週刊コミタン! 2012/11/18号

来週の気になるタイトル
11月19日
・(チャリ)『テラフォーマーズ』(3)(貴家悠・橘賢一/集英社/ヤングジャンプ)
2巻が出てから動きがよくなり、口コミ等で話題にも上がってだいぶ客層が広がった感がある。ただ作中の盛り上がりどころが今一つつかめないので、この勢いがいつまで続くかが心配なところ。
早いうちに賞レース等で盛り上がってしまうと途中で飽きられてしまいそうな気がする。

・(凹田)『テラフォーマーズ』(3)(貴家悠・橘賢一/集英社/ヤングジャンプ)
2巻ではほとんど戦闘シーンが無かったが、3巻からはバトル満載!(・・・のはず)

・(りゅーと)『WXY』(1)(マドカミチコ/集英社/ヤングジャンプ)
前作『乙女のホゾシタ』に引き続き、年の差男女であれやこれや。女子中学生にエロマンガ描かせるなんてとんでもないプレイだな。

・(凹田)『東京カラス』(1)(宮下裕樹/小学館/サンデーGX)
同誌『正義警官モンジュ』著者の新シリーズ。オカルト探偵モノだが相変わらずキャラがたっている!

・(myt)『東京カラス』(1)(宮下裕樹/小学館/サンデーGX)
「サンデーGX」二枚看板が先月今月で。都市伝説というキャッチーなテーマにマンガ表現の巧さが乗っかってるところが魅力なだろうなー。前作同様大きな話を潜ませながら掌編として進行していくのも上手い。……しかしコザキユースケと宮下裕樹が2人とも日本橋ヨヲコのアシスタントだったとは。手前に寄ってくるシーンの爽快感を比較したいところ。

・(凹田)『のぞむのぞみ』(1) (長月みそか/少年画報社/月刊ヤングキング)
胴長女子マイスター長月みそかの最新刊。ロリではありません!胴長フェチです!値段から察するにA5版。『HR~ほーむ・るーむ~』(芳文社)と並売希望ということでしょうか。

11月20日
・(チャリ)『夜さん』(1)(佐原ミズ/徳間書店/コミックゼノン)
夜と書いて”いつや”と読む。佐原ミズ先生が得意とする心情のゆらめきがうまく描きだされており今後が楽しみな作品。
掲載誌「コミックZENON」本誌の連載作家は年齢が高く、さらに絵が濃い目なのでもう少し爽やかな風を吹かせてほしい。

・(myt)『喰う寝るふたり、住むふたり』(日暮キノコ/徳間書店/コミックゼノン)
「コミックゼノン」の(相対的に?)若いタイトルが一挙に。↑の『夜さん』(1)(佐原ミズ)に加えて2巻ものでも『おとりよせ王子飯田好実』(2)(高瀬志帆)。営業部さんとしてもかなりやる気の構えみたいでした。A5にB6が2本なのが少し難しいかな。

11月21日
・・・
11月22日
・(チャリ)『先生!!原稿ください。』(中島守男/講談社/小説現代)
「アフタヌーン」の連載より実は客層があっているのでは?と思えるほど「小説現代」で連載することに違和感を感じない中島守男作品。下ネタ多いのに下品に感じないのはテンポの良さとくどさを感じない絵柄のおかげかもしれない。
日本一中島守男が好きな書店員としては小説現代等の文芸誌売り場にもおいて、おじ様たちにもアピールしたい。

・(凹田)『先生!!原稿下さい。』(中島守男/講談社/小説現代)
連載が小説現代なのでチェックしていた人は余りいないのではないでしょうか。偏屈小説家から原稿を回収するために苦労する美人編集者の苦悩が上手く描かれている。写真っぽい装丁を期待。

・(りゅーと)『プリンス・オブ・ストライド』(1)(永川成基/アスキーメディアワークス/シルフ)
ペルソナ等のコミカライズを手がけた曽我部修司原案、電撃ガールズスタイルで連載中のビジュアルノベルのコミック化。ドラマCD、ゲーム、アニメなど多数のメディアミックス企画が進行中であり、敏感な女子からのリアクションは良さそう。この手のジャンルの棚がマンネリならば仕掛けるのも面白い。

・(りゅーと)『ひそひそ』(2)(藤谷陽子/アスキーメディアワークス/シルフ)
今年、最もひっそりと仕掛けていたタイトル。『flat』(青桐ナツ/マッグガーデン/acarus)と同一ジャンルの作品だが、個人的にはこちらのほうが好み。常備しておくと他店と差をつけられるタイトルのひとつ。

・(myt)22日は大手から目玉タイトルが多いけど皆さん天の邪鬼なので僕が。まず1番は『変身のニュース』(1)(宮崎夏次系/講談社/モーニング・ツー)だろう。来年のフリースタイルで1位なんじゃない?魅力をなかなか形容しがたいのでインタビューをしました。

