週刊コミタン! 2014/06/01号

「週刊少年ジャンプ」(集英社)
・『HUNTERXHUNTER』連載再開。『ワールドトリガー』アニメ化決定。

『ちくちくぬいぬい』(1)(ハザキ・ヤマト/マッグガーデン/EDEN)
・最近のEDENに目立つ働く女子マンガ。『リメイク』や『ほんの恋など』よりも専門的な仕事の要素が大きく、図解されていてわかりやすい。アパレルメーカーが舞台だが、デザインでなく生産管理の視点から会社を見るというのもいままでになく面白い。30代前後の女性に向けてが一番売りやすいだろうが、『重版出来!』を支持する女性にむけて投げるのも面白いかもしれない。『重版出来!』の露出っぷりヤバいから、そこで併売して動けばなーと。
・マッグガーデンの女性向けお仕事漫画シリーズ(『リメイク』『ほんの恋など』『どうにもこうにも』)。結構無難に動いてくれているので一緒に併売したい。
そして気がついたら『ワカコ酒』フォローが早速始まっている！ http://comic.mag-garden.co.jp/eden/3549.html

『死神ナースののさんの厄災』(1)(麦盛なぎ/マッグガーデン/Beat’s)
・麦盛なぎの魅力はやはり女の子なのか？『17歳℃』も取り直して展開したい。

『イハーブの生活 新装版』(1),(2)(小路啓之/マッグガーデン/アフタヌーン→EDEN)
・ところで紙「EDEN」は次がでるんでしょうか。そのあたりに絡んだ新連載の狼煙のように思える復刊。現状の棚では非常に売りにくいのだが・・・。動かすならポポネポ待ちでしょうか。

『ゆりかごの乙女たち』(みよしふるまち/マッグガーデン/Beat’s)
・大正のマリみてかなー。B6判の百合ものが熱いので、そこらへんで展開。客層としては比較的女子多めだと思うので、ひらり系との相性が良さそう。

『双星の陰陽師』(2)(助野嘉昭/集英社/ジャンプSQ)
・1巻発売時配本が少なく結構必死になって追加を取った。けど思ったより売れてない印象。単店で150くらいは行く作品だと思うのでそこまでは持って行きたい。テーマや読者が主人公たちよりだいぶ上なところが訴求しにくい原因かなと。あくまで想定読者は大人なのでそこに向けて売っていきたい。

『STEAL AND DEAD』(1)(三部けい/スクウェア・エニックス/ビッグガンガン)
・銃を使ったアクションに乳！尻！失禁！と三部けいテイストが詰まった作品。最近かっちょいいアクションをする漫画が少ないので手を変え品を変え長く売りたい。本命は『アサシネ』を考えてるけど、単行本出るんですかね…。動物の被り物だし装丁的にも外海良基作品も『僕だけがいない街』の近くに置いて下さいということ？

『田舎の結婚』(1)(唐沢千晶/白泉社/AneLaLa)
・花ゆめとシルキー、メロディーの間くらいに位置する雑誌。他社だとココハナとか。男性にも読みやすいので男性の目にも止まるような場所で展開したい。
・本誌アンケート1位らしいですよ。レーベルマークとか色々と気になるところはあるけれど、予想以上にシルキーっぽく落ち着いたなーと。創刊から1年でここまでスムーズにコミックスまでこぎつけたのは本誌の数字がある程度には良かったからだろう。ここのところの増刊で白泉社少女の棚の流れは確実に変わっていくので、古いものと共存させていくために棚に手を入れることは必要かもしれない。
・もう少し落ち着いた表紙になると思っていたけど野菜のアクセントで思ったよりカラフルな感じに。タイトルで損してると思う「ナビガトリア」を売るチャンスだったりするんですかね？田舎が舞台の作品を各ジャンルから集めると面白そう。白泉社の棚は「楽園」まで混ざってもうカオス。
・「楽園」は男性向けの棚で切り離したほうが・・・。

『ドロロン!お国ちゃん』(1)(高橋寛行/小学館クリエイティブ/ヒーローズ)
・『ゲゲゲのお国ちゃん』改め。「ヒーローズ」に珍しいいわゆる萌え系絵柄のゲゲゲな妖怪コメディ。普段ヒーローズコミックスがマッチョ系ということで敬遠気味でもこれは一目通してみてもいいと思う。

「ITAN」20号
・ヤマザキコレ読切掲載。最近ファンタジーな作品が載る印象が強く、ちょっと手控えムードでしたが結局ヤマザキコレに惹きつけられて購入予定。

『宇宙怪人みずきちゃん』(1)(たばよう/秋田書店/Champion タップ！)
・売れるのか？センスは抜群だが狭い客層しか見えないので如何に一般層に訴えるかが鍵かと。
・思わず2度見したけど結局よく分からない装丁。何かと一緒に売るより「チャンピオンからまた変な漫画が出てるぞ」と思わせた方が売れそうな気がする。アクセントとして『蟹に誘われて』を添えるくらい？
・「別冊少年チャンピオン」創刊の頃に新人賞経由でデビューした(だったはず)新人。阿部共実ラインを感じる内容にティアティアしい絵柄、人外が絡んでくるところと非常に好きモノ感があったところに装丁はより一層その色が濃くなった。ちょっと推し方を修正して平方イコルスンあたりの層を想定しています。

『「弱虫ペダル」公式アンソロジー　放課後ペダル』(渡辺航・プリンセス編集部/秋田書店/プリンセス)
・最近のプリンセス売切の原因。豪華執筆陣の『弱虫ペダル』愛が詰まってるので女性には勿論男性にもオススメ。買いやすい装丁であって欲しい。

『鉄風』(6)(太田モアレ/講談社/good!アフタヌーン)
・2年ぶりの最新刊。結構待った気がするが山田穣に比べれば全然だったんだなｗ　内容はいきなり大会の途中からなのできちんと既刊を揃えたい。今だと『ハナカク』との併売がマッチ。

『塾生☆碇石くん』(1)(荒木光/講談社/週刊ヤングマガジン)
・連載を読んでると塾生碇石くんと言うよりは塾生ヒロナちゃんと言った感じ。『ヤンキー塾へ行く』の読者は喧嘩パートが減って離れてしまうかも。
・『ヤンキー塾へ行く』から強気な改題。自店ではセールスがイマイチ伸び悩んだので改題で損なうものは少なさそう。推しなおすチャンスととれれば。

『Yの楽園』(1)(高橋直樹・筒井康介/講談社/月刊ヤングマガジン)
・ヤンマガ読者にドストライクな作品。話題性で結構売れそうだよぅ。
・2014年最大級の奇作。ゾンビパニックものの派生としてとらえれば良いが、性経験のある少女が男を求めて襲ってくるというのはなかなかにインパクトがある。女ンビよりも若い層にウケるタイトルだと思うので、設定の強烈さを前面にだして大学生前後の男性に売っていきたい。

『きみが心に棲みついたS』(1)(天堂きりん/祥伝社/フィールヤング)
・取り敢えず新作として新しい読者に広める→既刊に流す。

・5月は昨対比いまいち。最終週、特に30日がちょっと薄かった。『Sunny』の初速がよければ上向きだったのだが・・・。