週刊コミタン! 2013/06/16号

来週の気になるタイトル
06月17日
『七つの大罪』(3)(鈴木央/講談社/週刊少年マガジン)
・版元の鼻息も荒くアニメ化まではいきそうである。書店での種まきもまだまだ。

『マチキネマ』(2)(サメマチオ/宙出版/NEXT)
・サメマチオ短編集の第2集。テーマが無いためのびのびと描かれた短編が多く、読み手もその日のコンディションで好きな作品が分かれそう。手元において何度も読み直したい。
・まさか2巻が発売されるとは思っていなかった。個人的には著者の体験を描いたようなエッセイテイストの作品がとても好み。
6月という時期的に芳文社刊の『きみの家族』を売っているところなので、新刊によるはずみはありがたいところ。

『ACMA:GAME』(1)(恵広史・メーブ/講談社/週刊少年マガジン)
・割りと王道なストーリーだが面白いと思わせるのは絵師の実力によるところだろう。別マガ新連載、徳川神千『D.D.D.』と同様に、奇抜なアイデアだけに頼らない地に足の着いた実力のある新作を新人さんには期待したい。

『ぼくらの17-ON!』(1)(アキヤマ香/双葉社/Jour)
・『僕のおとうさん』(集英社/マーガレット)で好評を得ている著者の新作。俳句甲子園という和モノ部活系。応援店も募集していてツイッターなどの話題には上がりそう。
・今年一番の装丁。

06月18日
・・・

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だいたい日刊コミタン! 2013/06/15号

今日の気になるタイトル
06月15日
『神様のバレー』(1)(西崎泰正/渡辺ツルヤ/芳文社/週刊漫画TIMES)
・ここ最近、バレーボールマンガが続いているような気がするが、こちらはプレイヤーではなく指導者が主役。中学バレーが舞台、フィジカルの格差は高校より少ないハズなので、戦術の重要さがよりわかるよう話が進むのではないかと。主人公の憎めないアクの強さ含め、キャラクターもしっかり立っているので、芳文社の棚よりもその他のスポーツマンガの近くに置きたい。バレーボールくくりで棚を作るよりは、新刊発売時の『ジャイアントキリング』(ツジトモ/講談社/モーニング)の近くなどが適していると思う。
・『砂の栄冠』とか。

だいたい日刊コミタン! 2013/06/14号

今日の気になるタイトル
06月14日
『君といつまでも~東京下町吸血鬼物語~』(1)(小林モリヲ/秋田書店/ミステリーボニータ)
・若大将!・・・ではない。BLで2作出している著者で初一般誌。シンプルな絵柄で読みやすい。ストーリーがテンプレ過ぎるのが・・・。

だいたい日刊コミタン! 2013/06/13号

今日の気になるタイトル
06月13日
『修羅のドレス』(寄田みゆき/講談社/BE-LOVE)
・劇的すぎる展開、裏切りにつぐ裏切り。頭を軽くして読める「ザ・昼ドラ」という感じで、『おかめ日和』をはじめわりとほんわかした印象のある本誌「BE-LOVE」の中では過激派なれどよく馴染んでいる。のだが昼ドラ視聴者層って単行本買ってくれるんかな。
・超昼ドラ。いつ放送が始まっても驚かないです。そして、ドラマ見たいです。たわしハンバーグとはいかないが、舞台である服飾業界に出てくる小道具がまぁ予想できるような昼ドラ的使い方を…。TLとか買ってる層ってこういうタイトルどうなのかしら?年齢層的には30代からの女子を意識してそこらへんに売りたい。

『逃げるは恥だが役に立つ』(1)(海野つなみ/講談社/Kiss)
・海野つなみの新作1巻、今までだいぶ売り逃してきたなーという感。発売日から品切れまでが早く、女性書店員に根強いファンがいる印象も。ってーことは20代後半~30代女性あたりがストライクゾーンということでしょう。今度の争奪戦はハチマキ締めて臨みます。

『月嶋教授の”世界の成り立ち”を考える』(1)(扶持田一寛/あかほりさとる/徳間書店/COMICリュウ)
・可愛らしい男の子がインテリ教授と周囲の女子に翻弄されつつ…みたいな内容だが、あかほりさとる特有のギャグや過剰なお色気は思ったより少ない。リュウはここ最近の売れている銘柄から鑑みると、かなり客層の低年齢化が進んだ気がするが、このタイトルは本来のリュウコミックス購読層に近いような気がする。
・確かに。