だいたい日刊コミタン! 2013/03/29号

今日の気になるタイトル
3月29日
『重版出来!』(1)(松田奈緒子/小学館/月刊!スピリッツ)
・”重版出来と書いて、”じゅうはんしゅったい”と読む。知ってるようで知らない編集部の世界を覗きつつ、仕事に情熱を持った女性を楽しむ漫画。併売は『働きマン』や、久世番子など組み合わせはいろいろ。
・この間の”でき”、”しゅったい”騒ぎが仕込みだったら笑う。
・横に置くなら『チャンネルはそのまま』(佐々木倫子/小学館/ビッグコミックスピリッツ)のイメージが強く色々悩んだが、「漫画のマンガ」・・・いや「本屋マンガ」ゾーンかなという感じに。しかしそうすると書店員頑張ってます!がむず痒くもある。『編集王』(土田世紀)と職業は同じでどちらもおバカ熱血キャラだが、やや対照的な印象。作中で対抗する敵がいないところですかね。
・ネット上では書店員を中心にかなり盛り上がっている印象だが、編集マンガなのか書店マンガなのか流通マンガなのかがイマイチつかめない。個人的に、老化で姿勢が悪くなったからパースが狂ったみたいな読者が共感できるネタのほうが一般層には有効のような…。ゼノン連載中の『私の彼は仕事ができない』とかがコミックスになった時に、書店員出てくるマンガ的にやればいいかなーと。
・現代版『編集王』と言った感じだが、出版社や取次、書店など出版流通の裏側をラギットに描いていてヒヤヒヤしながら楽しく読める。出版関係者には確実に刺さると思われるが、その先にどれほど広がりがあるか正直読めない。

『手原和憲短編集 1』(手原和憲/小学館)
・がっつりサッカーマンガ(なはず)。『フットボールネーション』や『1/11』はもちろん、『我らの流儀』を買う人にもささる。挫折、それがいい。

『おもいでだま』(2)(荒井ママレ/小学館/スペリオール)
・設定好きの自分には刺さったが、販売は思ったほど動かなかった。2巻装丁に期待。

『花と奥たん』(2)(高橋しん/小学館/月刊!スピリッツ)
・よもや2巻が出るとは読者も予想していなかったのではないだろうか。そういうお客さんに認知されるよう、また、新規のお客さんをつかむためにも1巻と併売は必須。

『ちいさこべえ』(1)(望月ミネタロウ・山本周五郎/小学館/ビッグコミックスピリッツ)
・鬼才望月ミネタロウの新作。山本周五郎原作だが若い層に向けての作品で間違いない。アングルの巧みさからくる不思議な雰囲気はクセになる。

『てるみな』(1)(kashmir/白泉社/楽園)
・ロリっ子が電車で遠出する。その世界が不思議にあふれていて心をくすぐられる。
・高尾山ってこええよこええよ。

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