・(凹田)『変身のニュース』(1)(宮崎夏次系/講談社/モーニング・ツー)
今、最もセンスフルな作家ではないでしょうか。同日発売の『シティライツ』と並売がマスト。

・(myt)『なりひらばし電気商店』(1)(岩岡ヒサエ/講談社/イブニング)
講談社はこれもね。連載で何回か読み落としてしまったけれども。岩岡ヒサエの等身高い話は特にツボにくるなぁ。

・(myt)次が『日々蝶々』(2)(森下suu/マーガレット/集英社)
1巻はいま4刷りぐらい?ほぼ毎号本誌表紙か巻頭・センターカラーを飾っておりもはや看板の風格。雑誌どおりの中学生ぐらいがコアだが、さらに年長者に、欲張れば男性にも手を伸ばして欲しい。

・(myt)『歌うたいの黒うさぎ』(2)(石井まゆみ/集英社/YOU)
大人と子供の交わり、という今年影響を受けまくったテーマのマンガ。現行の連載ではメイド仕事が中心に据わるようになってきたが、オンナだらけのお仕事話はどう転ぶのか?同日発売の同作者『闇闇くるり』は読んだことがなくて……。

・(myt)『月刊少女野崎くん』(2)(椿いづみ/スクウェア・エニックス/ガンガンONLINE)
1巻の恐ろしい消化率と伸びからするとあまり持続する話題にならなかったような?

・(凹田)『コミンカビヨリ』(1)(高須賀由枝/講談社/KISS)
家を題材にした恋愛マンガなので大人の女性に売れそう。内容は全然違うが、『きょうは会社休みます。』(藤村真理/集英社/Cocohana)の近くなどで売るイメージ。

・(凹田)『花とハリネズミ』(1)と『鈴木さん』(1)(ヤマダ/スクウェア・エニックス/ガンガンONLINE)
人気WEBサイト「発狂するエラー」で連載されていた同名のマンガを改題、『鈴木さん』として単行本化。また「ガンガンONLINE」で連載中の『花とハリネズミ』も同日に発売。ガンガン読者層がストラックアウトな作品だと思われる。

11月23日
・・・
11月24日
・(凹田)『くーろんず』(1)(ダ・ヴィンチ恐山/スクウェア・エニックス/ビッグガンガン)
コミPo!の漫画で初めて面白いと思った作品。セリフ回しだけでここまで面白いマンガが作れるのか!

・(myt)『くーろんず』(1)(ダ・ヴィンチ恐山/スクウェア・エニックス/ビッグガンガン)
コミPo!食わず嫌いはいかんやったなぁ。ブルボン小林のやつも読み返してみるかね。

・(凹田)『キッドアイラック』(1)(長田悠幸・町田一八/スクウェア・エニックス/ヤングガンガン)
凹田が思うに一番漫画表現が上手い作家・長田悠幸の最新作は”大喜利”マンガ!今までの冒険もののイメージを如何に払拭して新しい読者を獲得するか。

今週の思うところ
11月12日
・(myt)『怪盗レシピ』(若林健次/少年画報社/ヤングキング)
「人気チェーンの味を自宅で再現しよう!」という亜種グルメマンガ。Fチキ再現のシーンでは「8割揚げてあとはチン」、J郎ラーメンでは「この麺の食感を出すにはうどん麺ですね」など明日使えるTIPSが多く、また料理自体も既存のレトルトなどに味を加えて作ることが多く手軽さがある。少し抜けた絵柄なのに料理人・トモが妙にかっこよく見えてくるんだよなぁ。
お客さんの目を引くことを考えるなら帯の表4が見えるように展開したほうが良い。具体的に何のレシピの話なのか、そもそも「怪盗」というタイトルが意味しているところこのほうがお客さんに伝わるだろう。……帯を外したら売れないだろうなぁ。
実在のお店・人物なので今度いきましょう。

『ガールズライド』(磯山つよし/芳文社/つぼみ)を見落としていた!何故だ!入荷数の半分以上を2-3日で消化。装丁も良くバイクの描き込みは言うに及ばず。内容も素晴らしかった!『東京奥多摩のヒカリ』(少年画報社)並売したい!

11月13日
・・・
11月14日
・・・
11月15日
・(りゅーと)『鉄鋼奇士シュヴァリオン』(1)(嵐田佐和子/エンターブレイン/fellows!)
『天体戦士サンレッド』(くぼたまこと/スクウェア・エニックス/ヤングガンガン)をしっかり売っていて、真面目すぎないヒーローものが店頭で認知されているのならば仕掛ける価値はある。神奈川のみなさん、チャンスですぞ!

