクション)
・『ギャル男vs宇宙人』(奇しくもタイトルも似ている)とか国友やすゆきか売れる感じのお店にオススメ。どんな店だ。

『富士山さんは思春期』(2)(オジロマコト/双葉社/漫画アクション)
・1巻は順調に動いている。2巻発売でも1巻と併売して売り伸ばしていきたい。
・予想以上の動きに今年度の話題になる感がすごい。女子の購買もあり、まだまだ伸びしろを感じる。

『ステューディオ5』(2)(竹内桜/白泉社/ヤングアニマル嵐)
・その魂は『いもかみさま』(1)(ひろやまひろし/同)へ。

『トンネル抜けたら三宅坂』(1)(森高夕次・月子/小学館/スペリオール)
・オヤジ下ネタの連続に、さすがに売れセンは感じない。
・これ昔、エニックスでやってたんだよなって考えると胸熱。当時よりも絵柄やテンションは落ち着いたが、表紙はなかなかに時代を感じる。もっこり描写も冴羽獠はアウトで小学生ならOKなのかと今さらながらに考えてしまった。
・ほんとだ、藤代健だったんだ。衝撃。

『フォーシーム』(1)(さだやす圭/小学館/ビッグコミック)
・娘さんもご活躍中ですがオヤジさんも素晴らしい昭和の男を描いています。

『出落ちガール 鈴木小波短篇集』(鈴木小波/少年画報社/アワーズ)
・売りたい。笠辺哲とかの横で売りたい。

『わたしの宇宙』(1)(野田彩子/小学館/IKKI)
・なんだか売れそうな気がしてきた。
・「IKKI」の表紙でそんな感じがしました。
・単行本表紙の遊び方が素敵。作品を読んでいる、読んでから見るとより理解できる素敵装丁。あとは帯でどこまでのネタバレをしてくるかが気になるところ。

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『おかわりっ!!めがみさまっ!!ああっ女神さまっ公式アンソロジー』(アンソロジー/講談社/アフタヌーン)
・長期連載と言うこともありかなりの豪華執筆陣。袁藤沖人の描くバイクはエロイ！

・23日の新刊量、尋常じゃなかった。

『惑星9の休日』(町田洋/祥伝社)
・重版めでたし。

『アド・アストラ』(カガノミハチ/集英社/ウルトラジャンプ)
・『ヒストリエ』の横から売れた。

『To LOVEる ダークネス』(8)(矢吹健太朗・長谷見沙貴/集英社/ジャンプSQ.)
・4日というよりも19日の貫禄が。

『フィルムコミック 風立ちぬ』(上)(徳間書店)
・「月刊モデルグラフィックス」に載ってた原作の方を頼むぜ！大日本絵画の『雑想ノート』と『泥まみれの虎』がまずまず売れています。前はミリものの流れで滝沢聖峰『ばら物語』と松本零士『ザ・コクピット』に繋げていた。棚サイズはボコボコ。

『バイオーグ・トリニティ』(2)(舞城王太郎・大暮維人/集英社/ウルトラジャンプ)
・内容がスッキリしてなくて1巻読者が離れるんじゃないかなーと危惧しています。
・1巻は初刊ということもあり動きは良かった。2巻でどのくらいつながるのだろうか？

『トライAンジェル』 (加地君也/集英社/ヤングジャンプ)
・読切かと思ったら連載で、連載かと思ったら短期だった。『ニセコイ』のフォロー的作品かと思っていてそこそこ人気もあるのかと思っていた。

『妖怪博士の明治怪奇教授録』(1)(たなかかなこ/集英社/グランドジャンプ)
・http://grandjump.shueisha.co.jp/manga/youkai.html　個人的に代表作は『身海魚』か『三獣士』。

『しらぬい奇譚録』(稲井カオル/白泉社/花とゆめonline)
・夏らしいホラーなマンガ。絵柄も綺麗だったので、表紙しだいでは動きそう。オムニバスで固定キャラが語り手くらいなので、それ推しの装丁になるか。

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『キャタピラー』(3)(匣咲いすか・村田真哉/スクウェアエニックス/ヤングガンガン)
・著者急逝でコミックスの発売予定などが白紙に戻ったようだが、なんとか決まっていたものは発売されるようだ。売れているコンテンツをこのまま逃す手は…みたいな噂も聞くので、形を変えての仕切りなおしあるか。

