だいたい日刊コミタン!2013/01/19号

今日の気になるタイトル
1月19日
・(りゅーと)『キミにともだちができるまで』(1)(保谷伸/徳間書店/コミックゼノン)
『喰う寝るふたり住むふたり』(日暮キノコ)から始まったゼノンの本気第二弾。むしろ、ラインナップ的には今月のほうが本気度は高い。
2012年においてベテラン作家の焼き直し等ばかりでレーベルとしての新鮮味に欠けていたゼノンはやればできる子だったんです。
『喰う寝る~』よりは女性向け、いわゆる性格にやや難アリの少年と子どもの交流を中心としたストーリー。無気力系男子との組み合わせが多いこの手の作品には珍しく、少年はオレ様っぽい男子であり、交流によって生まれた心の機微を大ゴマなどで上手くみせている。

・(myt)徳間書店「コミックゼノン」の『のぼさんとカノジョ?』(1)(モリコロス)、『カナヤゴ』(1)(日笠優)、『キミにともだちができるまで。』(1)(保谷伸)
「コミックゼノン」の1巻攻勢第二弾。フックがでかい『のぼさんとカノジョ?』、男性大人向けに骨太なストーリーを展開する『カナヤゴ』、女性層を取り込んで一番売れそうな『キミにともだちができるまで。』。併売ならそれぞれ『真田と浜子』、うーん??、『flat』という感じ?今回も投げ込みに期待したい。
第一弾ともいえる『喰う寝るふたり住むふたり』(1)(日暮キノコ)は追加が入ってこなーい。次の重版にはかかってるっぽいが。ここまででも相当売ったけど切らしてなければもう少しいけたはず。勝因は『きのう何食べた?』っぽくわかりやすいキャラクター配置の表紙か。

・(凹田)『キミにともだちができるまで』(1)(保谷伸/徳間書店/コミックゼノン)
ゼノン版『flat』。龍太郎の豊かな表情にほっこりする。背景の小物の書き込みなどしっかりしていて、子供の表情だけでなく作品に説得力を出している。

・(チャリ)『はじまりのにいな』(4)(水森暦/白泉社/花とゆめ)
完結巻。4巻で終わってしまうにはもったいない気がするが、生まれ変わりという題材を扱う以上、作品内の時間経過は不可欠。短い巻数にまとめることでより主人公たちの関係を引き立てることができて、良い効果が生まれるのではないだろうか。
に修正お願いします。

・(myt)『日々ロック』(4)(榎屋克優/集英社/週刊ヤングジャンプ)
2巻3巻のスターダムかけあがり路線とは一転、地元で聾唖の女の子に歌を伝える話。半径がやや狭くなり地味にはなったが主人公たちが自分の基盤を再確認する重要な巻になった。1冊丸々試し読みしてもらえれば購入に繋がると思うタイトル。試し読みとはいえそこまでの時間をもらうためにはPOP等でひと押しがいる。
「日々ロックフェス」も第二回が開催されるようだ。そろそろグッズ商売への色気も出るか・・・?

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