週刊コミタン! 2013/01/06号

来週の気になるタイトル
1月7日
・(りゅーと)『彗星継父プロキオン』(ツナミノユウ/講談社/ITAN)
地球人と異星人のギャップをコメディにするというタッチだが、ボケの父親とツッコミのこどもという構成から、併売するなら『秋津』(室井大資)か?
過去の作品でもそうだったが、かなり細かく設定を練りこんでいて、コミックスにておまけとしてページを割くスタイルは変わらないと思うので、作者ファンは間違いなく手を伸ばすだろう。新規層が入るには時間がかかりそう。
何よりも部数がかなり渋そうで、追加の確保が一番のネック。
1月8日
・(りゅーと)『ハダカノタイヨウ』(吉木まさかず/秋田書店/別冊少年チャンピオン)
別冊チャンピオンの第一弾のコミックス化。個人的には『バクマン。』よりも『まんが道』に近い作品。部活マンガ等にある青春時代の熱量が感じられる作品。
絵柄はやや古めというか、チャンピオン畑らしい感じなので、どちらかというとコアユーザ向けか。

・(りゅーと)『魔法少女・オブ・ジ・エンド』(佐藤健太郎/秋田書店/別冊少年チャンピオン)
こちらも「別チャン」第一弾のひとつ。イメージ的には、巨人だったりハカイジュウだったりの未知の生物が壊れた魔法少女に変わった感じのカタストロフ系作品。
ウチではカタストロフ系のメインユーザは学生等の若い層だが、魔法少女というキャッチーなフレーズと相まって初回から良い動きを見せそう。魔法少女の仄暗さを感じさせるデザインもなかなか良し。「別冊少年マガジン」の『神さまのいうとおり』(藤村緋二)も「週刊少年マガジン」に移籍して連載再開することだし、少年棚での継続した展開をするつもり。

・(チャリ)『大好きが虫はタダシくんの』(阿部共実/秋田書店)
阿部共実のデビュー読み切りや、web発表作をまとめた1冊。チャンピオンが若い作家の短編集を出すのは珍しく、阿部共実をしっかりと売っていきたいんだなと感じる。

・(myt)『大好きが虫はタダシくんの』(阿部共実/秋田書店)
表紙は例の水玉パターンを踏襲して連載作と同時発売、阿部共実の短篇集刊行としては好条件が揃っている。『しらまり』(高橋拡那/Fellows!)みたいな?入荷は『空が灰色だから』の7割5分。内容はより一層エッジが利いていて、心にじわじわくる感じのホラーテイスト。

・(凹田)『大好きが虫のタダシくんの』(阿部共実/秋田書店)
昨年、俺マン2011で未単行本ながらもランクインしてきた期待の新人。現状コミックにアンテナがある人にはもう知れているので、それ以外の人に如何に広げられるか、また、興味を持たせる売り場作りができるかがキモ。

・(チャリ)『ブラック・ジャック創作秘話』(2)(吉本浩二・宮崎克/秋田書店/別冊少年チャンピオン)
1巻の発売から1年半近くたったため1巻購入者の何%が継続するか読みづらい所がある。が、間があいていた分新規の読者も狙えるので、再度仕掛けてみてもいいかも。

・(myt)『ブラック・ジャック創作秘話』(2)(吉本浩二・宮崎克/秋田書店/別冊少年チャンピオン)
前巻をガッツリ売っていたため取次さんから緊急連絡が!
「前巻の実績分つけますか・・・?」
「いや、初回はとりあえず半分ぐらいで・・・」
版元さんの手元にいつまで在庫があるのかは分からないが、恐らくこれぐらいの出足でいいはず。
完結巻の出た『ゲゲゲの家計簿』(水木しげる/小学館/ビッグコミック)あたりを併売か。伴俊男の『手塚治虫物語』(朝日文庫)、復刊頼むよー。新装版は高い。

・(凹田)『ブラック・ジャック創作秘話』(2)(吉本浩二/宮崎克/秋田書店/少年チャンピオン)
1巻購入者の何割が2巻も購入するのか・・・。「このマンガがすごい!」での波及効果が高かったので、広い層に意識的にパブをうってもらいたい。

