だいたい日刊コミタン! 2013/06/12号

今日の気になるタイトル
06月12日
『千と万』(1)(関谷あさみ/双葉社/ハイ!)
・男やもめに少女がわく。女の子の二十面相が楽しみポイントで『銀のニーナ』のような側面もないではないが、作者・関谷あさみは「LO」に続きロリ寄り成年誌「Juicy」で活躍中。どこか何となく略取的なエロスは女性には響かないような気がする。
・「可愛いは正義」という標語が氾濫しているが、これにも当てはまる。でも可愛い。
・思春期娘と父親マンガの正しき形。年頃の親子の関係性よりも、娘兼ヒロインの詩万の可愛らしさを推していくべきか。なんとなく4コマ層との親和性が高そう。

『前略、百合の園より』(2)(須河篤志/芳文社/つぼみ)
・「完」の字にいよいよもって「つぼみ」終幕の悲しさがある。7月には『総合タワーリシチ』も完結巻。百合バブルもそろそろなのか。

コミック新刊一覧チェック! 2013年7月発売分

配信の様子を録画したものはこちらから。


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期待作、ちょっと物申すなタイトルは☆付き。Googleスプレッドシートでの言及まとめ。
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だいたい日刊コミタン! 2013/06/10号

今日の気になるタイトル
06月10日
『月影ベイベ』(1)(小玉ユキ/小学館/flowers)
・『さよならアポロン』で実績十分なれど、アニメで流入したライト層についてはアピールを怠ると売れない気がする一冊。今作ではまず「フィールヤング」読者を狙いたい。なんか方言キャラを描かせるとすごくイキイキしてる感じがして良い。
・やはり面白い。ジブリの『海がきこえる』に似たシチュエーションなのでその辺が好きな人に。(狭いか?)

『ジンカン 人の間はおもしろく生きる』(1)(大月康成・あかほりさとる・木谷高明/マッグガーデン/BLADE)
・目を疑う企画だったがなんと単行本化まで。「あかほりさとるのセクハラ→木谷高明の業績好調自慢→しかしそこには見落としていた影が・・・」という展開はもはや様式美。プロレスファン、ブシロードファン、そのどちらかだけではオススメできない。

『キミと死体とボクの回答』(1)(ヨゲンメ/マッグガーデン/BLADE)
・ブレイド本誌のなかでも絵柄が女子にウケそうなので、狙うならばその層か。いまだと、デビルサバイバーとかの近くに置くのがいいんでないですかね。同社だと、『空想郵便局』(朝陽昇)でしょうか?タイトルからは推理物っぽいけど、そうではないことが帯なんかからわかるといいなと。