短・中編で才能の片鱗を魅せた若手作家の待望の長編作。静物の感情の描き方が上手い!
・(myt)『かみのすまうところ。』(1)(有永イネ/講談社/BE-LOVE)
シリアスとちゃらけのバランスが魅力だと思うけど、それって難しいですよね。
『VIVO!』完結巻から2か月で早くも新刊発売。ウェブ連載なので客層がつかめないが、『VIVO!』より男性層に広げられそう。ロングスカートのお嫁さんがかわいい。
・(myt)『お嫁さんは神様です。』(1)(瀬川藤子/マッグガーデン/Beat’s)
『VIVO!』がランキング対象になるのって今年からですよねー。「すごい!」のオンナ編は取るんじゃない?
『めしバカ』のことだと思う。廉価版で出すにあたってタイトルを変えたのかな。男版『花のズボラ飯』(水沢悦子・久住昌之/秋田書店/エレガンスイブ)という趣きですが、ロドリゲス井之介の描くサラリーマンはうだつのあがらなさがいい感じ。
「もっと売れていいのに」と思う作品は多いが、これは「(全国的に)もっと売れるのに」と思わせる作品。秋田書店はもっと書店や取次に営業をかけるべき。
出版社や書店が思っている以上に、口コミ等で探し求めているお客様が多いと感じる。難しいことは考えずまずは表紙を見せれば売れる。
・(チャリ)『我妻さんは俺のヨメ』(3)(西木田景志・蔵石ユウ/講談社/週刊少年マガジン)
「マガジンSPECIAL」から「週刊少年マガジン」に移籍。頭の悪い友人らのやり取りが楽しくどっから読んでも楽しめる。下ネタを少し控えた、少年誌版『稲中卓球部』(古谷実/講談社/ヤングマガジン)。
・(りゅーと)『我妻さんは俺のヨメ』(3)(西木田景志・蔵石ユウ/講談社/週刊少年マガジン)
「マガジンSPECIAL」から本誌へ移籍。移籍後は既刊がモリモリ動いております。発行部数から違うし、やはり週刊少年誌の影響力ってのは凄い!「別冊少年マガジン」で連載していた『神さまの言うとおり』(金城宗幸・藤村緋二)も本誌移籍なので、作品ジャンルは違えどコミックスの動きを占うタイトルとして参照できそう。
・(りゅーと)『ボールルームへようこそ』(3)(竹内友/講談社/月刊少年マガジン)
(賞レース的に)「月刊少年マガジン」における、『ましろのおと』(羅川真里茂)と『四月は君の嘘』(新川直司)の正統な後継。
新人枠ということでは「すごい!」だの「マン大」だのの最有力候補だと思ってる。年末対策として在庫は確保しておくのがいいのでは。女性の書店員さんもこういうの好きでしょ?
・(凹田)『ボールルームへようこそ』(3)(竹内友/講談社/月刊少年マガジン)
2巻からは少し間が空いたが、巻を重ねるごとに熱さや面白さが増していく、古き良き少年マンガを彷彿とさせる作品。
・(myt)『ボールルームへようこそ』(3)(竹内友/講談社/月刊少年マガジン)
「すごい!」と「マンガ大賞」を予約で。
・(りゅーと)『DCD』(7)(田口ユウ/小学館/クラブサンデー)
「週刊少年サンデー」本誌にて同作者の『姉ログ』が連載開始したこともあり売り上げに影響がでるか?どちらも姉キャラ萌えという点では共通しているので、7巻は多少重いが売上伸長してほしい。
・(凹田)『青いね芝くん!』(1)(木村光博/小学館/サンデーS)
着眼点が面白く、作画も安定している。大人がニヤニヤしながら読める作品ではないだろうか?
