コミック新刊一覧チェック! 2013年4月発売分

配信の様子を録画したものはこちらから。


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新刊一覧チェックの時系列がわかるTwitterログはこちらから。
http://twilog.org/comitans/date-130304

今後利用していくGoogleスプレッドシートでの言及まとめ。
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週刊コミタン! 2013/03/10号

来週の気になるタイトル
3月11日
・・・
3月12日
『MIX』(2)(あだち充/小学館/ゲッサン)
・1巻の発売時、即完売して品薄が続いたのは記憶に新しい。『タッチ』の時代から26年後の明青学園を舞台にした話と言うふれこみで話題になったのだが、今のところ当時のキャラが出てこないので、期待してっ買った人は2巻の購入を控えるのでは?そんな感じで初速はだいぶ落ちそう。それでも中身はいつも通りのあだち充なので、一定数は売れる。

『マンガでわかるコドモの医学』(井上きみどり/集英社/YOU)
・『オンナの病気をお話ししましょ。 』は女性向けオススメの棚があればそこから動く。しかし今回は「たまごクラブ」「ひよこクラブ」な女性が主なターゲットになる。コミック棚よりもずばりこの2誌の周辺やエッセイのところがいいでしょう。担当越えられるならぜひ。内容は医師の方に丁寧な取材を続けた折り紙つき。

『学園ポリーチェ』(1)(森永みるく/双葉社/コミックHigh)
・百合の大家、森永みるくの最新作。百合と警察ものというか、学校内トラブルを解決するバディものという百合のなかでもかなりの変化球。既存の百合読者はもちろんだが、『GIRL FRIENDS』がSanctuary’s Awardでベスト百合賞を獲得してから初の新規タイトルなので、話題にはなりそう。

『ふたり』(大朋めがね/芳文社/つぼみ)
・刻一刻と終焉が近づく近づくつぼみレーベル、3月はつぼみを長く支えた大朋めがね。前回刊行くらいから、目に見えて配本が減っており、今まで売っていた店舗以外は調達が難しくなりそう。

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だいたい日刊コミタン! 2013/03/09号

今日の気になるタイトル
3月9日
『いつかティファニーで朝食を』(2)(マキヒロチ/新潮社/@バンチ)
・1巻の初速は良くなかったが、女性コミック売り場の平台に移した後にゆっくりとだがコツコツと売れている。メディアでも取り上げられ注目度はあがっているので、発売時には再アピールをしたい。
・「フィールヤング」前かめしマンガかの棚で女性層に向けて一度は仕掛けてみるべきタイトル。併売はフックに使うなら『きのう何食べた?』、『喰う寝るふたり住むふたり』。他には『Hatch』(村上かつら)も売りたい。

『ザッドランナー』(4)(カサハラテツロー/新潮社/@バンチ)
・連載終了が惜しまれる。次の作品にも期待。個人的には学園要素を排除してメカニックの部分を強調した作品が読んでみたい。

『カーマトリック』(中西達郎/マッグガーデン/ブレイドオンライン)
・面白い作品なんだがオールカラーA5版型1260円というのが難点。数を売るというよりは面白さをしっかり伝えて確実に売っていくイメージ。

『お気の毒ですが、冒険の書は魔王のモノになりました。』(1)(サイトウミチ・KAKERU/日本文芸社/コミックヘブン)
・KAKERU初の原作タイトル。同誌連載中の『天空の扉』と同様の客層が期待できる。『天空の扉』よりも間が上手いというか、シリアスなシーンにもついつい笑ってしまうようなシュールさが際立つダークファンタジー。

『カーマトリック』(中西達郎/マッグガーデン/ブレイドオンライン)
・奇才、中西達郎の最新作にして、5年ぶりの原作以外のタイトル。異形の侵略者に蹂躙されていく世界を舞台に始まるボーイミーツガール。A5判型フルカラーとマッグガーデンの中でもかなり異色の作品で、売り伸ばすというのは難しいだろう。いくつもの伏線が、収拾されることなく単巻で終わりそうというのが非常に残念だが、表紙もなかなか良さげなのでウチは仕掛ける。物凄くマニアックというか、ファンが限られた作者なので、仕掛けるならば新規層に売っていくことをまず考えるべき。正直、なかなか厳しいと思うがオレはなんとか売ってみせる。