週刊コミタン! 2014/08/03号

『μ&i』(1)(きただりょうま/集英社/ジャンプSQ.)
・うちのシステムだけだろうけど、一文字検索できない+”&”がシステム文字と認定される、の合わせ技で作品名検索ができない可能性を秘めている。読みがな登録されてれば「みゅう」で検索。
・落ち物としては「ウルトラジャンプ」の『Q』(シヒラ竜也)が併売予定地。タイトルの名付けも似ている・・・？

『ステルス交境曲』(1)(2)(天野洋一・成田良悟/集英社/週刊少年ジャンプ)
・好きな作品だったので不安でしたが案の定打ち切り。2巻完結ではないのでも保った方？【売れ感】△
・天野洋一、三度目の正直ならず。絵柄的にもやはりスクエア向きだったのだろうか。両作者にファンはいるが一定数以上は見込めないか。

『怪盗ルパン伝アバンチュリエ 登場編』(上)(下)(森田崇/小学館クリエイティブ/イブニング→ヒーローズ)
・5冊が2冊にまとまるのだろうとはいえきっつい値段。販売タイミングは文句なしだがちょっとむずかしいか。『アルテ』と併売してみたいな。
・5冊を2冊にしたこともあって単価が高い。描き下ろし短編のために手をのばすユーザがどれくらいいるのだろう。3巻からアルセーヌ・ルパンで最も有名(？)な奇巌城だが、1冊では終わらないので、そちらのエピソードしっかり読める4巻発売時に大きく展開したほうが動かしやすいかなーと。

『喧嘩稼業』(2)(木多康昭/講談社/週刊ヤングマガジン)
・延期。

『セブン☆スター』(1)(柳内大樹/講談社/週刊ヤングマガジン)
・ヤンマガで割と楽しみに読んでます。六本木怖いｗ「高嶺の花」(しげの秀一)も地味に面白い。【売れ感】○

『嘘つき王子とニセモノ彼女』(1)(美麻りん/講談社/なかよし)
・美麻りん初のオリジナル作品。生徒会役員とシェアハウスで共同生活という流行りっぽいジャンル。シェアハウスでなにやら色々あるけれど、役員の適切でない行動の泥を被る形になる主人公は、悲劇に負けない精神性なんかで出口ゼロに通じるものがある。主人公を晒し者にするためだけに問題行動をしてみたり、家庭内の問題とか因縁みたいなドロドロ具合は大人への展開もにらんでいるのかなと。個人的には、ここのところのなかよしの大人にも売ろうとしている戦略は好きではない。小中学生では理解できないような単語や言い回しを帯に使うなど、本来のターゲットを軽視しすぎている。
そんなマンガならなかよしでやる必要はなく、然るべき対象が読む雑誌でやるべきだと思う。この作品の売り方は果たして……。

『新装版　恋風』(1)『夏の前日』(5)(吉田基已/講談社/good!アフタヌーン)
・懐かしい。完結のタイミングで新装版ってどうなんだろう？次回作への布石？【売れ感】△

『鉄仮面のイブキさん』(1)(市川和馬/芳文社/まんがタイム)
・『大家さんは思春期』もそうだが安心して読める。おじさんだけではなく若い人にも読ますためには『お前ら全員めんどくさい!』(TOBI/ほるぷ/コミックメテオ)辺りをフックにすると良いのかな。【売れ感】○
・タイムだけどきららっぽい作りの表紙。『となりの関くん』全巻在庫があるなら一緒がおすすめ。

『新装版寄生獣』(1)-(4)(岩明均/講談社/アフタヌーン)
・「マンガボックス」にフルカラー出張してるからこの日。多分。新書版になったのはコンビニの売り場とかでよく効きそう。うちは引き続きA5のほうかな・・・。
・映像化で何かと話題に。実写映画のPVはなかなか面白そうだった。話題に版型と単価は駅中なんかの回転が速い店舗のファストな棚で有効そう。
・棚前で「読みたいけど高い」と言っている学生達をたまに見かけるのでこの価格帯はナイス。アニメが放送されれば若い層がこちらを購入していきそう。

『サイコろまんちか』(1)(小出もと貴/講談社/ライバル→マンガボックス)
・今月期待枠。ちょい心理学のギャグマンガ。帯でギャグものであることがよく示されていればニーチェ先生横がある。ゆうきゆう『マンガで分かる心療内科』はちょっと年齢層高いイメージがあるが、こちらはもう少し下で学生から20代ぐらいがコア。

『最強少女さゆり』(1)(福田やすひろ/秋田書店/週刊少年チャンピオン)
・馬鹿みたいに強い女の子が楽しそうに暴れまわって宇宙人たちを手玉に取って楽しい毎日を送るっていうのは『Dr.スランプ』感あると思った。コロコロの並びでも全然いいと思うし小学生くらいの子達にも読んでもらいたい。

『お前はまだグンマを知らない』(2)(井田ヒロト/新潮社/くらげバンチ)
・1巻絶好調なので2巻もこのまま売れて欲しい。POP文言は「そうだ！グンマ行こう！」で。【売れ感】○