・少女マンガ誌箸休めギャグマンガ枠(likeふじまつ)。ヘンテコ背後霊もの。ですが。「デザート」らしさは特になくキャラものとして読む感じになると思うので『ニーチェ先生』(2)あたりとくっつけ。『偉人住宅ツバキヒルズ』はちょっと違うかもしれないけど女性狙いを強めるならば。別マの『シャルロッテ』も楽しみ。
『9時にはおうちに帰りたい』(1)(青色イリコ/講談社/Kiss)
・9時には帰りたいし明日会社休みたい。『ラブラブエイリアン』や『独身OLのすべて』、女子が描く女子の生態的な。ちょっと待てば今月末にはカレー沢薫もくる。しばらくは棚持ちさせたい。同時発売のエジプト~とは同時購入フェアが組まれているが、こちらが主になる印象。
・アラサーのテンションが丁度良い。青色イリコにベストマッチな作品だと思う。【売れ感】○
『カカフカカ』(1)(石田拓実/講談社/Kiss)
・先週も講談社でシェアハウスの話したなー。cookieからkissへの進出も果たした石田拓実の最新刊。女性向けレーベルで男性のデリケートな面に触れているが、読者のリアクションなどが気になるところ。石田拓実男子と呼称してもいいような少し間が独特なボケッとしたキャラクターは健在で、既存の読者にはそういった要素もぜひアピールしたいところ。男性向けには『東京DTED』とかと置いてもいいのかなーと。
・隔月になった「Cookie」からどの程度作家が動くか注視。
・EDの男の子が主人公に触れたら改善したという突飛なお話。EDを治すために添い寝をしたりしてそのうち恋愛になっていくのだろうか?絵柄は昔から好きなのでパンチのある展開を先に持ってくることでお客さんを惹きつけられそうな気はする。【売れ感】△
『ReLIFE』(1)(夜宵草/アーススター/comico)
・ここにきて急激に知名度を上げているcomicoの人気ナンバーワンタイトル。縦スクロール、オールカラーを上手く値段を調整して発売したことにまずは敬意を表したい。発売前重版が決まったらしく、想像以上に話題になっている感がある。comicoでは、男性向けや女性向けというランキング分けをしているが、こちらのタイトルは女性の支持が強い。版元で棚を作ってしまうと、本来の客層に訴求しきれないところがありそう。同じくweb発のポラリスと相性は良さそう。comico自体の販促やマネタイズ方法がなかなか面白くて、今後も目が離せない媒体になりそう。
・フルカラーでこのお値段はリーズナブル。若い人向けもしくは面白い漫画探している人向けに展開していきたい。【売れ感】○
『ニンニクナックル』(1)(一文字蛍/徳間書店/コミックリュウ)
・グンマとの併売か、マッポーの世っぽい感じでニンジャスレイヤー層に投げるべきかというところ。トンデモ格闘的なところは『ケンガンアシュラ』なのかなーと。20代後半くらいの男性層に売れたらいいな。ケンガン~は学生支持もかなりあるが、無料公開がその原因のようなので、何かしらの施策があれば化けるやも。
・やっぱり異種格闘技漫画は面白い。餃子がどうたらと謎の世界観を作り上げているがこれはニンジャスレイヤーと併売させるための狙いなのか。表紙の箱女ちゃんの(?)足裏で足フェチの心を鷲掴み!
・僕は同人版ですべて買っていたのに、このお値段で発売されては懐が薄ら寒くなりますよ。別マガでやる経緯がものすごく気になる。
『召喚獣になる!』(1)(石井康之/講談社/マガジンSP)
・優等生だがドジっ娘の魔女に人間の主人公が召喚されてしまうお話。絵柄はまだ拙いところもあるが届けたいメッセージがまっすぐ明確で心地良い。良く言えばフェイトの凛ルート?【売れ感】△
・アニメの評価高くて、営業さんから刷りが少ないと聞いていたがわりと配本あるみたいで良かった。【売れ感】○