本誌月刊化と並行してアニメ化発表。グフタはメディアミックスタイトルが多いので、今後雑誌の付録売りがでるのでは?と思っているのはぼくだけでしょーか。
・(凹田)『ウィッチクラフトワークス』はアニメ化情報で在庫が蒸発。ビジュアルが綺麗なのでアニメは成功しそう。
『プリンシパル』(5)(いくえみ綾/集英社/Cookie)あり「スピカ」は背表紙ありと一緒に置くものにも恵まれていた。帯も「不倫」を前面に押し出していてつかみやすかったなと思う。
TVでどこまで表現できるか期待。そして、本誌の表紙の白(余白)の使い方がうまいと思った。
・(りゅーと)トリコロールLaLa完結
マツモトトモはやはり短編で輝くな。最新の「白LaLa」はベテランの作家も多く、10年前くらいが好きだという読者も楽しめるのではないかと。
・(凹田)『坂道のアポロンBONUS TRACK』(小玉ユキ/小学館/flowers)はやはりCD付きが人気だった。作品に合った付録はよく動く。マウスパッドは種類も出ているのでそれほど動かない。
集英社にしてはめずらしくメディア化でもないのにかなり大量に刷ったのだろう、市場に潤沢にいきわたった様子。
タイトル | 出版社 | 指数 |
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ONE PIECE 68 | 集英社 | 17.62 |
新世紀エヴァンゲリオン 13 プレミアム限定版 | 角川グループパブリッシング | 4.28 |
暗殺教室 1 | 集英社 | 3.27 |
SKET DANCE 27 | 集英社 | 1.86 |
ニセコイ 4 | 集英社 | 1.53 |
新テニスの王子様 9 | 集英社 | 1.22 |
機動戦士ガンダム サンダーボルト 1 | 小学館 | 1.12 |
宇宙兄弟 19 | 講談社 | 1.09 |
アイアムアヒーロー 10 | 小学館 | 1.04 |
恋だの愛だの 5 | 白泉社 | 0.99 |
黒執事 15 | スクウェア・エニックス | 0.86 |
食の軍師 2 | 日本文芸社 | 0.75 |
めしばな刑事 タチバナ 7 | 徳間書店 | 0.67 |
式の前日 | 小学館 | 0.62 |
GIANT KILLING 25 | 講談社 | 0.59 |
銀の匙 Silver Spoon 5 | 小学館 | 0.59 |
貧乏神が! 14 | 集英社 | 0.57 |
団地ともお 20 | 小学館 | 0.53 |
Golondrina-ゴロンドリーナ 2 | 小学館 | 0.53 |
おおきく振りかぶって 20 | 講談社 | 0.52 |
けいおん! highschool | 芳文社 | 0.49 |
花咲ける青少年 特別編 3 | 白泉社 | 0.47 |
FRONT MISSION DOG LIFE & DOG STYLE 10 | スクウェア・エニックス | 0.47 |
恋染紅葉 2 | 集英社 | 0.44 |
MIX 1 | 小学館 | 0.42 |
とある科学の超電磁砲 8 | 角川グループパブリッシング | 0.41 |
毎週かあさん 2 ~サイバラくろにく | 小学館 | 0.36 |
バガボンド 34 | 講談社 | 0.34 |
狼の口 ヴォルフスムント 4 | 角川グループパブリッシング | 0.33 |
監獄学園 6 | 講談社 | 0.33 |
疾風伝説 特攻の拓 21 | 講談社 | 0.33 |
あひるの空 36 | 講談社 | 0.31 |
デストロ246 1 | 小学館 | 0.31 |
マギ 5 | 小学館 | 0.3 |
asエリス | 集英社 | 0.29 |
ぼおるぺん古事記 2 地の巻 | 平凡社 | 0.29 |
4コマまんが マジオチくん | リブレ出版 | 0.29 |
ウィッチクラフトワークス 4 | 講談社 | 0.28 |
イモリ201 3 | 講談社 | 0.28 |
マギ 6 | 小学館 | 0.27 |
マギ 2 | 小学館 | 0.27 |
ハカイジュウ 8 | 秋田書店 | 0.27 |
NARUTO-ナルト- 62 | 集英社 | 0.26 |
日常 8 | 角川グループパブリッシング | 0.26 |
マギ 8 | 小学館 | 0.26 |
帝一の國 4 | 集英社 | 0.26 |
アゲイン!! 6 | 講談社 | 0.25 |
room share | 茜新社 | 0.25 |
テルマエ・ロマエ 5 | 角川グループパブリッシング | 0.24 |
360°マテリアル 8 | 集英社 | 0.24 |
今一番若い作家の勢いがあるゲッサン連載陣の一人。主人公の能力紹介の1巻が終わり、2巻から物語が動き出すので、このタイミングで売りたい。
・(りゅーと)『花と星』(2)(鈴菌カリオ/芳文社/つぼみ)
2巻が発売できないかもしれない等、色々あったようで。搬入数が1巻実売の20%くらいなので在庫確保に苦労しそう。確実に動くタイトルなので早めの追加が吉。
・(凹田)『花と星』(2)(鈴菌カリオ/芳文社/つぼみ)
僕の好きな百合ジャンルの一つスポーツ×百合。互いへの嫉妬にも似た羨望が恋愛感情に変化していく様子がアンビバレンツで美しい。
・(myt)『はぢがーる』(3)(みやびあき/芳文社/きららフォワード)
「まんがタイムきららフォワード」お得意の赤面系。なんだかんだあって”愛の神様の卵”を孵化させるために奥手の女の子が男の子に接近する話。ミッションと称して”抱きつけ”とか”あーんしてあげろ”とか、内容的には低年齢向けの少女マンガとかのほうが近いけどね。きららだけあって見せ方は男向け。志摩時緒とかカザマアヤミとかと置いてみたい。
・(りゅーと)『天使のドロップ』(1)(中嶋ちずな/ほるぷ出版/コミックメテオ)
おもらしマイスター中嶋ちずながまたやらかした。少女が百合だし産卵するしでなんでもあり。メディア化の予定アリで、3巻連続刊行と版元サイドもやる気十分?新興レーベルであるメテオの中核になるであろう作品。