週刊コミタン! 2013/01/20号

来週の気になるタイトル
1月21日
・・・
1月22日
・(myt)『ハヤチネ!』(2)(福盛田藍子/スクウェア・エニックス/ガンガンONLINE)
同社の『ばらかもん』(ヨシノサツキ)から女性客を流したり、双葉社『銀のニーナ』(イトカツ)から男性客を流したり。スクエニの若いタイトルは追加がイマイチ安定して取れない。

・(凹田)『ハヤチネ!』(2)(福盛田藍子/スクウェア・エニックス/ガンガンONLINE)
1巻が思ったより数字が出ていない。個人的には東北の民俗・風俗のマンガだと思っているのだが、子供マンガの印象が強そう。『南国トムソーヤ』(うめ/新潮社/@バンチ)などとの併売が良いと思う。

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週刊コミタン! 2013/01/13号

来週の気になるタイトル
1月14日
・・・
1月15日
・(myt)『ハクメイとミコチ』(1)(樫木祐人/エンターブレイン/fellows!)
どこから収録するんだろう。どこからでも素晴らしく楽しめるけど。試し読みを作るなら風車修理か料理の話にしたい。(販促物セット見たら違った。)
『乙嫁語り』(森薫)という目玉タイトルも一緒に出るのでここで「fellows!」新作品を固めて再アピールだ。来月には「ハルタ」に誌名変更だけど!配本は希望から少し割れた。
(※書籍扱いからの早出しで様子を見ると殆ど女性のお客様が手にとってくれている。『乙嫁語り』を買わずにこれまっしぐらという人もいて少し驚く。実物大の立体販促物は小人という設定ならではでかなり使いたくなる。追加とらなきゃ。)

・(凹田)『ハクメイとミコチ』(1)(樫木祐人/エンターブレイン/fellows!)
一見、小人ファンタジーだが、世界観の作り込みは詳細でSFとしても見られる。料理や自然描写も丁寧で心地良い。知名度は全然違うが、ジブリ作品などとの親和性が高そう。

・(りゅーと)『坂本ですが?』(1)(佐野菜見/エンターブレイン/fellows!)
『ふうらい姉妹』(長崎ライチ)、『ヒナまつり』(大武政夫)、『秋津』(室井大資)に続くフェローズの悪ふざけ。過去3作との最大の違いは、やや耽美ジャンルとも親和性のある絵柄か。試し読みへの女性の食いつきが異常なほどで、一般層へのアプローチをしていきたい。年内にもう1冊あれば、何らかの形で賞レースに名を連ねるであろう期待作。

・(myt)『坂本ですが?』(1)(佐野菜見/エンターブレイン/fellows!)
↑の4作って担当編集者のかた同じなんじゃ・・・。手元に単行本から奥付見れないけど。
さて先月発売の『ヒナまつり』(大武政夫)にこのタイトルの投げ込みがあった。がっつり数10ページ分読めるやつ。確かにこの層の流入を狙いたい。既刊台ではあいうえお順を無視して『ヒナまつり』4巻からのスライドを意識してもいい。「fellows!」はタイトルどうしを繋げる投げ込みが上手い。これかなりターゲットを絞れた広告になるもんなぁ。小学館はフェア告知の投げ込みに力を入れている印象。
測りづらいが必ず効果があると思うので輪が広がって欲しい。
「その面白さを/適当な顧客に対し/無料の媒体・方法で」というのは今後全てのプレイヤーの課題になるだろう。

・(凹田)『坂本ですが?』(1)(佐野菜見/エンターブレイン/fellows!)
フェローズ直系のシュールギャグ。『どげせん』『創面』『石田とあさくら』などと同系統のギャグだが、絵柄や下ネタの排除などを意識して女性にも手が出しやすくなっている。

・(チャリ)『補助隊モズクス』(1)(高田築/エンターブレイン/fellows!)
『野ばら』の高田築久しぶりの単行本。3匹の「式神」と一緒に、人間を乗っ取る怪物と戦うお話。式神に可愛げがなく、むしろ小憎たらしい所にしょむたんに通じるキャラの面白みがある。今回は結構人が死ぬので扱いには注意。

・(チャリ)『兎の角』(3)(睦月のぞみ/エンターブレイン/fellows!)
残念ながら今回が最終巻。エロ雑誌のころの睦月のぞみ作品は、ギャグを入れたくなる性質なのか直球のエロというよりも、落ちとしてエロ要素が使われているように感じ、エロ漫画雑誌には向いていない気がした。作者の良さを引き出すには、エロコメではなくギャグにちょっとした色気を加えるのが一番引き立つと考えているので、「fellows!」での連載は本当に良かったと思う。

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週刊コミタン! 2013/01/06号

来週の気になるタイトル
1月7日
・(りゅーと)『彗星継父プロキオン』(ツナミノユウ/講談社/ITAN)
地球人と異星人のギャップをコメディにするというタッチだが、ボケの父親とツッコミのこどもという構成から、併売するなら『秋津』(室井大資)か?
過去の作品でもそうだったが、かなり細かく設定を練りこんでいて、コミックスにておまけとしてページを割くスタイルは変わらないと思うので、作者ファンは間違いなく手を伸ばすだろう。新規層が入るには時間がかかりそう。
何よりも部数がかなり渋そうで、追加の確保が一番のネック。
1月8日
・(りゅーと)『ハダカノタイヨウ』(吉木まさかず/秋田書店/別冊少年チャンピオン)
別冊チャンピオンの第一弾のコミックス化。個人的には『バクマン。』よりも『まんが道』に近い作品。部活マンガ等にある青春時代の熱量が感じられる作品。
絵柄はやや古めというか、チャンピオン畑らしい感じなので、どちらかというとコアユーザ向けか。

