カテゴリー: だいたい日刊!コミタン(旧)
だいたい日刊コミタン! 2013/02/14号
・『国芳一門浮世譚~ひらひら』(太田出版/ぽこぽこ)と併売で良い。数もそこそこ出ると思うが問題は入荷数と追加のスピードか・・・。
だいたい日刊コミタン! 2013/02/13号
・若年性アルツハイマーを患った母を介護。自他の感情の触れ方に敏感だなーというところは他作品と変わらず魅力的。ストーリー仕立てだが病気に関するエッセイものの棚でもゆっくり期待したい。
『KEYMAN』(4)(わらいなく/徳間書店/COMICリュウ)
・ドーモ、ワライナク=サン。エンターブレインより好評発売中のサイバーパンク活劇小説『ニンジャスレイヤー』の横に常備してくれー!
だいたい日刊コミタン! 2013/02/12号
・少年、少年、A5、A5、B6、少年。この恐ろしい倉庫番ゲームの答えになる販売台があるんだろうか・・・。「ハルタ」発売日と近いのも何か仕掛けがあるかとワクワクポイント。雑誌どうしではクロス企画があるようだ。
2013年2月12日はゲッサン3月号の発売日。予告には載っていませんが森薫さんの執筆があります。漫画4ページ。代わりに2013年3月15日発売のハルタ2号に小山愛子さんのショート『ちろり』が載ります。ゲッサン×ハルタ友情企画、ふたたび。
— ハルタ (@hartamanga) January 29, 2013
ゲッサンの単行本では『VANILLA FICTION』(1)(大須賀めぐみ)が堅調。
『信長協奏曲』(8)(石井あゆみ/小学館/ゲッサン)
・特に改めて言及することはないけれど、8巻の表紙が攻めすぎじゃないかと。初速が悪かった暁には、声を大にしてこういう遊びはカバー裏でやれと言ってやりたい。とにもかくにもいかつい表紙。リイド社、新書も刊行すんの?ってくらいで辟易とする。
『悪戯ちょうちょ』(2)(綾瀬マナ/双葉社/コミックハイ!)
・寒の1巻、暖の2巻という対照的な表紙の作り。まずは百合の棚、表紙は男性受けなところで素直に並べたい。表紙からは伝わりづらいが音楽ものでして、これまた表紙とは裏腹にかなり情動的な演奏シーンが魅力。ストーリーの中心は近づきたいけど近づけない・・・な女の子二人の心情を描くことが中心ですが、演奏者としての研鑽が二人の関係に変化をもたらすのも面白い傑作。女性ベテラン百合読者各位がどのように読むのかも知りたいところ。
・クールな1巻とは対照的に、暖色で笑う2人の姿がso cute!つぼみのビッグタイトルと同日発売なので、新刊棚では意識的に配置したい。イマイチ百合感が分からなかった1巻表紙と比べ、女の子のきゃっきゃうふふが前面に出ているので、百合初心者にもアピールはしやすくなった。現状で、客層のほとんどがコア層なので、逃さずに新刊へ誘導したい。
・「つぼみ」と一緒なのは要チェックポイントでした。
・装丁の印象で1巻の動きは遅かった。手にとってもらえれば確実に面白い作品なのでそこへのステップをいかに減らすか、またはそこへの動機づけをいかに作るか。百合モノとして扱ってしまうといたずらに間口を狭めてしまうので『四月は君の嘘』(新川直司/講談社/月刊少年マガジン)の横などで音楽漫画として売り場では展開して行きたい。
『シドウ~最後の晩餐料理人~』(1)(田中顕/少年画報社/ヤングキング)
・悪事を犯した人間に、七つの大罪をモチーフにした料理を食べさせる必殺仕事人みたいなイメージで良し。1とナンバリングこそあれど、2巻が出る気配はあんまりないなと…。個人的に物凄く楽しんだ作品ですが、帯だけはいただけない!森田まさのりに書いてもらうんだったら、普通にキャッチーなフレーズで飾ったほうが販促になるよ!