・(myt)『激ウマ!!チョイ足し一人飯!!めしバカ 独身サラリーマン家呑み編』(ロドリゲス井之介/秋田書店/プレイコミック)
狙い通り食の棚からいい初速。難点は廉価版なので追加をとれる見込みがかなり薄いってところですかね。狙っていたのでうちは手配済み。
今週は摩耗しつつあった食の棚に新星が2つも生まれ、しかし一方で『ネイチャージモン』(刃森尊・寺門ジモン/講談社/月刊ヤングマガジン)という巨星が堕ちた。世は諸行無常。

・(凹田)「ヤングジャンプ」で久し振りに大亜門先生の作品を読むことができた。

11月16日
・・・
11日17日
・(りゅーと)サンデー、マガジン系の新刊がかなり多く、新刊仕入れもそろそろ年末特有の前倒し発売を意識した展開になるかなと。

・(チャリ)別の意味で話題になった裏サンデーコミックスの発売。単行本が売れないと継続ができないというニュースを横目に、「打ち切りだっ!!!」の文字が躍る。

・(チャリ)『ボールルームへようこそ』(3)(竹内友/講談社/月刊少年マガジン)
まるでバレエ絵画の巨匠、ロバート・ハインデルのような力強さと躍動感を表紙から感じる。

・(凹田)『じこまん~自己漫~』(1)(玉井雪雄/日本文芸社/漫画ゴラク)が予想以上に良かった!自転車マンガ熱再燃!

その他
・(チャリ)『Latin 高畠エナガ短編集』(1)(集英社)の重版が決まったそうです。(s-bookにて重版受付中)
2巻の発売に向け実績をつけていきたい。

・(りゅーと)「コミックメテオ」や「裏サンデー」等の新規レーベルも目立ってきた。12月には花とゆめオンライン連載の新人によるコミックスの発売も控えているので、目にみえてウェブ媒体からのコミックス化の波が感じられる。前者は二つはウェブ発だということをアピールし、後者は既存のレーベルの一部として扱い装丁等に差異はない。比較になるものでもないが、実売にどのような差が表れるのか楽しみだ。

・(myt)「別冊少年マガジン」の『ベイビー・ワールドエンド』(堀内厚徳)は今月も2話掲載。連載開始から単行本発売まで類を見ない早さ。これがどういう影響をもたらすのか知っておきたいけど比較先が難しい。

・(myt)みんなこれマストバイ http://tmr.ysnet.org/2012/11/158.html

■2012年11月9日~11月15日のレポート(myt調べ)
タイトル出版社指数
ONE PIECE  68集英社3.22
7SEEDS  23小学館2.14
アオイホノオ   9小学館1.8
坂道のアポロン BONUS TRACK小学館1.55
あなたのことはそれほど   1祥伝社1.34
さんかれあ   7講談社1.00
ゴーグル講談社0.98
めしばな刑事 タチバナ   7徳間書店0.85
夢の雫、黄金の鳥籠   3小学館0.77
新世紀エヴァンゲリオン  13 プレミア角川グループパブリッシング0.75
かみのすまうところ。   1講談社0.72
新テニスの王子様   9集英社0.68
特別版 坂道のアポロン BONUS TR小学館0.65
おおきく振りかぶって  20講談社0.63
原発幻魔大戦 首相官邸前デモ編角川グループパブリッシング0.62
怪盗レシピ少年画報社0.61
たいようのいえ   7講談社0.58
SKET DANCE  27集英社0.56
食の軍師   2日本文芸社0.53
花咲ける青少年 特別編   3白泉社0.50
MIX   1小学館0.50
ブレイクブレイド  11 限定版ほるぷ出版0.49
パタリロ!  89白泉社0.48
ブレイクブレイド  11ほるぷ出版0.47
九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子角川グループパブリッシング0.46
鉄楽レトラ   3小学館0.46
機動戦士ガンダム サンダーボルト   1小学館0.45
プリンシパル   5集英社0.45
暗殺教室   1集英社0.44
魔法少女まどか☆マギカ~The di 下芳文社0.43
イムリ  12角川グループパブリッシング0.41
おいピータン!!  13講談社0.41
ハカイジュウ   8秋田書店0.41
怪物王女  19講談社0.40
銀の匙 Silver Spoon   5小学館0.40
昭和元禄落語心中   3講談社0.40
恋染紅葉   1集英社0.39
宇田川町で待っててよ。祥伝社0.39
シンプルノットローファー太田出版0.39
日常   8角川グループパブリッシング0.39
けいおん! highschool芳文社0.39
溺れるナイフ  14講談社0.38
ゆうやみ特攻隊  10講談社0.38
キリン TheHappyRidder 4少年画報社0.38
南Q阿伝   1講談社0.38
きょうは会社休みます。   1集英社0.36
きょうは会社休みます。   2集英社0.36
GIANT KILLING  25講談社0.35
マギ   5小学館0.34
誰そ彼の家政婦さん祥伝社0.34

「週刊コミタン! 2012/11/18号」への2件のフィードバック

  1. 『変身のニュース』(宮崎夏次系)は『シティライツ』(大橋裕之)もそうだけど「モーニング・ツー」ともマストっていうの忘れてた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です