だいたい日刊コミタン! 2013/02/12号 今日の気になるタイトル 2月12日 ゲッサン『あやしや』(2)(坂ノ睦)、『信長協奏曲』(8)(石井あゆみ)、『ちろり』(2)(小山愛子)、『ツール・ド・本屋さん』(1)(横山裕一)、『ラブロマ新装版』(5)(とよ田みのる)、『アサギロ』(7)(ヒラマツミノル) ・少年、少年、A5、A5、B6、少年。この恐ろしい倉庫番ゲームの答えになる販売台があるんだろうか・・・。「ハルタ」発売日と近いのも何か仕掛けがあるかとワクワクポイント。雑誌どうしではクロス企画があるようだ。 2013年2月12日はゲッサン3月号の発売日。予告には載っていませんが森薫さんの執筆があります。漫画4ページ。代わりに2013年3月15日発売のハルタ2号に小山愛子さんのショート『ちろり』が載ります。ゲッサン×ハルタ友情企画、ふたたび。 — ハルタ (@hartamanga) January 29, 2013 ゲッサンの単行本では『VANILLA FICTION』(1)(大須賀めぐみ)が堅調。 『信長協奏曲』(8)(石井あゆみ/小学館/ゲッサン) ・特に改めて言及することはないけれど、8巻の表紙が攻めすぎじゃないかと。初速が悪かった暁には、声を大にしてこういう遊びはカバー裏でやれと言ってやりたい。とにもかくにもいかつい表紙。リイド社、新書も刊行すんの?ってくらいで辟易とする。 『悪戯ちょうちょ』(2)(綾瀬マナ/双葉社/コミックハイ!) ・寒の1巻、暖の2巻という対照的な表紙の作り。まずは百合の棚、表紙は男性受けなところで素直に並べたい。表紙からは伝わりづらいが音楽ものでして、これまた表紙とは裏腹にかなり情動的な演奏シーンが魅力。ストーリーの中心は近づきたいけど近づけない・・・な女の子二人の心情を描くことが中心ですが、演奏者としての研鑽が二人の関係に変化をもたらすのも面白い傑作。女性ベテラン百合読者各位がどのように読むのかも知りたいところ。 ・クールな1巻とは対照的に、暖色で笑う2人の姿がso cute!つぼみのビッグタイトルと同日発売なので、新刊棚では意識的に配置したい。イマイチ百合感が分からなかった1巻表紙と比べ、女の子のきゃっきゃうふふが前面に出ているので、百合初心者にもアピールはしやすくなった。現状で、客層のほとんどがコア層なので、逃さずに新刊へ誘導したい。 ・「つぼみ」と一緒なのは要チェックポイントでした。 ・装丁の印象で1巻の動きは遅かった。手にとってもらえれば確実に面白い作品なのでそこへのステップをいかに減らすか、またはそこへの動機づけをいかに作るか。百合モノとして扱ってしまうといたずらに間口を狭めてしまうので『四月は君の嘘』(新川直司/講談社/月刊少年マガジン)の横などで音楽漫画として売り場では展開して行きたい。 『シドウ~最後の晩餐料理人~』(1)(田中顕/少年画報社/ヤングキング) ・悪事を犯した人間に、七つの大罪をモチーフにした料理を食べさせる必殺仕事人みたいなイメージで良し。1とナンバリングこそあれど、2巻が出る気配はあんまりないなと…。個人的に物凄く楽しんだ作品ですが、帯だけはいただけない!森田まさのりに書いてもらうんだったら、普通にキャッチーなフレーズで飾ったほうが販促になるよ! ・表紙のすごい悪魔感。あと森田まさのり帯といえば『日々ロック』(榎屋克優/集英社/ヤングジャンプ)。またあの帯付きで出してほしい。 『ふたりの恋愛書架』(1)(ヤマザキコレ/芳文社/まんがタイムきららフォワード) ・変に実在の書籍にフォーカスしないで、中学生と古本屋店主の女性がいちゃいちゃしたりするマンガ。雑に言うと、年上女子萌え、煩悩寺(秋★枝/メディアファクトリー/コミックフラッパー)古本屋版、謎を解かないビブリア古書堂ラブコメ派みたいな作品かなと。20代半ばくらいからの男子がメイン層になりそう。同社刊、『となりの柏木さん』(霜月絹鯊)が動いている店舗ならば数字は出そう且つ、併売必須かと。 『今日もいい天気 原発事故編』(山本おさむ/双葉社/しんぶん赤旗日曜版) ・田舎暮らし編では東北の豊かな自然を描きその素晴らしさを十分に伝え、原発事故編でそれがブチ壊される様を描く。客層としては『おせん』(きくち正太/講談社/イブニング)や『美味しんぼ』(花咲アキラ/小学館/ビッグコミックスピリッツ)等辺だと思うが、田舎暮らしを描く漫画などとつなげて客層を広げたい。 『極楽長屋』(岡田屋鉄蔵/マッグガーデン/EDEN) ・『国芳一門浮世譚~ひらひら』(太田出版/ぽこぽこ)と併売で良い。数もそこそこ出ると思うが問題は入荷数と追加のスピードか・・・。 Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)
・少年、少年、A5、A5、B6、少年。この恐ろしい倉庫番ゲームの答えになる販売台があるんだろうか・・・。「ハルタ」発売日と近いのも何か仕掛けがあるかとワクワクポイント。雑誌どうしではクロス企画があるようだ。
ゲッサンの単行本では『VANILLA FICTION』(1)(大須賀めぐみ)が堅調。
『信長協奏曲』(8)(石井あゆみ/小学館/ゲッサン)
・特に改めて言及することはないけれど、8巻の表紙が攻めすぎじゃないかと。初速が悪かった暁には、声を大にしてこういう遊びはカバー裏でやれと言ってやりたい。とにもかくにもいかつい表紙。リイド社、新書も刊行すんの?ってくらいで辟易とする。
『悪戯ちょうちょ』(2)(綾瀬マナ/双葉社/コミックハイ!)
