だいたい日刊コミタン! 2013/05/20号

今日の気になるタイトル
05月20日
『マダム・プティ』(2)(高尾滋/白泉社/別冊花とゆめ)
・対象年齢が「花とゆめ」からあがり、ストーリーにサスペンスを交えつつ骨太な進行。『明治失業忍法帳』の杉山小弥花と売りたい。

『おとりよせ王子 飯田好実』(3)(高瀬志帆/徳間書店/ゼノン)
・そろそろ女子版とか出ないかな。同誌から同日発売であわせてきたグルメもの『ワカコ酒』(1)(新久千映)、こちらはさらに女性目線。『のれんをくぐりましょ。』(イーストプレス)とあわせたい。

『ワカコ酒』(1)(新久千映/徳間書店/ゼノン)
・某書店チェーンのコミック担当はお酒好きが多く絶賛。男性女性ともに向けて展開したい。
・販促物のとっくりが郵送の箱のなかで割れている事案が発生したらしい。

『ヴァイアンメイデン』(1)(村田真哉・新崎コウ/秋田書店/チャンピオンRED)
・原作をやれば虫が出てくるでおなじみの村田真哉による学園能力バトルもの。やはり虫の能力は登場するし、鳥とか海洋生物とかも出てくる。アラクニドとの併売は必須、リョナっぽいので、コミックヴァルキリーあたりの作品とも親和性が高いように思える。

だいたい日刊コミタン! 2013/05/17号

今日の気になるタイトル
05月17日
『となりの山田さん』(2)(古閑裕一郎/講談社/マガジンスペシャル)
・1巻発売後、週刊少年マガジンに出張連載したおかげで、売り上げが倍増。2巻の刷り部数を何処まであげるかは不明だが、多少多めに入れてもはけると思う。

『RIN』(1)(ハロルド作石/講談社/月刊少年マガジン)
・ハロルド先生久しぶりの新刊。漫画家を目指す高校生が主人公の熱い物語だが、そこに予知能力を持つ女の子が登場する事で、バクマン的な漫画家漫画とは一線を画す事になる。この能力者の女の子の力が、ライバルの同世代漫画家との関係にどのように影響するか注目していきたい。
・連載を読んでいるとまだ序章かな?という感触。帯がどこに焦点を当ててくるのか気になる。マンガ家を目指す青年の青春ものとして押し出すのか、それとも未来予知ができる女の子の存在がもっと取り上げられるのか。
・5/13『HOPE』(1)(すえのぶけいこ/講談社/別冊フレンド)とあわせて実写化を経験したビッグネーム2人による、講談社マンガ家マンガまつり。出会いをきっかけにして話が動きだす?流れとかは共通するところがあるので、将来的には並んで話題になるだろうが、どちらもまだまだ序章といった感じなので、展開はしっかりしつつも様子見でいきたい。
・高校時代に読んでいたら真っ直ぐに漫画家を目指してしまいそうな素晴らしい作品。『七人のシェイクスピア』より『BECK』の実績を参考にするのがよろしいかと。

『17歳℃』(麦盛なぎ/マッグガーデン/Beat’s)
・マッグガーデンの謎の同人界隈からの新人発掘能力が発揮されたであろう作品。商業掲載はアオハルが初?だったけど、連載&コミックスはマッグだったねみたいな。個人的にガシガシ売っていきたい作品。願わくば、次回は百合で。
・装丁が良い感じ。稲見独楽と一緒に売りたいなー!

『まじカライズ』(1)(原作つながみ・作画いのまる/集英社/グランドジャンプ)
・第1回グランドジャンプグランプリで連載を勝ち取った作品。グラジャンみたいなラインの雑誌で、こういう試みをするのは珍しい気がするので応援したい。全裸の魔法少女に服を着せるコメディ。社会人女性を少女と呼称していいいのかは個々人の解釈しだいか。コスチュームから、昨今の魔法少女ブームは間違いなく意識している。