・表紙のすごい悪魔感。あと森田まさのり帯といえば『日々ロック』(榎屋克優/集英社/ヤングジャンプ)。またあの帯付きで出してほしい。
『ふたりの恋愛書架』(1)(ヤマザキコレ/芳文社/まんがタイムきららフォワード)
・変に実在の書籍にフォーカスしないで、中学生と古本屋店主の女性がいちゃいちゃしたりするマンガ。雑に言うと、年上女子萌え、煩悩寺(秋★枝/メディアファクトリー/コミックフラッパー)古本屋版、謎を解かないビブリア古書堂ラブコメ派みたいな作品かなと。20代半ばくらいからの男子がメイン層になりそう。同社刊、『となりの柏木さん』(霜月絹鯊)が動いている店舗ならば数字は出そう且つ、併売必須かと。
『今日もいい天気 原発事故編』(山本おさむ/双葉社/しんぶん赤旗日曜版)
・田舎暮らし編では東北の豊かな自然を描きその素晴らしさを十分に伝え、原発事故編でそれがブチ壊される様を描く。客層としては『おせん』(きくち正太/講談社/イブニング)や『美味しんぼ』(花咲アキラ/小学館/ビッグコミックスピリッツ)等辺だと思うが、田舎暮らしを描く漫画などとつなげて客層を広げたい。
『極楽長屋』(岡田屋鉄蔵/マッグガーデン/EDEN)
・『国芳一門浮世譚~ひらひら』(太田出版/ぽこぽこ)と併売で良い。数もそこそこ出ると思うが問題は入荷数と追加のスピードか・・・。
・前身「Fellows!」の創刊以来常に好手・妙手・奇手を打ち続ける情熱の雑誌がリニューアル。願わくばレーベルマークを「BEAM COMIX」から「harta COMIX」などに・・・ならないだろうか。エンターブレインの棚は「BEAM COMIX」内でも連載誌が「コミックビーム」のものと「Fellows!」のものは分けたほうがカラーが出やすいとは思います。
『愛しの可愛い子ちゃん』(2)(サトーユキエ/集英社/Cookie)
・装丁が似通っている集英社少女マンガ棚では雑誌で枠を取っていない。去年の新作群ではこれと『日々蝶々』(森下suu/集英社/マーガレット)が大車輪。内面を描写するキャラクターが女の子から男の子までと幅が広くタイトルが負けてきた感。貫禄。
『七つの大罪』(1)(鈴木央/講談社/週刊少年マガジン)
・本誌でのカラーや増ページが、鈴木央という作家の潜在的なファンとマガジン読者がうまくマッチして人気があることを証明している。去年からになるが、最も1巻発売が待ち遠しかった少年マンガ。初回取れなかった店は、在庫の確保に全労力を割くべき。この作品の実売で向こう5年の少年マガジン棚の売上が決まるといっても過言ではない。マガジン作品がしっかり入荷して、在庫の用意があることを示すためにもパワープッシュしていくべき。
・単行本発行としても四大週刊少年誌グランドスラムとなる。どの少年誌でも馴染む絵柄、どこに行っても付いてくるファンなど漫画家として理想の形の一つではないだろうか。権利関係が難しいとは思うが「サンデーGX」や「ミラクルジャンプ」などでの短編もまとめて読みたいところ。
『まんが親』(2)(吉田戦車/小学館/ビッグコミックオリジナル)
・『ママはテンパリスト』(東村アキコ/集英社/コーラス)同様笑える育児マンガ。ギャグ漫画家の視点で見る育児はとても魅力的で楽しそう。妻・伊藤理佐さんのコミックエッセイと併売はマスト。両方読むことにより『喰う寝るふたり、住むふたり』(1)(日暮キノコ/徳間書店/コミックゼノン)同様ザッピングストーリーになる?