週刊コミタン! 2014/11/16号

『りぶねす』(1)(堂本裕貴/講談社/マガジンSP)
・可愛くてお兄ちゃん好きな妹と妹超絶LOVEで割りと万能な兄のラブ(？)コメ。ファンタジーとして読めるので結構楽しい。【売れ感】5

『サイケまたしても』(1)(福地翼/小学館/週刊少年サンデー)
・ループものといえばループものだが主人公がそこから積極的に逃れようとする感じが少年マンガ的ふりかけになっている。サンデーの良心。できれば新刊台で勝負をして、2ヶ月たったらサンデー棚前の面、主役にしてサンデー棚を盛り上げたい。
・今作でカラーの塗りがとんでもなく綺麗になってきた。『うえきの法則』を読んでいた20代を呼び戻したい。新刊台で「うえきの～」のようなPOPをつけて画力の向上を知らせるだけでも多少の吸引にはなると思う。

『木倉さんと三人三脚』(1)(奥英樹/小学館/サンデーS)
・槍投げラブコメ。陸上以外の陸上競技漫画は殆ど無いのでどんどんスポットを当てていってほしいが、需要はどれくらいあるのだろうか。
・槍を持つとドSになる女の子っていうのがちょっと面白い。ライバルとか強さ、凄さを見せるのが難しいと思う。需要というのはほぼ存在しないものとして巻数を伸ばすごとにお客さんを増やせるといいな。【売れ感】4
・『デカスロン』

『はぐれアイドル地獄変』(1)(高遠るい/日本文芸社/別冊漫画ゴラク)
・「ゴラク的なもの」である。見た目の通り売るべきかなと思うが、併売するならそのあとの『おしえて！ギャル子ちゃん』かな。

『じごくあね』(1)(吉田丸悠/小学館/サンデーGX)
・サンデーGXのリーサルウェポン。戻ってきた大好きな姉の性格が何か変。という漫画。変態的なキャラクターを描くのが上手なのでもっと痴女のひとみたいなキャラクターを出して欲しい。【売れ感】5

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『フラジャイル』(1)(恵三朗・草水敏/講談社/アフタヌーン)
・医療ものといってもいわゆるお医者さんの話ではなく、病理というアプローチ。まずこれだけで売れそう。そのうえドラマとして一つ一つの話が粒だっている。これでさらに売れそう。表紙はすごく冷徹で売り場では沈む感じだが、帯の○×の問いかけがなかなかよい。今年の期待作の一つ。
・張り詰めたドラマの中に宮崎先生という癒しが投入される事によって真面目一辺倒ではないバランスのいい内容に仕上がっている。書評等でガンガン話題になりそう。在庫は持っておきたい。

『白馬のお嫁さん』(1)(庄司創/講談社/アフタヌーン)
・『勇者ヴォグ・ランバ』や『三文未来の家庭訪問』の2作品でマンガ界のみならずハードSFの分野でも注目を集めた作者だが、一皮むける方向がこちらだとは思わなかった。女の子(?)かわいい。しかし根っこには性別や社会設計というSFの視点がありやはり庄司創。
・『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』よろしく、女の子かわいいという釣り餌で今の層より広く売って欲しいという願いは感じるのでそれに沿いたい。装丁は・・・やはり垢抜けないが。
・単体でも楽しめるが、やはりそれ以前の庄司創と比べてこそ面白いと感じているので大きく動かすのは難しそうな。今作と同じ世界観の作品が収録されている『三文未来の家庭訪問』も一緒にへーばい併売。

『マイボーイ』(1)(木村紺/講談社/アフタヌーン)
・かなりしっかりと調べて作っているので木村紺作品というよりは格闘ものというくくりで押し出していいのかなと思う。
・アフタヌーン1巻が三作品も出るけどなんかそのあたり仕掛けはあるのかな。
・専門的なネタも出てくるがボクシングを知らなくても楽しめる。そこら辺は『夕焼けのクライフイズム』と似ている。
・よくタイトルの挙がる格闘技漫画に『ニンニクナックル』『レビウス』『ケンガンアシュラ』とか混ぜ込んで「ガチンコからトンデモまで」みたいなフェアとかやりたい。
・アフタヌーンで一番楽しみに読んでる。肌色多めの可愛い女の子が居るというだけで格闘漫画は結構面白くなる。練習風景が多いのも面白い。【売れ感】5

『チクホー男子☆登校編』(美月うさぎ/講談社)
・一発ネタとしてはそこそこあるかもなぁ。
・『セトウツミ』とかと一緒に？
・『セトウツミ』は漫才だからちょっと違うタイプ。
・ずっと読むと食傷気味になるけど熊本弁？はつかみバッチリ。友人が自分の母と付き合ってる疑惑がどうなってるのか気になる。【売れ感】6
・北九州あたりだと思います。筑前豊前で筑豊。

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