だいたい日刊コミタン! 2013/03/08号

今日の気になるタイトル
3月8日
『イクシオン・サーガ』(1)(小宮山優作・カプコン/講談社/別冊少年マガジン)
・オンラインゲームが原作のタイトルながらバトルあり、チームミッションあり、そこにはやっぱり裏切りあり、主人公に背負うものありと素晴らしく熱い少年マンガになってます(お色気が足りないか)。カプコンの名前が無いほうがかえって売りやすかったかも。コミカライズってだけで売れることもあれば敬遠されることもあるとは思う。原作の絵柄を見ると(http://cog.ixion-saga.jp/)全く共通点を見とれず、どの辺りが原作部分として寄与しているのか不明。絵柄も相まって「ライバル」創刊時のモンスターハンターのコミカライズが偲ばれる。真島ヒロの隣という位置に並べるのもそんなに悪くないような気がします。

『ハーベストマーチ』(1)(フクイタクミ/秋田書店/チャンピオン)
・『ケルベロス』のフクイタクミが帰ってきた!ジャンルとしてはダークファンタジーなのかな?人ではない力を手に入れた少年が姉のために戦うと。微エロに触手に人が死ぬわで、少年誌とは謳っていながらも独自色の濃いチャンピオンらしい作品。メイン層は男性の20代から上あたりか。学生には響かないというか、内容で敬遠されそうだが、『進撃の巨人』がアニメ化するしで最近の学生にはこの手の耐性がついているのかもしれない。

『とりかえ・ばや』(1)(さいとうちほ/小学館/flowers)
・時代もの少女マンガの伝統に「flowers」の”らしさ”を感じる本誌読者は多いと思う。レジで見ていて本誌を買う層は年齢層が高い(『風光る』『7SEEDS』率が高い)ところからなんとなく。それぞれの出自はさておき岩本ナオとか小玉ユキとか穂積の若さと、今作や『エンジェルトランペット』『準備中―。』などのベテランの新作に長期連載作品が並ぶバランスがいい。本誌読者が両方を楽しんでいてくれるといいな。谷和野はやく売りたい。

『アシさん』(1)(タアモ/小学館/flowers)
・マンガ家マンガではなく(それもさらに言えばアシスタントマンガだが)ギャグマンガのほうで。少女マンガ装丁がギャグマンガ棚に来るとすごい違和感が発生しそうでありがたい。ここで目が留まるはず。しかしタアモ先生も随分とこなれたな・・・という印象。
・どちらかというと男性読者に好まれそうな作品。「アオハル」などでも露出しているのでガチガチの少女マンガコーナーよりはユニセックスな売り場での展開が良さそう。並売推奨は金田一蓮十郎作品。
・タアモの小学館への帰還。『たいようのいえ』(講談社/デザート)がスマッシュヒットしたが、こちらはあまりそっちの客層を狙わないほうがいいかも。絵柄等で初速は出るかもしれないが、続刊となったときについてきてくれるのは男性のような気がする。マンガ家マンガでくくるよりは、日常コメディの派生種として捉えたい。具体的には、最近だと『くーねるまるた』(高尾じんぐ)とかね。

『空が灰色だから』(5)(阿部共実/秋田書店/週刊少年チャンピオン)
・突然の完結に驚いた
・新連載は「もっと!」かよ!『ちーちゃんはちょっと足りない』というタイトルがいかにも阿部共実っぽい感じなので期待ですね。という読者の期待が芸風を固定してしまう感があるが大丈夫なのだろうか・・・。このタイトルが属した「週刊少年チャンピオン」謎マンガ枠の後継はたばよう先生か。ちなみに先代は『被害妄想少女うれいの日常』(中村ゆきひろ)のイメージ。こっちは残念ながら未単行本化!

『月見月理解の探偵殺人』(1)(2)(白梅ナズナ・明月千里・mebae/講談社/月刊少年シリウス)
・ニコニコ静画などでも配信されている。一般層に訴求力ありそう。

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