週刊コミタン! 2014/07/20号

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『なぎら健壱 バチ当たりの昼間酒』(魚乃目三太・なぎら健壱/少年画報社/思い出食堂)
・差をつけるならこんな一冊。最近の「レジェンドアクション」レーベルの流れもあわせて昭和っぽい棚は作れそうですね。浅草のリブロが少しお手本になる

『夜の珈琲』(1)(左東武之/スクウェア・エニックス/ガンガンオンライン)
・「イケメンの入れる珈琲が不味いわけがない」という副題を付けても良さそう。珈琲の知識も得られる。清水ユウ作品と相性良さそう。【売れ感】△

『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』(1)(藤原ここあ/スクウェア・エニックス/ガンガンJOKER)
・藤原ここあのカワイイは女性にも通用するので強い。もちろん男性にも。【売れ感】◎

『2DK 2014 SUMMER』(竹内佐千子/講談社/モアイ)
・フルカラーだと蛍光色が目にキツそう。AUTUMNになったら売れなくなりそう。かといって初速が良いわけでもなさそう。うーん。

『SAKURA TABOO』(1)(猫田ゆかり/講談社/モーニング)
・警察組織のタブーを扱うサスペンス。『ギャングース』と両極端な感じで相性良いかなと思っていたが、装丁から女子に向けて売っていく感じも見えてきた。＠バンチの『ウロボロス』で色々あるようなので、そことの併売でサラリーマン層にも訴求したい。、

『ハルロック』(1)(西餅/講談社/モーニング)
・連載化で読み切り時よりギャグは抑えめになったけど登場人物の濃さがぐぐっと上がった。マニアックな電子工作ネタは分からなくてもキャラ立ての上手さで十分楽しめる。売りにしている「電子工作×女子大生」にはそれほど力を感じない。
・いまモーニングで連載を楽しみにしているのはこれと田島列島『子供はわかってあげない』、佐久間結衣『コンプレックス・エイジ』。【売れ感】△

『おせん　真っ当を受け継ぎ繋ぐ。』(11)(きくち正太/講談社/イブニング)
・遂に完結。江崎さんと一緒に育ってきたような気がするので一升庵卒業は悲しくもあり嬉しくもある。次回作にももちろん期待してます！【売れ感】－

『あそびあい』(2)(新田章/講談社/モーニング・ツー)
・ながらく追加がとりづらい。『ちーちゃんはちょっと足りない』とか『ケンガイ』とか『ぷらせぼくらぶ』と一緒にやりたいんだけどな。

『わたしは真夜中』(糸井のぞ/幻冬舎コミックス/スピカ)
・大人恋愛枠にいかがでしょうか。『ブックイーター』(カネタケ製菓/竹書房)からここへ。B6になっていくフィールヤング諸作品ともあうでしょう。
・08/12発売の『カカフカカ』(1)(石田拓実/講談社/Kiss)と併売予定。「一緒に寝る」という行為がアダルティで面白い。【売れ感】○

『ならずの顎』(山田風太郎/幻冬舎コミックス/バーズ)
・『アサシネ』 との同時発売を夢見ていた時期が僕にもありました。ホラーサスペンスと少女を守るヒーローものとしての売り出し方で大分客層が変わると思う。女の子がご飯食べてる漫画と一緒に置いてみたい、やるなら食欲の秋か。平野耕太というフックはどうせなら使いたいので『以下略』を置いてジャージを指して「この人が描いてます」みたいな紹介の仕方でもいいのかも。

『耳は忘れない』(森泉岳士/エンターブレイン/ビーム)
・売り方とは関係ないんですけど、日常の事件じゃないようなことを事件のように扱う完成が好き。この作品集はこれまでの長編2作品とくらべてそういう面が出る・・・と思う。これに限っては真造圭伍の横とかを考えている。

『妖怪ウォッチ』(4)(小西紀行/小学館/コロコロコミック)
・はーどすこい。

『恋するハリネズミ』(1)(ヒナチなお/小学館/ベツコミ)
・学校で噂の暴力男子ををハリネズミ男子とカテゴライズするのは○○男子を多用する小学館らしいなぁと。不器用なふたりのラブ育み型胸キュンマンガなので、リアルな学生層向けかなと。『メットくんはイケメンです』がまだ好調なのでそことの併売がベターだが、本作の想定ターゲットより上の層に売れているので、『胸が鳴るのは君のせい』などの売れているベツコミ銘柄との併売のほうが良いのかもしれない。

『彼女はまだ恋を知らない』(1)(藤沢志月/小学館/デラックスベツコミ)
・『ハツハル』も発売したばかりの藤沢志月の増刊でのシリーズ連載がコミックスに。こちらのタイトルのほうが一般には動きそう。新作あわせなのかもしれないが、カラーも多かったので、本誌での人気もなかなか良さそう。内容的には、男性に売れそうな少女マンガといった感じ。マーガレット方面に持っていっても面白いかもしれない。

『猟界のゼーレン』(1)(岩瀬昌嗣/KADOKAWA/電撃ホビーWEB)
・企画としてのロボットものをアニメではなく漫画でやろうとするその心意気や良し。機体の描写や戦闘シーンの上手さ、迫力ともに申し分ない。電撃ホビーマガジン購読層以外に認知されていないと思うのでとりあえずロボット物で固めて売りだしたい。販促物とか何かあるのかしら？
・柳瀬敬之、海老川兼武、ダイナミック企画、不知火プロ。この名前にピンとくる方向けのおっさんホイホイである。量産期なデザインもボトムズ世代直撃でよい。シスプリ、ストパニ、ラブライブと角川の誌上企画からヒットしたタイトルは多い。なんとなくB-CLUBがまだあったらこういう企画やってたんだろうなって。

『BOCCHIMAN』(1)(榊原宗々/KADOKAWA/少年エース)
・もしかしてコミックス発売のタイミングでぼっちマンに改題した？イメージ的には『地球最後の男』みたいなものです。荒廃したダークな世界に特殊能力があってアクション！みたいな流れだけど、主人公のビジュアルに特徴がないので、ぼっちマンだとギャグマンガに捉えられるんじゃないかという心配がある。年末に向けたダークファンタジー的棚の一角を担ってほしい期待のタイトル。

『同級生のマッチョ君』(1)(小堀真/講談社/マガジンSP)
・初速鈍いなー。試し読み作らねば！【売れ感】△

『碧き青のアトポス』(1)(やまむらはじめ/小学館/サンデーGX)
・配本はちゃんとあったが反応はいまいち。【売れ感】△

「ウルトラジャンプ」
・流石にエロマンガ誌から人が動いてそう。

「ゲッサン」
・『アイドルマスター』の連載が始まってビックリ。

「このマンガがすごい！WEB」
・掲載していただきました。珍しく棚の全景。