週刊コミタン! 2013/09/22号

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『大東京トイボックス』(10)(うめ/幻冬舎/バーズ)、『大東京トイボックスSP』(うめ/幻冬舎/バーズ)
・最終巻と同時に外伝の発売。外伝の部数が何割くらいなのか気になるところ。賞レース上位入賞以降、継続して動いていたが、ここ最近のドラマ化発表の影響か動き方が顕著。半沢直樹ではないが、痛快な仕事ものとしてブームになりそうな気配はある。放映後の露出でどう跳ねるかが楽しみ。

『林檎の木を植える』(志村志保子/集英社/Cookie)
・意外、それはサスペンス調。次号「FEEL YOUNG」登場ということで読者の年齢層が上がっていく橋渡しになるんでしょうか。

『日々蝶々』(5)(森下suu/集英社/マーガレット)
・ウブな二人がなんたらかんたらで、そのペースのままついに親も公認という形になりつつあり『君に届け』コースだなぁと。『センセイ君主』(別マ)みたいに行動ではゴリゴリいける主人公とは対ですね。
・『虹色デイズ』(4)(水野美波/集英社/別冊マーガレット)とあわせて小集講の3社合同コミックフェアに入っていることからも雑誌読者からの支持が熱いのかなーと。正直、どれもそれなりに巻数あるし、こういったフェアをやるのはちと遅いのではと思うが…。まぁ、フェア用に重版タイミング調整したのか、なかなか入荷がなかった期間があったのがちょっとな。フェアの案内とか全く知らんし、どこにアナウンスしたのかしら？おいといて『日々蝶々』とかは年末の賞レースが良い線いくんじゃないでしょうか。男が好きなタイプの作品よね。
・うちにも案内来とらん！

『いくえみ男子 ときどき女子』(いくえみ綾/集英社)
・何かと思えば名言集だった。旬は短いかなー。いがわうみこ売ろう。

『マグネットな私たち』(田中てこ/集英社/別冊マーガレット)
・田中てこ好きなんすよね。あまりクセが無い感じで男性にも読みやすいかなと。

『ラブカレンダー』(下)(水瀬マユ・DECO＊27/スクウェア・エニックス/ビッグガンガン)
・初回刷り部数の少なさで売り逃した感が半端やない。マッグやスクエニでの連載が終わり何処へゆくのか。引き合いは多そう。

『達人伝 9万里を風に乗り』(1),(2)(王欣太/双葉社/漫画アクション)
・2巻分の製本済みプルーフに指定承り書など版元さんの気合は十分。まとめて読んで面白いという確信は得られた。どうも『蒼天航路』の頃のイメージを引き合いに出しがちになってしまうが、中核の売り方は無名の1巻だと思って、裾野を従来ファンの取り戻しだと考えるようにする。

『世界をこわすたび』(藤生ナミ/小学館/ベツコミ)
・ウチの単巻面陳の定番作家、藤生ナミの新刊。短編集だと思うので、売りやすさはかなりあるかなと。たぶん2年後くらいに連載作が結構売れるタイプの作家では。当時の紺野りさと同じ匂いを感じる。他にも小学館少女棚の単巻面陳は田村ことゆ、梅澤麻里奈、藤緒あい、桃井すみれあたりが調子いい。

『たぶん惑星』(1)(粟岳高弘/一迅社/REX)
・スク水表紙を見て吉富昭仁との相関を感じる。もにょっとしたSF具合といい。スク水好きは連載を読んでてもわかるけど、いざ表紙になると的が絞られすぎる・・・。
・ティアでコソコソ買っていたのを三木ジャイアンに取られて読まれた。まさか本が出るとは！なSF漫画家の一人。SF描いてる人は割りと多い気がする。鶴田謙二とか山田穣とかあさりよしとおとか。逆に辛抱のある根強いファンが居るジャンルでもあるので、ある程度まとめてコーナー展開すると他店との差別化が出来て前述のようなユーザーが付いてくれる気がする。
・そこで読んだものと全く一致してなかったよ・・・(三木)

『きんいろモザイク』(4)(原悠衣/芳文社/まんがタイムきららMAX)
・アニメがあって実績じゃきかないんだぜ、ってのがどう解消されるのか楽しみ。版元は拠点指定でいつも通りとして、こういう場合に取次は実績の参照範囲をギリギリにまで近づけたりできるのかな？
・アニメ化で大分跳ねた。4コマ売るのはこの方法しかないのか？

『ジーンメタリカ-機巧少女は傷つかない Re:Acta-』(1)(釜田みさと・海冬レイジ/メディアファクトリー/コミックジーン)
・10月アニメの外伝コミカライズだけど、本編の人気キャラが主人公とかではなく、同じ世界観の別の場所でのストーリーなので、コアな原作ファン以外にはそこまでって感じだと思います。とはいえ、ジーンはメディアファクトリーで一番売れている雑誌なので、コミカライズは置いといて、オリジナルタイトルとかはそこそこに棚を考えておくべきなのかもしれない。

『幸腹グラフィティ』(2)(川井マコト/芳文社/まんがタイムきららミラク)
・女の子が食欲に夢中でご飯食べてるのってそそられますよね？「食欲の秋フェア」に持ってこいな一冊。

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『美味しんぼ』(110)(雁屋哲・花咲アキラ/小学館/ビッグコミックスピリッツ)
・福島編ということで原発事故調ものと相性抜群。

『悪戯ちょうちょ』(3)(綾瀬マナ/双葉社/コミックハイ!)
・終わってみればストーリーの進行を表現できた3冊の表紙になったが、1巻がこの表紙であればと思う。

「COMICリュウ」
・第3回登竜門はトップバッターの仕上がりが頭ひとつ抜けてる感じ。

『惑星9の休日』(町田洋/祥伝社)
・カラーの試し読み折り込み小冊子が届いた。宣伝物を当月だけでなく次月以降も波状に出していくのはカロリーがかかるがそこそこ効果を見込めそう。ブツはテイクフリーということで投げ入れを企図したものではなさそうだが、併売中の『僕は問題ありません』(宮崎夏次系/講談社/モーニング・ツー)や『8月のソーダ水』(コマツシンヤ/太田出版)に封入した。返本時抜き取りか。
・ペーパー封入店って返本時抜き取ってますよね？

『干物妹！うまるちゃん』(1)(サンカクヘッド/集英社/ヤングジャンプ)
・滑り出し好調。追加をいかに取るか！
・うまるちゃんが瞬殺でした。問い合わせも超多数。2ちゃんスレのまとめ系サイトのAmazonリンクに多数登場していたかしら？ウチのアルバイトはまとめサイトから興味を持ったようだった。
・ふだん見かけない感じの人が買っていったなー。

『アニメ<物語>シリーズヒロイン本 其ノ壹 羽川翼』(講談社)
・平子理沙の羽川コス誰得？川井マコトのイラストが載っていたのは良し！

『北斗の拳　イチゴ味』(1)(行徒妹・河田雄志・原哲夫/徳間書店/WEBコミックぜにょん)
・『うまる』も早かったがこっちの方が早かった！初日で瞬殺。『シャアの日常』(南北/KADOKAWA/ガンダムエース)あたりと併売したい。あの聖帝サウザー様が愛すべきお馬鹿キャラに。絵の再現度など行徒妹の正しい使い方だと思う。

・ナタリーのマンガ賞も出ましたね。アレ、トハーンのセットだと編集者コメント入りの拡材とかあるらしいっすよ。投票された方はご存じなのかしら…。