・寒の1巻、暖の2巻という対照的な表紙の作り。まずは百合の棚、表紙は男性受けなところで素直に並べたい。表紙からは伝わりづらいが音楽ものでして、これまた表紙とは裏腹にかなり情動的な演奏シーンが魅力。ストーリーの中心は近づきたいけど近づけない・・・な女の子二人の心情を描くことが中心ですが、演奏者としての研鑽が二人の関係に変化をもたらすのも面白い傑作。女性ベテラン百合読者各位がどのように読むのかも知りたいところ。
・クールな1巻とは対照的に、暖色で笑う2人の姿がso cute!つぼみのビッグタイトルと同日発売なので、新刊棚では意識的に配置したい。イマイチ百合感が分からなかった1巻表紙と比べ、女の子のきゃっきゃうふふが前面に出ているので、百合初心者にもアピールはしやすくなった。現状で、客層のほとんどがコア層なので、逃さずに新刊へ誘導したい。
・「つぼみ」と一緒なのは要チェックポイントでした。
・装丁の印象で1巻の動きは遅かった。手にとってもらえれば確実に面白い作品なのでそこへのステップをいかに減らすか、またはそこへの動機づけをいかに作るか。百合モノとして扱ってしまうといたずらに間口を狭めてしまうので『四月は君の嘘』(新川直司/講談社/月刊少年マガジン)の横などで音楽漫画として売り場では展開して行きたい。
『シドウ~最後の晩餐料理人~』(1)(田中顕/少年画報社/ヤングキング)
・悪事を犯した人間に、七つの大罪をモチーフにした料理を食べさせる必殺仕事人みたいなイメージで良し。1とナンバリングこそあれど、2巻が出る気配はあんまりないなと…。個人的に物凄く楽しんだ作品ですが、帯だけはいただけない!森田まさのりに書いてもらうんだったら、普通にキャッチーなフレーズで飾ったほうが販促になるよ!
・表紙のすごい悪魔感。あと森田まさのり帯といえば『日々ロック』(榎屋克優/集英社/ヤングジャンプ)。またあの帯付きで出してほしい。
『ふたりの恋愛書架』(1)(ヤマザキコレ/芳文社/まんがタイムきららフォワード)
・変に実在の書籍にフォーカスしないで、中学生と古本屋店主の女性がいちゃいちゃしたりするマンガ。雑に言うと、年上女子萌え、煩悩寺(秋★枝/メディアファクトリー/コミックフラッパー)古本屋版、謎を解かないビブリア古書堂ラブコメ派みたいな作品かなと。20代半ばくらいからの男子がメイン層になりそう。同社刊、『となりの柏木さん』(霜月絹鯊)が動いている店舗ならば数字は出そう且つ、併売必須かと。
『今日もいい天気 原発事故編』(山本おさむ/双葉社/しんぶん赤旗日曜版)
・田舎暮らし編では東北の豊かな自然を描きその素晴らしさを十分に伝え、原発事故編でそれがブチ壊される様を描く。客層としては『おせん』(きくち正太/講談社/イブニング)や『美味しんぼ』(花咲アキラ/小学館/ビッグコミックスピリッツ)等辺だと思うが、田舎暮らしを描く漫画などとつなげて客層を広げたい。
『極楽長屋』(岡田屋鉄蔵/マッグガーデン/EDEN)
・『国芳一門浮世譚~ひらひら』(太田出版/ぽこぽこ)と併売で良い。数もそこそこ出ると思うが問題は入荷数と追加のスピードか・・・。