『さよならタマちゃん』(1)(武田一義/講談社/イブニング)
・流行のマンガ家エッセイの類だが、内容はヘビーで毎回刺さるものがある。メイン層は男性や、既婚女性か？本人やそれを取り巻く人々の生き方、姿勢に感動しつつも襟を正されることうけあい。感情の押し付けみたいであまり好きではない表現だけど、毎回泣かされている。
・病気ものに関してはイースト・プレスが抜きん出てしまい、準じてエッセイ系の流れがありやや扱いに困る。これもエッセイ系に置くかなぁ。
・連載開始から単行本まで結構かかった。単巻にまとめるものと勝手に思っていたので。3巻分くらいはあるのか？睾丸ガンの摘出手術を受けた主人公の闘病コミック。可愛い絵柄で重い印象は受けない。だがシンプルな絵柄は後遺症でペンが持てなくなって編み出した絵柄だということを知り、震えた。

『モンクロチョウ』(2)(日暮キノコ/講談社/ヤングマガジン)
・1巻よりは売りやすい表紙。取次からも『喰う寝る～』を参照しないでくださいって案内きたね。ウチはあるだけ売れる店舗なんで、痛い目みた書店は早く返品してください。まともに在庫を集められずに売り損じた感が大きい。新刊の配本もかなり心配。

『ギャングース』(1)(肥谷圭介・鈴木大介/講談社/モーニング)
・表紙はなかなかにインパクトある、『モンクロチョウ』を思い出したのはオレだけ？帯次第だけど、内容が伝わりづらい装丁ではあるなーと。対組織というクライムアクション的にはやりつくされた感のあるテーマだが、犯罪中のテンションや掛け合いが絶妙で、軽く読めるの良い。
・内容は犯罪モノながら今年「モーニング」の花形。宮藤官九郎っぽいコミカルさがありますよね。単行本化まで随分待ったな。『闇金ウシジマくん』(小学館)は横に置くにはもう巻数が大きいがその層を狙いたい。
・新しい裏社会のウィキペディア。内容はどうしても少年マンガなので『ウシジマくん』というよりは『土竜の唄』？ヤンマガの新連載とかとは親和性高そう。

『僕は問題ありません』(宮崎夏次系/講談社/モーニング・ツー)
・前作『変身のニュース』が11月発売と言うこともあり賞モノに引っ掛からなかったが、今回はドンピシャなタイミング。どちらかの作品がランクインすることは間違い無い。
・フリースタイルが今年あれば票入れます。

『ダメな私に恋してください』(1)(中原アヤ/集英社/YOU)
・ほんとダメな貢ぎ体質。天堂きりん『きみが心に棲みついた』(Kiss)の主人公とタメを張るダメさ。ダメ女祭り。「Cocohana」棚のほうが売れそう。

『Stand Up!』(1)(山川あいじ/集英社/別冊マーガレット)
・長身女子というキャッチ・・・ですが、山川あいじが描くとキャラがみんなオシャレ！ブヒッ！共感と言うよりは理想に近いのかな？
・売れそう。

『青い鱗と砂の街』(1)(小森羊仔/集英社/YOU)
・主人公の問題をテーマに仮託する、オールディーズな少女マンガ感。現状、売るのがやや難しい。

『つくりばなし』(1)(木下普也/講談社/モーニング)
・同作者『ポテン生活』の実績は慮外において一から。ギャグマンガはこういう時に実績がつながらずちょっと難しい感じがする。

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「ヤングガンガン」
・新連載『ムルシエラゴ』(よしむらかな)が面白げ。注視。

・実売的にはまったりしたお盆でした。

・お盆休配でやはり発注が滞りましたね。夏のコミックフェア(夏コミ、角コミ、コミッパ)あたりはそろそろ切り替えかなー。

『スティーブ・ジョブズ』(1)(ヤマザキマリ・アイザックソン.Ｗ./講談社/Kiss)
・ 『それではさっそくBuonappetito!』もよく売れているけど高望みせずヤマザキマリだと思わずほどほどに・・・。理工書系のほうにも少し。『地球恋愛』しかり各国人の顔デッサンは説得力がある。
・文芸書や話題書のコーナーにも展開必須。