・(りゅーと)『魔法少女・オブ・ジ・エンド』(佐藤健太郎/秋田書店/別冊少年チャンピオン)
こちらも「別チャン」第一弾のひとつ。イメージ的には、巨人だったりハカイジュウだったりの未知の生物が壊れた魔法少女に変わった感じのカタストロフ系作品。
ウチではカタストロフ系のメインユーザは学生等の若い層だが、魔法少女というキャッチーなフレーズと相まって初回から良い動きを見せそう。魔法少女の仄暗さを感じさせるデザインもなかなか良し。「別冊少年マガジン」の『神さまのいうとおり』(藤村緋二)も「週刊少年マガジン」に移籍して連載再開することだし、少年棚での継続した展開をするつもり。

・(チャリ)『大好きが虫はタダシくんの』(阿部共実/秋田書店)
阿部共実のデビュー読み切りや、web発表作をまとめた1冊。チャンピオンが若い作家の短編集を出すのは珍しく、阿部共実をしっかりと売っていきたいんだなと感じる。

・(myt)『大好きが虫はタダシくんの』(阿部共実/秋田書店)
表紙は例の水玉パターンを踏襲して連載作と同時発売、阿部共実の短篇集刊行としては好条件が揃っている。『しらまり』(高橋拡那/Fellows!)みたいな?入荷は『空が灰色だから』の7割5分。内容はより一層エッジが利いていて、心にじわじわくる感じのホラーテイスト。

・(凹田)『大好きが虫のタダシくんの』(阿部共実/秋田書店)
昨年、俺マン2011で未単行本ながらもランクインしてきた期待の新人。現状コミックにアンテナがある人にはもう知れているので、それ以外の人に如何に広げられるか、また、興味を持たせる売り場作りができるかがキモ。

・(チャリ)『ブラック・ジャック創作秘話』(2)(吉本浩二・宮崎克/秋田書店/別冊少年チャンピオン)
1巻の発売から1年半近くたったため1巻購入者の何%が継続するか読みづらい所がある。が、間があいていた分新規の読者も狙えるので、再度仕掛けてみてもいいかも。

・(myt)『ブラック・ジャック創作秘話』(2)(吉本浩二・宮崎克/秋田書店/別冊少年チャンピオン)
前巻をガッツリ売っていたため取次さんから緊急連絡が!
「前巻の実績分つけますか・・・?」
「いや、初回はとりあえず半分ぐらいで・・・」
版元さんの手元にいつまで在庫があるのかは分からないが、恐らくこれぐらいの出足でいいはず。
完結巻の出た『ゲゲゲの家計簿』(水木しげる/小学館/ビッグコミック)あたりを併売か。伴俊男の『手塚治虫物語』(朝日文庫)、復刊頼むよー。新装版は高い。

・(凹田)『ブラック・ジャック創作秘話』(2)(吉本浩二/宮崎克/秋田書店/少年チャンピオン)
1巻購入者の何割が2巻も購入するのか・・・。「このマンガがすごい!」での波及効果が高かったので、広い層に意識的にパブをうってもらいたい。

・(凹田)『ハダカノタイヨウ』(1)(吉木まさかず/秋田書店/別冊少年チャンピオン)
一時期漫画家マンガが飽和して、現在少し落ち着いている。気を衒わない熱い展開を期待。

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週刊コミタン! 2012/12/30号

来週の気になるタイトル
12月31日
・・・
1月1日
・・・
1月2日
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1月3日
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1月4日
・(りゅーと)『特例措置団体ステラ女学院高等科C3部』(1)(みどりとももか・いこま/講談社/月刊ヤングマガジン)
ファミ通クリアコミックスにて同中等科が連載されていたが、掲載誌、版元等変更されての刊行に。ゆる系女子サバゲーコメディというくくりでいいのか?アニメ化もきまっているようで、客層はきらら系を好む4コマ層と共通しそう。ヤンマガの棚ではみなみけあたりとの併売になるか。中等科の在庫が回っているかはノーチェックっす。

・(myt)取次経由でみると中等科も在庫アリっぽいよ。

・(チャリ)『黒子のバスケ TVアニメキャラクターズブック アニバス』(2)(藤巻忠俊/集英社)
1巻は瞬殺。はたして2巻は刷るのか!?

・(myt)『バクマン。ファンブックPCP』(大場つぐみ・小畑健/集英社/週刊少年ジャンプ)
なぜ今?

・(myt)『ネイチャージモン』(9)(刃森尊・寺門ジモン/講談社/月刊ヤングマガジン)
最終巻。ちょうど先週から今週で既刊が一サイクル動いていて嬉しい。5巻表紙のステーキ肉写真を面にするのがフェイバリット。

・(りゅーと)『終わりのセラフ』(1)(山本ヤマト・鏡貴也/集英社/ジャンプSQ)
紅の山本ヤマトと伝説の勇者の伝説やいつか天魔の黒ウサギの鏡貴也が組んだ作品。講談社ラノベ文庫からは同日にアナザーストーリー?のノベルが発売される。メインターゲットは鏡ファンの古参ラノベ読みになるか。アニメから入った層は様子見という流れが多そうだが、ダークな作品を好む女子の流入は多少なりともあるだろう。2~3巻くらいのある程度、冊数が揃った時点で仕掛けるほうが間違いなく売りやすい。

1月5日
・・・

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