週刊コミタン! 2014/09/28号

『すく～～～と！』(1)(新久千映・藤田一己/白泉社/ヤングアニマル)
・『ワカコ酒』とは雰囲気が違いますが、一緒に置くのもあり。バイク女子のほのぼのとした日常マンガなので読みやすい。『ばくおん』や『げんつき』と絡めるのもありか。内容はごくごく普通の日常なので入りやすい。
・流石というか何というかやっぱり新久千映面白い。折角なので女性にも手にとって貰いたい。そこから『ガールズライド』(磯本つよし/芳文社/つぼみ)や『オーバーレブ！』(山口かつみ/小学館)あたりに繋げられれば最高！うひょ～【売れ感】7(/10)

『漫画家さんいらっしゃい! R’sBar』(黒澤R/白泉社/ヤングアニマル)
・今をときめく漫画家たちに話を聞く、という非常に明快な内容にこの分かりやすい表紙。羽海野チカも出ているのでやや苦しいけど同日の『3月のライオン おさらい読本』と併売か。もっと苦しそうなのは刷り部数だけどな！

『3月のライオン おさらい読本』(羽海野チカ/白泉社/ヤングアニマル)
・11月発売予定の10巻の特装版にはBUMP OF CHICKEN書き下ろしの『3月のライオン』テーマソングが付くらしいですね。10巻特装版の予約申込用紙入っているんでしょうか。【売れ感】5

『商人道』(1)(細野不二彦/小学館/ビッグコミックスピリッツ)
・これは売り伸ばしたい。久しぶりに細野不二彦の連載作1巻ということもあり気合が入る。なんとかして細野不二彦作品に「大人の読み物」という側面を持たせたい。商社物は山崎豊子や海賊～とか受けが広いと感じているので、その辺りと絡められたらマンガ読みじゃない層にも訴求できると思う。

『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』(1)(浅野いにお/小学館/ビックコミックスピリッツ)
・タイトルが長いのはさておき、今までとはまた一味違うコミックが楽しめます。既存のファンはもちろんですが新規読者も増えそう。しっかりと目立つ位置で展開したいところ。
・ある日宇宙人が攻めてきて戦争が起こったけど自分たちの世界に変化はなく普通に戦後を生きる高校生たちのお話し。1巻だけなら日常ものと並べて売れる。単行本化でネットでもまた話題になりそう。表紙絵を見て分かる人には分かるだろうがタイトル作者名ともに認識しづらいので販売台等を有効活用したい。
・メジャー作者を扱う基本は「探す人は探してでも買うから見つけやすくするだけ、仕掛けは流入層へ」。というわけで今回は女の子かわいい推しで張ります。ちょっとすごい『けいおん!』ぐらいつもりで。
・風船どう使おうかな。【売れ感】8
・風船ってなに？

『のうけん』(長田亜弓/小学館/IKKI)
・巻数表記が・・・ない？超能力研究をする部活を舞台としてゆるやかシットコムで、長く読んでいたい気持ちがあった。

『空也上人がいた』(山田太一・新井英樹/小学館/IKKI)
・分厚い単行本になっている・・・ハズ。破壊や情動とはまた違う、静けさの新井英樹もいいものでした。「老人の死と我侭、若者の内省」というフックだと他のマンガとは絡まりづらいのだが単品で推していきたい。

『サンチャゴ』(1)(円城寺真己/小学館/月刊スピリッツ)
・島原の乱にスポットを当てた歴史漫画。宗教戦争というハードな内容を正面から描いており歴史書のコーナーでの併売も見込める。本当にホクロからレーザーが出る漫画を描いてた作者と同一人物なのか疑いたくなる。
・舞台は島原・天草一揆。というところからもお察しの通りかなりハードな状況が本当に絶望的な感じで進んでいく。こんな展開で天草四郎出てきたらそら救世主信奉もするわ！という説得力がすごい。まだなりは潜めているが南蛮渡来のヒーローも用意されており、非常に楽しみな作品。沙村広明『ベアゲルター』や『春風のスネグラチカ』は併売したい。絵がめちゃくちゃかっこ良くなっているのである。

「motto!」(秋田書店)
・雑誌扱いコミックスになったの？どういうこと？確かに「エレガンスイブ」増刊扱い雑誌コードで配本されてもキツそうだけど。

『銃皇無尽のファフニール』(1)(サブロウタ・ツカサ・梱枝りこ/講談社/good!アフタヌーン)
・『citrus』のサブロウタ作画。内容はダークファンタジー系？なので檜山大輔作品あたりと併売かなと。【売れ感】6

『ただしイケメンに限る』(1),(2)(いとうみきお/講談社/ライバル→新雑誌研究所)
・作者の熱心なファンは居るが大きく動きそうかというと…。ライバル連載陣の一部は現在「講談社新雑誌研究所」にて絶賛連載中！

『地獄先生ぬ～べ～NEO』(1)(岡野剛、真倉翔/集英社/グランドジャンプPREMIUM)
・ドラマ化の報以降文庫版はじんわり売れつづけているが、対象はあくまで旧来ファンか。

『五時間目の戦争』(1)(優/KADOKAWA/ヤングエース)
・愛媛の書店員さん、青島が舞台ですよ！青春と戦争という層の違う要素がありライト層からコア層まで幅広く狙えそう。表紙の銃の際立ち方もいい具合。マジオペや11月予定の『1518!』と売りたい。
・一文字ネームはシステム都合で検索出来なかったりするので(うちの取次とか)やめロッテ。

『史群アル仙作品集』(史群アル仙/ナナロク社)
・地方小扱いなのかな。Twitterで話題の、というと笑わす系マンガの印象が強いがこれは泣かせる系。吾妻ひでお『カオスノート』横はオススメだが、サブカル棚にシュリンクするのも持ったいないので話題書もいいだろう。1ページマンガがおおいのでコピーして貼りだすのが一番効果がありそうね。
・ナナロク社なのは絵本つながりなんだろうか。
・芸術書のつながり？【売れ感】8.5

「IKKI」
・グッド・バイ！あんまり別れの雰囲気もないですけども。