週刊コミタン! 2013/10/06号

『はねバド!』(1)(濱田浩輔/講談社/good!アフタヌーン)
・「週刊少年ジャンプ」からの転身。女の子をばっちり可愛く描く持ち味は活きているが・・・。今のところ主要なライバルが他校の留学生であったりと、今度は長い展開を描けそう。
・なんかこうバンブーブレードっぽい始まり方だったけど、露骨なコメディ路線ではなく、萌えまではいかないレベルで可愛い女の子とスポーツの塩梅はなかなかいいな。ジャンプ棚での展開をどうするかは悩むところだが、アフタヌーンの学生マンガと一緒の展開で様子見ですかね。

『クロコーチ』(1)(2)(コウノコウジ、リチャード・ウー/日本文芸社/週刊漫画ゴラク)
・コウノコウジ作品がジャニーズ主演ドラマの原作になるとは！『肉の唄』当時は夢にも思っていなかった。
・しかし『肉の唄』こそがコウノコウジ最高傑作。重版頼むよ頼むよ。

『大家さんは思春期！』(1)(水瀬るるう/芳文社/まんがタイム)
・最近芳文社さんは販促物セットに刊行予定の試し読みを入れたり、販売に力が入ってきた印象。女子中学生の可愛い大家さんという4コマでは割りとスタンダード(？)な設定。普通に売れるでしょう。WEBでも試し読みが設置されているのでこれを如何に拡散するかがテーマか？
・http://www.manga-time.com/new/01/index.html

『雨天決行』(1)(重本ハジメ/秋田書店/週刊少年チャンピオン)
・近頃秋田書店ではヒットが少なかった王道バトルもの。見開き、大ゴマでの画面構成の迫力が読み応え。担当編集さんが事前に書店巡りをするなど力を入れている様子。宣伝ビラには編集長からの熱いコメントもあり期待の大きさが推し量られる。前作『鬼さんコチラ』も単行本化して欲しいっすね。藤田和日郎の隣と言いたいところだけど今は『月光条例』のほうに少し訴求力が足りないか・・・。

『さよならまたこんど』(いがわうみこ/祥伝社/フィールヤング)、『臭えば獣、香れば媚薬。』(市川ラク/同)
「フィールヤング」が「Cocohana」あたりと違う雰囲気を持っているのはやっぱりこういった文芸系(?)路線が出てくるところ。池辺葵、田中相あたりとまとまれば新進気鋭の棚一丁上がり。市川ラクの検索結果は早く浄化してあげたい。楠田夏子も入る・・・はずだった。

『GANGSTA』(5)(コースケ/新潮社/＠バンチ)
・限定版と同時発売、ほぼ同じタイミングでゴーゴーバンチが創刊されるため、思ったよりも露出は多そう。実は賞レース上位に来るんじゃ……なんて思ったり。画集がゴーゴーの付録だが、限定版と混同して店頭でトラブルとか揉めたらいやだなーと。アナウンスはしっかりできるように拡材ほしいです！

「ゴーゴーバンチ」(新潮社)
・部数どうっすかねぇ。内容についてもどなたか詳細求む。

『D.D.D.』(1)(徳川神千/講談社/別冊少年マガジン)
・期待していたのだが、アンケート良くないのか？な急展開に…。
・正統派ファンタジーだけど、なんとなくソシャゲ臭を感じるのは、きっと他のコミカライズとかの影響だからだろう。併売するなら『七つの大罪』とかになるのかな？支配された騎士団と悪魔なんてのはベタだけど、一定以上の需要っはあるので、客層を絞って売りたい。マガジン棚よりも、シリウスとかそっちのがいいのかなーと。
・講談社はいまソシャゲっぽいロゴを作るのが美味い感じですよね。

・・・

『私がモテてどうすんだ』(1)(ぢゅん子/講談社/別フレ)、『影野だって青春したい』(1)(北野夕夏/講談社/別フレ)
・「別フレ」新機軸。これまでのイケイケ女子モテ系一辺倒(あるいはイジメ)の棚とは区別していきたい。それとも区別が不要になっていくだろうか。
・拭いきれないＴＬっぽさはありつつも、あまりフレンドらしからぬ作風はわりと好きかも。共感型？オタク女子の翻弄されっぷりは、実に乙女ゲー的で、少女マンガよりもゲームの影響を色濃く感じる。乙女ゲー市場の拡大っぷりから考えると、想定よりも幅広く売っていくことができるかなと。複数いるキャラの個性をわかりやすくアイコンにできるような拡材等あればいうことなし。

『PiNKS』(倉金篤史/徳間書店/COMICリュウ)
・読者、書店員、業界関係者が票を投じる第一期登龍門で最高人気を得て連載デビュー。異性への目覚めのジュブナイル。志村貴子にも通ずるテーマで、女の子のほうが早いのよー。売れ方はまずまずなんじゃないですかね。「リュウ」本誌読者は好きそうだけど。
・山本直樹フォロワーになるのか？絵がやや独特なのでマンガ好きの興味は引きそう。

『巴マミの平凡な日常』(1)(あらたまい・Magica Quartet/芳文社/まんがタイムきらら☆マギカ)
・アラサー独身のマミさん！周りは全員既婚。目から熱い汗が…。

『純潔のマリア限定版』(3)(石川雅之/講談社/good!アフタヌーン)
・限定版の配本予告、多すぎ！
・進撃で味をしめたか？

『進撃の巨人 限定版』(12)(諫山創/講談社/別冊少年マガジン)
・読者締め切り間近で予約急増。店頭分どれだけ取るか迷う。
・進撃の巨人のアニメ最終回放送から限定版の予約が急増。いくつ入れたもんかね。

・サンデーに『アナグルモール』復活！！みんな既刊はちゃんと持ってるか？