来週の気になるタイトル
06月17日
06月18日
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『逃げるは恥だが役に立つ』(1)(海野つなみ/講談社/Kiss)
・海野つなみの新作1巻、今までだいぶ売り逃してきたなーという感。発売日から品切れまでが早く、女性書店員に根強いファンがいる印象も。ってーことは20代後半~30代女性あたりがストライクゾーンということでしょう。今度の争奪戦はハチマキ締めて臨みます。
『月嶋教授の”世界の成り立ち”を考える』(1)(扶持田一寛/あかほりさとる/徳間書店/COMICリュウ)
・可愛らしい男の子がインテリ教授と周囲の女子に翻弄されつつ…みたいな内容だが、あかほりさとる特有のギャグや過剰なお色気は思ったより少ない。リュウはここ最近の売れている銘柄から鑑みると、かなり客層の低年齢化が進んだ気がするが、このタイトルは本来のリュウコミックス購読層に近いような気がする。
・確かに。
・版元の鼻息も荒くアニメ化まではいきそうである。書店での種まきもまだまだ。
『マチキネマ』(2)(サメマチオ/宙出版/NEXT)
・サメマチオ短編集の第2集。テーマが無いためのびのびと描かれた短編が多く、読み手もその日のコンディションで好きな作品が分かれそう。手元において何度も読み直したい。
・まさか2巻が発売されるとは思っていなかった。個人的には著者の体験を描いたようなエッセイテイストの作品がとても好み。
6月という時期的に芳文社刊の『きみの家族』を売っているところなので、新刊によるはずみはありがたいところ。
『ACMA:GAME』(1)(恵広史・メーブ/講談社/週刊少年マガジン)
・割りと王道なストーリーだが面白いと思わせるのは絵師の実力によるところだろう。別マガ新連載、徳川神千『D.D.D.』と同様に、奇抜なアイデアだけに頼らない地に足の着いた実力のある新作を新人さんには期待したい。
『ぼくらの17-ON!』(1)(アキヤマ香/双葉社/Jour)
・『僕のおとうさん』(集英社/マーガレット)で好評を得ている著者の新作。俳句甲子園という和モノ部活系。応援店も募集していてツイッターなどの話題には上がりそう。
・今年一番の装丁。