週刊コミタン! 2014/03/30号

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『スピリットサークル』(3)(水上悟志/少年画報社/アワーズ)
・回を重ねるごとに輪廻設定の深みが。『火の鳥』と置いてみる。

『親愛なる殺し屋様』(1)(辺天使/集英社/ジャンプSQ.)
・いわゆる坂本ですが？とか初恋モンスターとかその辺りのメソッドですよね。読みきりで読んだ記憶があるので、誌面ではそこそこ人気はあったはず。あくまでもコメディだが、ここのところハートフルコメディっぽいヤツは飽きられるのがやたらと早い気がする。個人的にはニンジャスレイヤーとか対比として置くと面白いかなとは思っているがはたして・・・。
・ここ最近のジャンプギャグの中ではかなり期待されている気がする。ただ、『磯兵衛』のインパクトよりはどうしても見劣りしてしまう。

『桂正和×鳥山明 共作短篇集 カツラアキラ』(桂正和・鳥山明/集英社)
・内容にはてんで心当たりがないがネームバリューが強い。スルーはできない。価格から新書サイズのようだが、「ヤングジャンプ」の棚前や青年新刊台にも必要になるだろう。

『銀河パトロール ジャコ』(鳥山明/集英社/週刊少年ジャンプ)
・最終回でDBとのリンクが有り、DBも一緒に動いた。単行本発売時も動きそうなのでDB既刊置いていないお店は準備されたし。

『恋の神様 古味直志短編集』(古味直志/集英社/週刊少年ジャンプ)
・連載本編と一緒に5月でもありがたかったが・・・。それでも予定通りならアニメに間に合ってるし。

『アイアンナイト』(1)(屋宜知宏/集英社/週刊少年ジャンプ)
・僕が好きな作品は打ち切り方向に向かってしまう妙。読切からの昇華があまり見えなかったかな…。

『喧嘩稼業』(1)(木多康昭/講談社/ヤングマガジン)
・久しぶりの新刊でも誘引力が強そう。既刊を揃えるには骨も棚も折れるが、そうしてもいいタイトルかもしれない。
・石橋が勃起して射精するマンガ。東国原としまぶーは今のところ出てこない。真面目な話、連載再開から喧嘩商売の全巻買いが4件ほどあったので、前作読んでいない層にも受け入れられているとは思う。どう考えてもコミックス派のほうが多いタイトルなので、店頭では連載再開とトーナメントはじまる前にバトルなくだりが伝わるような拡材があればなぁと。

『PACT』(1)(久慈進之助/講談社/ヤングマガジン)
・講談社イチオシ銘柄の気配がムンムンなので、売れるかはさておき話題にはなる。参照は『ミュージアム』とかになるのかな。首都圏中心に学生やサラリーマン層に向けて動きそう。仏像編あたりのガンツと客層は近いのではと思っている。個人的には連載分とかがよく分からなくなってきてる。水中での出来事なのに色々と説明がつかないことが多々ありで、彼岸島のニューエイジなのではと・・・。
・ド級の本格SF作品。個人的には大好き。ただ、最近好調なヤンマガのヤンキー、サスペンス、不倫などとは異質なので反応が読めない。漫画読み側に上手く投げていきたい。

『セキセイインコ』(1)(和久井健/講談社/週刊ヤングマガジン)
・こちらも、スワンとは客層がだいぶ変わる。しかしかなり面白いしロングヒットが望めそう。

『金色のコルダ　Blue♪Sky』(1)(呉由姫/白泉社/LaLa)
・アニメのコミカライズらしい。菩提樹寮はなかったことになり恋愛要素が増えているが、どうも一人を選ぶエンディングになるっぽい。feat神南などの最新作シリーズから登場となった新キャラクターが出てくるかが楽しみ。アニメ化で大きく動くということはないと思うが、とりあえずそこそこの在庫は持っておきたいところ。

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『チクホー男子☆登校編』 (美月うさぎ/講談社/モーニング)
・BLよりの絵柄だけどセリフ回しが秀逸。キャラも分かりやすくて良かった。

『幻想ギネコクラシー』(沙村広明/白泉社/楽園)
・『無限の住人』よりも初速がいい。どこに初速フックがあったんだろうか。『ハルシオン・ランチ』もこうてくれ。取次在庫も潤沢で嬉しい。

「ARIA」
・特に指示をしていないと『進撃の巨人』表紙で青年誌の棚に出される事案。

・「レジェンドアクション」レーベルの存在に遅ればせながら気づきました。