週刊コミタン! 2013/05/12号

来週の気になるタイトル
05月13日
『言霊』(山岸凉子/講談社/BE-LOVE)
・山岸凉子といえばのバレエなのだがなんだかスピリチュアル。他者の失敗を願うとき、すでにあなたの頭のなかには「失敗」という言葉がありそれがあなたの失敗を招く。売り上げ的には『ケサラン・パサラン』ぐらいの見込みでいいんじゃないでしょうか・・・。

『かみのすまうところ。』(2)(有永イネ/講談社/BE-LOVE)
・2巻は「BE-LOVE」昼ドラ担当。母親がもの凄く厭なやつなんだけど芯が通っててなかなか退け切れない。かえっていいキャラ。

05月14日
『椿荘101号室』(1)(ウラモトユウコ/マッグガーデン/EDEN)
・特徴のある絵柄的には“ふみふみこ”作品との親和性が高そうだが、内容的には同EDENの小林ユミヲ『にがくてあまい』か。

『蒼きユピテル』(1)(2)(藤野もやむ/マッグガーデン/Beat’s)
・画力は高く、ユピテルが可愛い!女性にも受けが良さそうだが、2巻完結ということで動きは渋くなりそう。

05月15日
『ルドルフ・ターキー』(1)(長蔵ヒロコ/エンターブレイン/ハルタ)
・ドラゴンエイジの作家が他誌に移り、オリジナルの作品で連載するのは珍しいような。また絵柄・雰囲気も『ハルタ』っぽくなっており、雑誌のカラー(連載陣や読者層)で変わって見えるのも興味深い。
・同誌『瑪瑙之竜』の層は確実に狙いたいところ。
・実はイマイチ客層が見えてこない。男女どちらでもいけるのであろうが、こういう作品ってどちらに支持されるのだろう?ハルタが坂本パワーで女子伸びしているので、そちらに寄り添う形で売っていくべきか。内容からも、やや女子向けな気がする。『GANGSTA』(コースケ/新潮社/@バンチ)あたりと親和性高そうなイメージ
・今時珍しい肉食系でマッチョな主人公を描く。見ていて気持ち良い。女性にも売れるのだろうか?

『8月のソーダ水』(コマツシンヤ/太田出版/ぽこぽこ)
この鮮やかな青!大人絵本の路線。『睡沌気候』はもちろん、大庭賢哉や佐々木マキなんかもいいですね。本秀康なんかも。

05月16日
『俺俺』(梅田阿比・星野智幸/秋田書店/プリンセス)
・梅田阿比が原作付きのコミカライズかー。今後がどうなるか・・・。
05月17日
『となりの山田さん』(2)(古閑裕一郎/講談社/マガジンスペシャル)
・1巻発売後、週刊少年マガジンに出張連載したおかげで、売り上げが倍増。2巻の刷り部数を何処まであげるかは不明だが、多少多めに入れてもはけると思う。

『RIN』(1)(ハロルド作石/講談社/月刊少年マガジン)
・ハロルド先生久しぶりの新刊。漫画家を目指す高校生が主人公の熱い物語だが、そこに予知能力を持つ女の子が登場する事で、バクマン的な漫画家漫画とは一線を画す事になる。この能力者の女の子の力が、ライバルの同世代漫画家との関係にどのように影響するか注目していきたい。
・連載を読んでいるとまだ序章かな?という感触。帯がどこに焦点を当ててくるのか気になる。マンガ家を目指す青年の青春ものとして押し出すのか、それとも未来予知ができる女の子の存在がもっと取り上げられるのか。
・5/13『HOPE』(1)(すえのぶけいこ/講談社/別冊フレンド)とあわせて実写化を経験したビッグネーム2人による、講談社マンガ家マンガまつり。出会いをきっかけにして話が動きだす?流れとかは共通するところがあるので、将来的には並んで話題になるだろうが、どちらもまだまだ序章といった感じなので、展開はしっかりしつつも様子見でいきたい。
・高校時代に読んでいたら真っ直ぐに漫画家を目指してしまいそうな素晴らしい作品。『七人のシェイクスピア』より『BECK』の実績を参考にするのがよろしいかと。

『17歳℃』(麦盛なぎ/マッグガーデン/Beat’s)
・マッグガーデンの謎の同人界隈からの新人発掘能力が発揮されたであろう作品。商業掲載はアオハルが初?だったけど、連載&コミックスはマッグだったねみたいな。個人的にガシガシ売っていきたい作品。願わくば、次回は百合で。
・装丁が良い感じ。稲見独楽と一緒に売りたいなー!

