週刊コミタン! 2012/12/09号

来週の気になるタイトル
12月10日
・(myt)『B.B.GIRLS』(1)(くみちょう/マッグガーデン/BLADE)
面白い。面白いんだけど自店では鈍いのが分かっている時の悲しさは同誌『アニメの時間』(1)(青井とと)同様。女の子オシで花開いて欲しい。手持ちは少ないだろうね。

・(凹田)『B.B.GIRLS』(1)(くみちょう/マッグガーデン/BLADE)
そういえば女子の団体スポーツマンガで大流行したものってあんまり印象がない気がする。朴訥とした絵柄とキャラの可愛さで売れてほしいな。

・(myt)『いいなりゴハン』(1)(森繁拓真/集英社/ジャンプ改)
1巻まではまだ売れそうだが苦戦必至だと思う。作家の官能語彙に物足りなさがある。

・(凹田)『いいなりゴハン』(1)(森繁拓真/集英社/ジャンプ改)
漫画家さんの行きつけのお店紹介モノ。年末のグルメガイドとしてオススメ。

・(凹田)『IPPO』(1)(えすとえむ/集英社/ジャンプ改)
靴職人マンガ。靴って地面と人をつなぐ大事なアイテムなんですよね。それ故に人間性も出ると思う。

・(チャリ)『スピリットサークル』(1)(水上悟志/少年画報社/アワーズ)
水上悟志最新作。単行本発売月にアワーズの表紙を飾るなど少年画報社も力を入れているみたいだし、今作で新しい水上悟志ファンを呼び込みたい。前作『惑星のさみだれ』を売る努力も忘れずに。

・(凹田)『ストロボスコープ』(ヤマシタトモコ/リブレ出版)
久しぶりのBL作品。良い年越しができそうだ。

12月11日
・・・

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週刊コミタン! 2012/12/02号

来週の気になるタイトル
12月3日
・(凹田)『聖☆おにいさん』(8)(中村光/講談社/モーニング・ツー)『きのう何食べた?』(7)(よしながふみ/講談社/モーニング)『大奥』(9)(よしながふみ/白泉社/MELODY)
大きいタイトルが普段の発売日と違う日に分散して発売。売り場スペースは確保しやすく競合タイトルは少ないが、お客さんとしてはどうなのだろう?次の日のジャンプコミックと一緒に買えるから大丈夫か。

・(myt)同上
講談社は11月決算。(白泉社は9月)
委託発売ということで11月内に取次倉庫に入れてしまえば売掛資産として計上できるっつー背景で発売日が移動した『きのう何食べた?』。『大奥』も同時発売で引きずられたと。新刊B6の売り場的には30日系が少し残ってはいるものの比較的空いていて。

12月4日
・(凹田)『HUNTERxHUNTER』(31)(冨樫義博/集英社/週刊少年ジャンプ)
単行本の刊行は連載再開の兆し?映画化合わせと考えるのが妥当か。月末には32巻の予定も出ている。

・(myt)『HUNTERxHUNTER』(31)(冨樫義博/集英社/週刊少年ジャンプ)
明日売り「週刊少年ジャンプ」で映画の読み切りが2回載るから!

・(凹田)『ワンパンマン』(1)(2)(ONE・村田雄介/集英社/となりのヤングジャンプ)
WEBマンガ発のコミック。チート設定などは近年のジャンプに合致していると思う。

・(チャリ)『ワンパンマン』(1)(2)(ONE・村田雄介/集英社/となりのヤングジャンプ)
1・2巻同時発売。値段的に今回は新書サイズなのでジャンプコーナーでは展開しやすい。原作も話題になったものだし多少は売れると思うが、初速がメインになりじっくり売っていくタイプでは無さそう。

・(myt)『ワンパンマン』(1)(2)(ONE・村田雄介/集英社/となりのヤングジャンプ)
早くも在庫干上がり警報。神田は調整、ブックライナーの予約も満数は怪しいな。強烈な初速型で重版も2週間後には間違いなく決まる。でもこの配本が取次任せになるのがダメなとこなんだよなぁ。

・(myt)『黒子のバスケ TVアニメキャラクターブックアニバス vol.1』(藤巻忠俊/集英社)
刷りは薄めっぽい。

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週刊コミタン! 2012/11/25号

来週の気になるタイトル
11月26日
・(凹田)『ユミンにご飯を食べさせたい』(Boichi/少年画報社/月刊ヤングキング)
最近多いグルメ漫画。画力は申し分無し。絵の雰囲気など、深谷陽の『スパイシーカフェガール』や『スパイスビーム』(日本文芸社)が好きな人に合いそう。

・(りゅーと)『いけいけ!僕らのVガンダム!!完全版』(ことぶきつかさ/角川書店/復刊)
連休の都合で恐らく既に搬入している店舗がほとんどだと思うが、ブッ飛んだパロディで有名な名作の復刊。ガンダム系が強く古参ユーザの多い店舗では確実に需要があるであろうタイトル。

