だいたい日刊コミタン! 2013/05/03号

今日の気になるタイトル
5月3日
『バディスピリッツ』(3)(gyuo/小学館クリエイティブ/ヒーローズ)
・長いプロローグが終わり、ようやく本編が始まる。30代前後の幼少期にアニメを観て育った層には確実にウケる王道のストーリーなので、目立つように展開をする予定。ヒーローズのネクストブレイクはこのタイトルだ。

だいたい日刊コミタン! 2013/05/02号

今日の気になるタイトル
5月2日
『クロス・マネジ』(2)(KAITO/集英社/週刊少年ジャンプ)
・個人的には打ち切りレース最有力候補という印象だったが、上手く重版もしたことで多少は抜け出したか?という感のあるタイトル。展開がかなり駆け足だったことが悔やまれるが果たして…。週刊のジャンプコミックスのタイトルにしてはかなり珍しく書店員のコメント帯のようで、どこの馬の骨かもわからない輩が帯の表1らしい。
・↑羨ましい
・1巻は瞬殺したが追加で詰める程度入荷した。2巻も同じパターンだと思う。前ほど巻末打ち切りレースでデットヒートを繰り広げていないので、少し安心してきたが、試合のテンポが速いので予断を許さない。
・単行本の勢いで連載も持ち直した。しかし長くは続く作りではないので見せたいところを凝縮してうまくまとめてほしい。

『新米婦警キルコさん』(2) (平方昌宏/集英社/週刊少年ジャンプ)
・単行本の売れ行きはまずまずなのだが連載は・・・。ロボット警官を出すべきなのではないでしょうか?
・こち亀の丸出ダメ太郎のことかな?

『不沈アタッカー』(1)(粂田晃宏/講談社/ヤングマガジン)
・今年最も仕掛けたい新人作家。序盤から試合シーンが多く、テンポも良いので、一般層にも飽きることなく読んでもらえるスポーツマンガだろう。アンケートも良いのか、比較的本誌でも優遇されているようで、売上さえ伴えば、間違いなくヤンマガの次代を担うことになるだろう。
・高校バレー漫画と言ったら『ハイキュー』を思い浮かべる人が多いが、掲載誌が青年誌だけあって体の動きがかなりリアルに描かれている。同じ題材でも、少年誌の面白さと青年誌の面白さは別物なので、併売対象ではない。伝わらないかもしれないが個人的には『ライジングサン』(藤原さとし/双葉社/アクション)と並べても面白いと思う。
・例のアレ進行中。やっぱりバレーという競技の、コートの中での醍醐味が描けているのが一番の魅力じゃないでしょうか。『少女ファイト』(日本橋ヨヲコ)はコート外の出来事が試合を左右する。
・青春スポーツとしてもスポーツギャグとしても読めるバランスのいい作品。絵は小慣れてないのですが。バレー漫画ブームが来る予感。

だいたい日刊コミタン! 2013/04/30号

今日の気になるタイトル
4月30日
『花咲さんの就活日記』(2)(小野田真央/小学館/IKKI)
・編集に恵まれ、営業に推され、書店員がやる気になるところまで行けなかったマンガ家はどうなるのか。今、話題の出版社マンガとは対極の立場にあるマンガ家マンガ。1巻発売時には局地的に話題になったが、今回も前述したタイトルと併売することでうまく売り伸ばしていきたい。

『エバタのロック』(2)(室井大資/小学館/ビッグコミックスピリッツ)
・最近のギャグ漫画の中では飛びぬけて面白い。が、結構苦戦中。『秋津』(ハルタ)の表紙が変わると言う事で、合わせてしかけ直したい。

『藤子不二雄A ビッグ作家究極の短篇集』(藤子不二雄A/小学館)
・ブラックユーモアでまとめた2冊が不条理マンガの棚から結構動いているので、たまにはブラック系じゃないのが欲しい。これはどうだろう。

『リュウマのガゴウ』(3)(宮下裕樹/少年画報社/ヤングキングアワーズ)
・少年画報社アワーズ系の次オシはこれじゃないでしょうか。3巻まできてザッピング方式がもたらすストーリーの懐の深さがウリになると思う。