『おんなのいえ』(2)(鳥飼茜/講談社/BE-LOVE)
・『Hatch』(村上かつら)や『あなたのことはそれほど』(いくえみ綾)と一緒によく売れています。棚の核の一つ。

『MIX』(3)(あだち充/小学館/ゲッサン)
・甲子園開催中。この日はあだち充出身地群馬県の前橋育英が試合。

『生徒会のヒメゴト』(1)(みなづき忍/ほるぷ出版/メテオ)
・一応、12日発売だが、書籍扱いなので、既に搬入済というところも多いだろう。連続刊行なので、初速に注意して来月2冊併売するのもいいだろう。4コマ系百合ジャンルの銘柄と相性が良さそうなので、主な展開はそちらで。

『つぶつぶ生活』(5)(栗原まもる/講談社/Kiss)
・残念ながらの最終巻。続きをどこかで描きたいとのことなので、移籍フラグなのかしら？アンケートの結果は悪くないのにコミックスは売れないということの結果らしい。個人的に好きな作品だったので残念。

『きみが心に棲みついた』(3)(天堂きりん/講談社/KissPlus)
・移籍といえばこちら。「フィールヤング」でしたね。このウロウロしまくってる主人公・キョドコを女性はどう見るんだろうか。相当イライラしながらも読んでしまうからすごい。新装版出すん？
・「フィールヤング」に移籍。読者の年齢層的には同じくらいかも知れないが、内容的に「フィールヤング」のオシャレ感とは少し違う気もする。今後の展開に期待。
・一応の最終巻。こちらは移籍は確定。このマンガが…の上位入賞タイトルの移籍ってのは初？かなりレアな事象なのでは。「フィーヤン」の棚にも間違いなくB6の流れが。

『アイスクリームライン』(上)(下)(たし/一迅社/gateau)
・著者の今までの(ゼロサム)作品の装丁とは大分路線が変わったような・・・。ちょっと売りづらそう。

休配日

休配日

休配日

『てんまんアラカルト』(4)(小林有吾/講談社/月マガ)
・打ち切りは残念でした・・・。

『イーフィの植物図鑑』(1)(奈々巻かなこ/秋田書店/ミステリーボニータ)
・ボニータの新連載構成。プランツハンターという面白いテーマ、綺麗な装丁なので今までの秋田少女マンガラインとは違う客層にちゃんと投げたい。

『女子轟生』(内々けやき/少年画報社/月刊ヤングキング)
・けやき先生のバトルもの。ラブコメ、サバゲーなど絵が達者なので何でも描ける印象。でも何が一番合うのだろうかと勝手に思案している。

『これからコンバット』(1)(森尾正博/芳文社/漫画TIMES)
・表紙はかなり男性向けな印象。定期的にサバゲーマンガが出てくるのは、版元と作家さんそれぞれにのサバゲーグループがあって、
とりあえずサバゲーみたいに案が出てくるかららしいですね。描くの大変そうだけど。作中に実際に販売されているらしいエアガンが多数登場したりと、その道の人にはニヤリとできる内容なのでは。男性が多い店は要注目。
・オリジナルは内々けやきぐらいしかしらんで！

『D.B.S. ダーティー・ビジネス・シークレット』(1)(岩城宏士/講談社/ヤングマガジン)
・順調に動いている。版元POPがいい感じ？

『mon・mon』(シモダアサミ/太田出版/エロティクス・エフ)
・連載時はオムニバスかと思っていたが、単行本だときちんと繋がっていたんですね。エロFらしい作り。

『進撃の巨人』(11)(諫山創/講談社/別マガ)
・特装版全然入らなかったんだけどな。通常の4％とかですけど！帳合ですか？
・入りすぎた。というか3Dシールで3倍の値段は高すぎ。
・進撃の特装:通常＝1:2とか。そんなに売れない。流石に価格差ありすぎ。

『実は私は』(2)(増田英二/秋田書店/週刊少年チャンピオン)
・実売80弱とかなんだけど、配本が20とかで瀕死。6月発売で、重版2回してるんすよね？帯もないし、色々と信じられない。
・速攻切らしてしまった・・・。配本が悪いんだよ！実売の三分の二しか入って来ず、注文中。