週刊コミタン! 2013/04/07号

来週の気になるタイトル
4月8日
『あまねあたためる』(1)(佐渡川準/秋田書店/週刊少年チャンピオン)
・佐渡川準が”可愛い女の子”を意識して描くとこうなるのかと思った。テンションが似ているので『無敵看板娘』が好きだった層に届けたい

『パンダのこ』(1)(角光/秋田書店/週刊少年チャンピオン)
・個人的にかなり好きな作品。女性にも売りたい。『しろくまカフェ』(ヒガアロハ/小学館/Flowers)との併売も考えている。が、配本が・・・。

『弾丸タックル』(1)(佐藤由幸/秋田書店/月刊少年チャンピオン)
・導入部分はレスリング版アイシールド21といった感じか。試合描写などはまだまだ描かれていないので、とりあえず静観。個人的には非常に期待している作品。一部高校等では、レスリングが必修となっているので、学生層とはそこまで縁遠くはないかな?というところ。

『魔法少女・オブ・ジ・エンド』(2)(佐藤健太郎/秋田書店/別冊チャンピオン)
・発売早々に品切れて、その後も堅調に売れているタイトル。都市型パニックホラー作品だが、魔法少女という特異なキャラクターがフックとなっている。新刊の配本は様子見なのかやや渋め。追加をしっかりとって売り伸ばしたい。

『Hatch』(2)(村上かつら/祥伝社/フィールヤング)
・新刊台のその後は同週発売『おんなのいえ』(鳥飼茜)と一緒にどうでしょうか。

4月9日
『ディアボロのスープ』(1)(岡崎純平/講談社/別冊少年マガジン)
・魔女が納める国に軍事国家が攻めてくる話だが、第一話から結構死ぬ。『マギ』のマグノシュタット編のような感じ。キーとなる男がどのように動くかで、この作品の面白さが決まってくるので、この先が作者の腕の見せ所。
・『進撃の巨人』以降「別マガ」編集部が試みてきたダークファンタジー、ホラー、スプラッタなマンガたち。このところの新連載攻勢を見ても引き続きこの傾向は続きそう。それらの中でイチオシなのがこれ。圧倒的劣勢感とそれを冷静に観察しているキャラクター、機知による逆転の芽もあり非常に面白い。『進撃の巨人』との同発に版元さんからの推しも感じる・・・?

『罪と罰』(4)(漫・F・画太郎/新潮社/@バンチ)
・特典ペーパーの図案が面白い!けど編集さんの顔がわからないと面白さが半減してしまうのが残念。

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だいたい日刊コミタン! 2013/04/05号

今日の気になるタイトル
4月5日
『アバンギャルド夢子新装版』『デビルエクスタシー新装版』(押見修造/講談社)
・アバンギャルド夢子は未読。『悪の華』のアニメ化のタイミングでの新装版はありがたい限り。『悪の華』は内容的に話題になりそうなので、押見修造コーナーで過去作もアピールしたい。
・未読だったので嬉しい限り。『惡の華』もアニメ化。本誌も盛り上がっている。次は『ユウタイノヴァ』も!
・旧版の表紙のケバケバしさが無くなってしまったのが残念だが、『惡の華』以降の押見ファンに売る機会がきたので、アニメ化様々である。押見修造作品と一緒に安達哲作品を並べたいので、『さくらの唄』『キラキラ』の復刻を切に願う。(一応『さくらの唄』は文庫版が手に入るが今は下巻が品切れ中の模様)
・表紙のさすがに!感。大分可愛く仕上げてますがそれだけだとちょっちね。女の子に対する性的な距離感・スタンスは『惡の華』にいたるまで一貫したものがあり面白い。作家棚を作るべき。

『学園恋獄ゾンビメイト』(上下)(森繁拓真/白泉社/別冊ヤングマガジン)・『となりの関くん』(4)(森繁拓真/メディアファクトリー/フラッパー)・『あねぐるみ』(1)(森繁拓真/芳文社/まんがタイムスペシャル)
・『アイホシモドキ』(全4巻)(秋田書店/週刊少年チャンピオン)は普通に注文出来るのでこちらも合わせて売っていこう。
・『となりの関くん』の発売日が普段のMFと違うのは客層的には問題ないが、『あねぐるみ』発売日が合わないのが惜しい。表紙の雰囲気が変わってくるので、帯で誘導できるとありがたい。
・本誌「フラッパー」と同時購入で特製パスケースが当たる!と同時にフラッパーも紙質を変えて薄くなるらしい。凋落一路というところだったがここで盛り返せるか?本誌が荒削りながらもほんわかしたストーリーマンガと桃色肌色女の子マンガの2色に別れているところをどう『となりの関くん』層向けに整えるか期待大。表紙と掲載順序のことです。
・「ほぼ」同日なのと「A5」というのが惜しい!同日でB6ならもう少し・・・。森繁拓真の姉ネタ鉄板感はいいですね。

だいたい日刊コミタン! 2013/04/04号

今日の気になるタイトル
4月4日
『八重の桜』(1)(山本むつみ・竹村洋平/集英社/ジャンプSQ.)
・コミカライズ必要だったのか・・・?というかコミカライズとして流入を狙ものでは全くないので、大河ドラマは意識しない売り方になるでしょう。さすがに絵が可愛すぎる。

『ワンパンマン』(3)(村田雄介・ONE/集英社/となりのヤングジャンプ)
・発売前に重版がかかっているということもあり、初回配本がかなり心配。重版分を取次が撒いてくれるといいのだが、追加に強気になりすぎて、在庫をダブつかせる店舗もありそう。某書店チェーンが全店に色紙をみたいなフェア的動きをしているので、そちらに配本が偏ったりしたらいやだなーと。
・如何に売るかより、如何に追加を取るかが問題。1・2巻は発売以降(うちの店は)どんな手を打ってもまともに追加が入らない。

『食戟のソーマ』(1)(佐伯俊・附田祐斗/集英社/週刊少年ジャンプ)
・グルメマンガというよりどちらかといえばお色気ジャンルになるのかなと。学生からの支持というのがいま一つ見えてこない。『ToLOVEる』以降、少年誌におけるお色気マンガのハードルが相当に上昇しているので、リアクション脱衣のみならず、日常パートでのギリギリ度合次第で動きは変わりそう。個人的にはもっと食の方向へシフトしてほしい。
・なりふり構わずジャンプが仕掛けてきた!でも個人的には結構好き。売れるでしょう。問題は在庫をいかに確保するかとマル成コミックを如何に併売するかか?

『キングダム』(30)(原泰久/集英社/ヤングジャンプ)
・気がつけばあっという間に30巻。30巻到達というタイミングでアニメが地上波で放送開始。あまり巻数の多い作品だとアニメ化が原作まで波及しにくいがこれは動いてくれると思う。