週刊コミタン! 2014/10/5号

・ヤンマガタイトル弱し！台風強し！

『いないボクは蛍町にいる』(1)(タナカミホ/講談社/ITAN)
・非常にITANらしい絵柄。新刊台よりはITANとその周辺のタイトルと並べておくのが良さそう。
・田中相とおく感じ。

『大きい女の子は好きですか？』(1)(愛染五郎/竹書房/キスカ)
・「キスカ」では目立った出来の作品。絵もオネ感もよいB6ソフトエッチ系。絡みシーンが割りとしっかりしているのでかえってそれが売りづらいというか勿体無いというか・・・。ただのいちゃラブコメディだったら裾野が広かったなと思わせる。
・タイトル通り高身長女子に囲まれる漫画。肉体の接触が多いので他の高身長ものとは売りにくくB6ソフトエロコーナーでの活躍に期待。

『制服あばんちゅーる』1巻（伊丹澄一画・さぬいゆう原作/竹書房/まんがライフ）
・『共学高校のゲンジツ』のコンビが描く新作。赤面ハイスクールラブコメです。風紀委員の主人公がとにかくカワイイです。『共学高校のゲンジツ』ファンはマストバイの作品。表紙が非常にいいです！ちなみに『共学高校のゲンジツ』はスクエニさんの棚前で売れています。この作品も同じ所に置く予定。お試し下さい。

『おじょじょじょ』(2)(クール教信者/竹書房/まんがライフWIN) & 『小森さんは断れない！』(3)(クール教信者/芳文社/まんがタイム)
・『旦那が何を言っているかわからない件』の著者同発。ギャップの描き方が上手いよなー。【売れ感】8.0

『恋のシャレード』(ルネッサンス吉田/祥伝社/フィールヤング)
・過去作からすると嘘みたいに明るい表紙。話は恋愛と女子高生に特化した『めぞん一刻』？男女両方に出すイメージもあるが、まずは正道で女性に向けて。従来のルネッサンス吉田ファンは意識せずに新しい層に投げたい。
鬼才・ルネッサンス吉田先生の新作。今までは少し読みにくさを感じていましたが、この作品はFEELらしく読みやすくなっています。年の差恋愛。表紙も手に取りやすさを感じるので既存のファンプラス新規読者も獲得できるのでは。既刊のBL作品と一緒に展開＆FEEL棚でもしっかり展開すれば売れそう。
・『お前ら全員めんどくさい！』『息子の嫁』など歳の差教師ものに比べると全然暗いが、著者作品内では格段に明るい作品。「月が綺麗ですね！」【売れ感】7.0

『グッドナイト』(1)(南Q太/祥伝社/フィールヤング)
・ドキッとする装丁。面で出したい。久しぶりの作品だが作家名でも売れそう。周りに厭な人しかない、いや～な話。『あなたのことはそれほど』(いくえみ綾)あたりと並べて昼ドラ強化か。

『フジキュー!!!～Fuji Cue’s Music～』(1)(田口囁一/講談社/別冊少年マガジン)
・個人的期待の新作。音楽素人の主人公が、音楽学校でのし上がっていくだろうマンガ。ポジティブな主人公なので試し読みがあればそれなりに動きそうな予感。表紙の女の子がめちゃくちゃかわいいので表紙買いもいけそう。
・『30センチスター』(マガジンSP)や『オトノバ』(ヤンマガ)あたりと併売したい。ビジュアルは「世界の終わり」。若い人への訴求力はあるかもしれない。【売れ感】5.5

『バベル式神ガール』(1)(おみおみ/新潮社/＠バンチ)
・変幻自在の部室棟とそこに存在する神、いろんな部活動生がワイワイガヤガヤと出てくる楽しい漫画。バンチの中でもよりライト層へ投げれるタイトルになりそう。『ちおちゃんの通学路』『からかい上手の高木さん』『とっかぶ』などなど巻数の少ない学校がらみの作品が多いので売り込みたい。

『海のクレイドル』2巻（永野明著/新潮社/＠バンチ）
・大航海船上ドラママンガ。1巻発売から少し時間が空いてしまったのが気になりますが期待の新人です。物語は2巻以降で動き始める予感。1巻と併売をおすすめします。売り伸ばしたい期待作。

『うせもの宿』(1)(穂積/小学館/フラワーズ)
・『式の前日』や『さよならソルシエ』に比較してまず「失せ物が見つかる宿」というファンタジー設定が土台にあり、受け口は少し狭くなった印象。まだ全体の話が読めないところもあり仕掛けるなら宿主の秘密が徐々に明かされるであろう2巻ぐらいからかな。過去二作に比肩するほど動くという予感はない。のんびり。
・『式の前日』『さよならソルシエ』とデビュー後ヒット作を飛ばし続ける穂積先生の新作。『さよならソルシエ』よりは男性読者も読みやすい作品だと思います。刷り部数はかなり慎重らしいので、初速見て追加対応か。

『長閑の庭』1巻（アキヤマ香/講談社/Kiss）
・全国の枯れ専の皆様！お待たせしました！という感じの良作。この年の差の恋がもうたまらないです。小学館より発売していた『娚の一生』(西炯子)とからめて売りたいところ。これは化ける可能性もあり！
・『Love, Hate, Love』(ヤマシタトモコ)をこの機会にもう一度売ってみるのもどうでしょうか。

『人工精霊タルパちゃん』(ふみふみこ/講談社/Kiss)
・脳内カレシの妖精板。落ち込んだ気分を慰める、という定形自体には需要がありそう。「Kiss」「フィールヤング」で固める新刊台の中ではひとつ目立つ存在にできたらいいなぁ。『ふんだりけったり』はデビュー作・・・の初単行本化だと思う。詳細不明。

『阿・吽』(1)(おかざき真里/小学館/月刊スピリッツ)
・「フラワーズ」と発売日を合わせてきたのはなるほど！スピリッツレーベルからでますが、青年誌側では挿しで、少女マンガ誌側に面で置くべきタイトルだなと思います。
・前日発売の『応天の門』(2)(灰原薬/新潮社/月刊＠バンチ)と併売が良いのではないかと。【売れ感】7.5

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来週だけど「エッジスタコミックス」
・思ったより売れているがどこから流れてきているのかが分からない。元々の読者なんだろうか？