『まじカライズ』(1)(原作つながみ・作画いのまる/集英社/グランドジャンプ)
・第1回グランドジャンプグランプリで連載を勝ち取った作品。グラジャンみたいなラインの雑誌で、こういう試みをするのは珍しい気がするので応援したい。全裸の魔法少女に服を着せるコメディ。社会人女性を少女と呼称していいいのかは個々人の解釈しだいか。コスチュームから、昨今の魔法少女ブームは間違いなく意識している。

05月18日
・・・
今週の思うところ
『いききごんぼZ』(1)(陸井栄史/秋田書店/週刊少年チャンピオン)
・表紙のおかげか、無印よりも格段に動きが良い。「山神」東堂尽八Tシャツをポチってしまった!

『さよならソルシエ』(1)(穂積/小学館/flowers)
・やはり『式の前日』より初速は鈍い。帯などであまり前作を強調してなかったのは好感が持てるが販売的には明らかにマイナスなのでPOPなどで認知を図る。『ゴッホちゃん』(マブレックス/スクウェア・エニックス/ヤングガンガン)を隣に置くと分かりやすいかな。
・土日の動きで重版判断しますとP.S.が明言してて今後の展開が楽しみ。

『エルフを狩るモノたち2』(1)(矢上裕/ほるぷ出版/COMICメテオ)
・『星界の紋章』も動いている。最近のメテオは勢いがあるので注意。

「週刊少年サンデー」
・『マギ』スピンオフ、随分と絵を似せるのが上手い。装丁も似せるでしょうから手堅そう。シン×ジャが一番人気のカップリングなんでしょうか。

『おにぎり通信』(1)(二ノ宮知子/集英社/YOU)
・エッセイ、育児、コミックのどの棚にもいける柔らかい装丁。素晴らしい。なんだか『87CLOCKERS』も売れそうな気がしてきたぞ。

■2013年05月03日~05月09日のレポート(myt調べ)
タイトル出版社指数値ISBN
暗殺教室   4集英社3.454088706676
黒子のバスケ  22集英社2.724088706498
銀魂  49集英社1.954088706471
トリコ  24集英社1.174088706633
進撃の巨人   2講談社1.134063843386
進撃の巨人  10講談社1.134063848396
バガボンド  35講談社0.954063871959
斉木楠雄のΨ難   4集英社0.924088706528
進撃の巨人   1講談社0.94063842762
進撃の巨人   3講談社0.874063844102
弱虫ペダル  28秋田書店0.834253221211
べるぜバブ  21集英社0.824088706641
ハイキュー!!   6集英社0.794088706668
アオハライド   7集英社0.784088450280
坂本ですが?   1エンターブレイン0.744047286338
銀の匙 Silver Spoon   7小学館0.744091242855
進撃の巨人   7講談社0.644063846520
進撃の巨人   6講談社0.644063845915
監獄学園   8講談社0.634063823024
千年万年りんごの子   2講談社0.634063806251
おおきく振りかぶって  21講談社0.624063878813
おにぎり通信~ダメママ日記~   1集英社0.594087825698
砂とアイリス   1集英社0.584087825191
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らな 3集英社0.574088706722
進撃の巨人   8講談社0.544063847128
進撃の巨人   5講談社0.544063845133
不沈アタッカー   1講談社0.534063823059
進撃の巨人   9講談社0.534063847764
朝霧の巫女   9少年画報社0.524785940107
クロス・マネジ   2集英社0.514088706692
ボーダー   1集英社0.514088795148
喰う寝るふたり 住むふたり   2徳間書店0.514199801413
終わりのセラフ   2集英社0.484088706730
ヴァンパイア騎士  18白泉社0.474592191382
進撃の巨人   4講談社0.464063844692
君は淫らな僕の女王集英社0.454088795253
荒川アンダーザブリッジ  13スクウェア・エニックス0.454757539452
14歳の恋   3白泉社0.444592710541
おんなのいえ   1講談社0.444063768074
喰う寝るふたり 住むふたり   1徳間書店0.434199801197
ウィッチクラフトワークス   5講談社0.424063878848
変身のニュース講談社0.44063871665
少年ノート   5講談社0.384063872106
ヒーローズ・カムバック 3.11を忘れな小学館0.37409185320X
にこたま   5講談社0.374063871835
暗殺教室   3集英社0.344088706331
ぼくらのよあけ   1講談社0.344063107582
海街diary   4 帰れないふたり小学館0.344091670482
咲-Saki-  11スクウェア・エニックス0.314757539347
名探偵コナン  79小学館0.31409124291X

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