・(凹田)『ハダカノタイヨウ』(1)(吉木まさかず/秋田書店/別冊少年チャンピオン)
一時期漫画家マンガが飽和して、現在少し落ち着いている。気を衒わない熱い展開を期待。

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コミック新刊一覧チェック! 2013年2月発売分(速報ベース)

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週刊コミタン! 2012/12/30号

来週の気になるタイトル
12月31日
・・・
1月1日
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1月2日
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1月3日
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1月4日
・(りゅーと)『特例措置団体ステラ女学院高等科C3部』(1)(みどりとももか・いこま/講談社/月刊ヤングマガジン)
ファミ通クリアコミックスにて同中等科が連載されていたが、掲載誌、版元等変更されての刊行に。ゆる系女子サバゲーコメディというくくりでいいのか?アニメ化もきまっているようで、客層はきらら系を好む4コマ層と共通しそう。ヤンマガの棚ではみなみけあたりとの併売になるか。中等科の在庫が回っているかはノーチェックっす。

・(myt)取次経由でみると中等科も在庫アリっぽいよ。

・(チャリ)『黒子のバスケ TVアニメキャラクターズブック アニバス』(2)(藤巻忠俊/集英社)
1巻は瞬殺。はたして2巻は刷るのか!?

・(myt)『バクマン。ファンブックPCP』(大場つぐみ・小畑健/集英社/週刊少年ジャンプ)
なぜ今?

・(myt)『ネイチャージモン』(9)(刃森尊・寺門ジモン/講談社/月刊ヤングマガジン)
最終巻。ちょうど先週から今週で既刊が一サイクル動いていて嬉しい。5巻表紙のステーキ肉写真を面にするのがフェイバリット。

・(りゅーと)『終わりのセラフ』(1)(山本ヤマト・鏡貴也/集英社/ジャンプSQ)
紅の山本ヤマトと伝説の勇者の伝説やいつか天魔の黒ウサギの鏡貴也が組んだ作品。講談社ラノベ文庫からは同日にアナザーストーリー?のノベルが発売される。メインターゲットは鏡ファンの古参ラノベ読みになるか。アニメから入った層は様子見という流れが多そうだが、ダークな作品を好む女子の流入は多少なりともあるだろう。2~3巻くらいのある程度、冊数が揃った時点で仕掛けるほうが間違いなく売りやすい。

1月5日
・・・

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週刊コミタン! 2012/12/23号

来週の気になるタイトル
12月24日
・(myt)『そらいろのカニ』(ふみふみこ/幻冬舎/スピカ)
『女の穴』(徳間書店)でマンガ読みの耳目を集めた俊英の新刊。『女の穴』は表紙のポップさのおかげかランキング入り前から非常によく動いたが、以降の作品の実売がなかなか続かない。うーん。
でも作者買いに発展するマンガ家には違いなく、その入り口はやっぱり『女の穴』がいいんじゃないかなと思います。
12月25日
・(myt)佐野未央子『日日べんとう』(1)(集英社/オフィスユー)『チマちゃんの和箪笥』(集英社/Cocohana)
両作品とも「主人公の他者への気遣い」が丁寧で参考になる。『日日べんとう』のほうが響くのはアラサー女性かな?飯モノということでこっちがヒキになりそうだけど、自店は「きものサロン」とかもまぁまぁ出るので『チマちゃんの和箪笥』も押し出していきたい。

・(凹田)『ハイスコアガール』(3)(押切 蓮介/スクウェア・エニックス/ビッグガンガン)
待望の3巻!1、2巻の人気がジワジワ広がっているので3巻は初速が良さそう。本誌連載も見逃せない!

・(myt)『ハイスコアガール』(3)(押切蓮介/スクウェア・エニックス/ビッグガンガン)
「すごい!」2位入賞発表直後というタイミングで新刊が出るのはとても強い。あまり喧しくない帯だといいな。年内は追加が間に合わないはずで、年越し分は配本任せいうのがやや苦しい。

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