週刊コミタン! 2014/11/23号

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『投票げぇむ あなたに黒き一票を』(1)(たつひこ×ごぉ/スクエアエニックス/ビッグガンガン)
・最近流行りの人死にゲーム系漫画。殺されることになるロジックがだんだんと見えてくる緊張感やクラスメート同士の不人気投票、このテの作品には無かった絵のライトさが受けそう。
・某青春ゲーム漫画が休載してから手が遠のいているが、昔読んでいた印象だと『トモダチゲーム』(講談社)とは併売必須かなと。【売れ感】4
・引きが結構上手いので、1巻と2巻の実売数は近い数字を見込めそうだ。

『にもかかわらず』(2)(筒井旭/集英社/Cocohana)
・非モテ女子の旗持ち的存在(？)の筒井旭だが、コレは結構乙女ちっく路線。この路線だと武器が弱い気がする。【売れ感】4

『新装改訂版 ラスト・ワルツ』(島田虎之介/青林工藝舎/アックス)
・30日あたりに延期らしい。
・28日の久しぶりの新刊『九月十日』にむけて。大人向けのストーリーものですが押せば響く。今の居場所でいえば真造圭伍などのニューウェイヴっぽい棚になりそうだけど。

『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』(1)(さびしうろあき/KADOKAWA/ガンダムエース)
・21日入荷だった所も多かったのでは。安彦良和を意識した塗りやトーンの使い方をしておりガンダム好きは手に取りそう。動きに期待できる。

『絶望ベイビー』(1)(桜田雛/小学館/チーズ!)
・かつては歪んだ表情の連続で絶望や裏切りの物語を描いた桜田雛、最近は絵が少女マンガによってきており直球で押してみてもよさそうかなと思う。「チーズ!」中村ユキチ新連載は要チェックや。

『El Shaddai ceta』(1)(2)(竹安佐和記/スクウェア・エニックス/Gファンタジー)
・コレは売れるのか？
・もうちょっと手垢がついたかなという印象。

『オキテネムル』(1),(2)(連打一人/双葉社/漫画アクション)
・2冊同時発売からも双葉社のやる気が見える。連打一人のビジュアルの良さが上手く引き出されている内容だと思う。売っていく先はマンガ読みというよりは携帯小説のコミカライズなどを読む層だろう。『奴隷区』横を取りたい。

『トクサツガガガ』(1)(丹羽庭/小学館/ビッグコミックスピリッツ)
・オタクあるある漫画。主人公は女性の特撮オタ設定だがオタクであればライトからコア、性別関係なく共感できるネタが多い。

『エロゲの太陽』(1)(村正みかど・はまむらとしきり/小学館/ビッグコミックスピリッツ)
・やっぱり集団でのものづくり漫画は面白い。が、題材がエロゲーということもあり敬遠される可能性は高そう。アニメのSHIROBAKOが受けているようなので漫画、アニメ、ゲームの製作漫画をまとめて展開するのもいいのでは。

『銀灰のスピードスター』(1)(楠みちはる/小学館/ビッグコミックスピリッツ)
・楠みちはるの話の転がし方の上手さなんかを大学生くらいの漫画読みに読んでもらいたいが施策としてこれといったものが思いつかない。担当が選ぶ今年面白かった漫画とかで拾うくらいだろうか。

『夕空のクライフイズム』(3)(手原和憲/小学館/スピリッツ)
・ヒロインの女の子の過去編開始。めっちゃ健気で泣けます。未読の方は是非！【売れ感】5

『STEVES』(1)(うめ・松永肇一/小学館/ビッグコミックスペリオール)
・天川太陽を彷彿とさせる。トイボかそれ以上には売れると思う。『南国トムソーヤ』参照ではない。【売れ感】8
・『スティーブ・ジョブズ』は伝記で、こちらはスティーブ・ジョブズが主人公として立ちまわるというところで役割が違うマンガ。題材自体から人が流れてくるというよりはうめファンにアピールしたほうが売りやすいと思う。
・「近代漫画」にはビル・ゲイツのマンガがった。掲載誌もウェブに完全移行(しかも有料！？)ということもあってこちらは陽の目を見なさそう。

『MASTERキートン　Reマスター』(1)(浦沢直樹・長崎尚志/小学館/ビッグコミックオリジナル)
・完全版最終巻の200％程度を想定。【売れ感】10

『女子小学生はじめました P！』(1)(牛乳のみお/白泉社/ニコニコ静画→ヤングアニマルあ)
・おっきなお友達がDTを貫いて30歳になったらJSになったっていうファンタジー。おっきなお友達に人気が出るはず。【売れ感】7
・雨蘭『無邪気の楽園』との併売は必須。一発ネタであるところのおっさんモーフネタで棚作るのはやめたほうが良さそう。

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