・(りゅーと)『ぴんとこな』(8)(嶋木あこ/小学館/Cheese!)
巻数もあり、なんでここで?というタイトルだが、本編はいい感じに進んでいる。29話のラストシーンは必見。メディアにより盛り上げられて動いたタイトルで、刊行ペースを気にしない読者も多そうなので、しっかりと新刊アピールするべき。

11月27日
・(チャリ)『かみあり』(4)(染谷カイコ/一迅社/REX)
島根県出雲地方を舞台とした、神さまの見える世界で生活する女子高生のお話。回を進めるごとに作家の力量が成長中していくのが読み取れるし(特に物語の構成力が上手くなってきている)、そろそろブレイクしてもいいんじゃないか?なにかしらの動きを感じる『いなり、こんこん、恋いろは』(よしだもろへ/角川書店/ヤングエース)と一緒に並べて売りたい。

・(凹田)『平成生まれ』(2) (完) (ハトポポコ/芳文社/まんがタイムきららキャラット)
今一番面白い四コマ漫画という触れ込みでイチオシ四コマとして展開していましたが…。次回作にも期待!

・(myt)『平成生まれ』(2) (完) (ハトポポコ/芳文社/まんがタイムきららキャラット)
完結は意外でした。唐突な最終回には他社に行くんだろうなぁと予測せざるを得ません。よく動くタイトルです。

・(チャリ)『カゲロウデイズ』(1)(佐藤まひろ・じん(自然の敵P)/メディアファクトリー/コミックジーン)
原作というかノベライズが売れているのでコミカライズでも反応がありそう。

・(りゅーと)『ラノベ☆王子聖也』(1)(さかもと麻乃/メディアファクトリー/ジーン)
モデルになった?編集者は退社したが、ドラマCD展開などもあり「ジーン」ではプッシュしていきそうなタイトル。比較的女子が介在することのなく、男子たちの日常を楽しむタイプの乙女ゲーっぽい。

・(myt)『百花のしるし』(カネコマサル/AMW/電撃大王ジェネシス)
「電撃大王ジェネシス」の遺児。ほんわか系として売れそうな素材だと思います。女性に推したいではなく推されたいタイトル。

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週刊コミタン! 2012/11/18号

来週の気になるタイトル
11月19日
・(チャリ)『テラフォーマーズ』(3)(貴家悠・橘賢一/集英社/ヤングジャンプ)
2巻が出てから動きがよくなり、口コミ等で話題にも上がってだいぶ客層が広がった感がある。ただ作中の盛り上がりどころが今一つつかめないので、この勢いがいつまで続くかが心配なところ。
早いうちに賞レース等で盛り上がってしまうと途中で飽きられてしまいそうな気がする。

・(凹田)『テラフォーマーズ』(3)(貴家悠・橘賢一/集英社/ヤングジャンプ)
2巻ではほとんど戦闘シーンが無かったが、3巻からはバトル満載!(・・・のはず)

・(りゅーと)『WXY』(1)(マドカミチコ/集英社/ヤングジャンプ)
前作『乙女のホゾシタ』に引き続き、年の差男女であれやこれや。女子中学生にエロマンガ描かせるなんてとんでもないプレイだな。

・(凹田)『東京カラス』(1)(宮下裕樹/小学館/サンデーGX)
同誌『正義警官モンジュ』著者の新シリーズ。オカルト探偵モノだが相変わらずキャラがたっている!

・(myt)『東京カラス』(1)(宮下裕樹/小学館/サンデーGX)
「サンデーGX」二枚看板が先月今月で。都市伝説というキャッチーなテーマにマンガ表現の巧さが乗っかってるところが魅力なだろうなー。前作同様大きな話を潜ませながら掌編として進行していくのも上手い。……しかしコザキユースケと宮下裕樹が2人とも日本橋ヨヲコのアシスタントだったとは。手前に寄ってくるシーンの爽快感を比較したいところ。

・(凹田)『のぞむのぞみ』(1) (長月みそか/少年画報社/月刊ヤングキング)
胴長女子マイスター長月みそかの最新刊。ロリではありません!胴長フェチです!値段から察するにA5版。『HR~ほーむ・るーむ~』(芳文社)と並売希望ということでしょうか。

11月20日
・(チャリ)『夜さん』(1)(佐原ミズ/徳間書店/コミックゼノン)
夜と書いて”いつや”と読む。佐原ミズ先生が得意とする心情のゆらめきがうまく描きだされており今後が楽しみな作品。
掲載誌「コミックZENON」本誌の連載作家は年齢が高く、さらに絵が濃い目なのでもう少し爽やかな風を吹かせてほしい。

・(myt)『喰う寝るふたり、住むふたり』(日暮キノコ/徳間書店/コミックゼノン)
「コミックゼノン」の(相対的に?)若いタイトルが一挙に。↑の『夜さん』(1)(佐原ミズ)に加えて2巻ものでも『おとりよせ王子飯田好実』(2)(高瀬志帆)。営業部さんとしてもかなりやる気の構えみたいでした。A5にB6が2本なのが少し難しいかな。

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