だいたい日刊コミタン! 2013/04/12号

今日の気になるタイトル
4月12日
『おはようおかえり』(5)(鳥飼茜/講談社/モーニングツー)、『おんなのいえ』(1)(鳥飼茜/講談社/BE-LOVE)
・最終巻と新作の同時発売は読者を逃がさないのでいいタイミングだが、刊行ペースから実際できる作品は数少なくまれな例だと思う。
・かたや完結、かたや1巻という珍しい同時発売。内容は共通するところがあれど、掲載誌のメイン客層が異なるので、展開箇所に工夫が必要か。判型はB6だが、やはり女性を意識して展開したいところ。
・発売日を合わせるならむしろ23日のほうだったのではないだろうか。新作だけの雑誌読者が最終巻から買うことはないだろう。既刊の手配は必至。

『Bloody Rose』(梅内創太/小学館/ゲッサン)
・この作者がこの絵柄にどうやってたどり着いたかが気になる。少年誌だけど20~30代の女性あたりに売れそう。

だいたい日刊コミタン! 2013/04/10号

今日の気になるタイトル
4月10日
『タケヤブヤケタ』(草間さかえ/小学館/flowers)
・草間さかえの久々の新書判コミックス。作家的にBLが強い店舗はそちらでの展開を推奨。大正の火消しというテーマだけでも面白そうなので、男性にはそちらをメインにアピールしたい。ごく稀に載るレベルのペースでの連載だったので、雑誌読者でも待っていた人は多いのでは?

『とべっ!!LUCK★ROCK★GIRL』(1)(丹羽庭/マッグガーデン/BLADE)
・新人初単行本。非常に面白いが異様にこなれていて、「マンガ好きにウケるマンガ」感があるのを払拭したい。だいぶ前にロックバンドのマンガで四季大賞をとっているようだ(丹羽麻里子名義)。そっちは結構ドンパチなマンガだった気がするけど今作はギャグ。バンドは好きなテーマなんだな。

「アニメディア」
・凹田が『花と落雷』(渡辺カナ/集英社/別冊マーガレット)のコミックコラムを書いているらしいですよ?
・読も。

だいたい日刊コミタン! 2013/04/09号

今日の気になるタイトル
4月9日
『ディアボロのスープ』(1)(岡崎純平/講談社/別冊少年マガジン)
・魔女が納める国に軍事国家が攻めてくる話だが、第一話から結構死ぬ。『マギ』のマグノシュタット編のような感じ。キーとなる男がどのように動くかで、この作品の面白さが決まってくるので、この先が作者の腕の見せ所。
・『進撃の巨人』以降「別マガ」編集部が試みてきたダークファンタジー、ホラー、スプラッタなマンガたち。このところの新連載攻勢を見ても引き続きこの傾向は続きそう。それらの中でイチオシなのがこれ。圧倒的劣勢感とそれを冷静に観察しているキャラクター、機知による逆転の芽もあり非常に面白い。『進撃の巨人』との同発に版元さんからの推しも感じる・・・?

『罪と罰』(4)(漫・F・画太郎/新潮社/@バンチ)
・特典ペーパーの図案が面白い!けど編集さんの顔がわからないと面白さが半減してしまうのが残念。