週刊コミタン! 2012/11/25号

来週の気になるタイトル
11月26日
・(凹田)『ユミンにご飯を食べさせたい』(Boichi/少年画報社/月刊ヤングキング)
最近多いグルメ漫画。画力は申し分無し。絵の雰囲気など、深谷陽の『スパイシーカフェガール』や『スパイスビーム』(日本文芸社)が好きな人に合いそう。

・(りゅーと)『いけいけ!僕らのVガンダム!!完全版』(ことぶきつかさ/角川書店/復刊)
連休の都合で恐らく既に搬入している店舗がほとんどだと思うが、ブッ飛んだパロディで有名な名作の復刊。ガンダム系が強く古参ユーザの多い店舗では確実に需要があるであろうタイトル。

・(りゅーと)『ぴんとこな』(8)(嶋木あこ/小学館/Cheese!)
巻数もあり、なんでここで?というタイトルだが、本編はいい感じに進んでいる。29話のラストシーンは必見。メディアにより盛り上げられて動いたタイトルで、刊行ペースを気にしない読者も多そうなので、しっかりと新刊アピールするべき。

11月27日
・(チャリ)『かみあり』(4)(染谷カイコ/一迅社/REX)
島根県出雲地方を舞台とした、神さまの見える世界で生活する女子高生のお話。回を進めるごとに作家の力量が成長中していくのが読み取れるし(特に物語の構成力が上手くなってきている)、そろそろブレイクしてもいいんじゃないか?なにかしらの動きを感じる『いなり、こんこん、恋いろは』(よしだもろへ/角川書店/ヤングエース)と一緒に並べて売りたい。

・(凹田)『平成生まれ』(2) (完) (ハトポポコ/芳文社/まんがタイムきららキャラット)
今一番面白い四コマ漫画という触れ込みでイチオシ四コマとして展開していましたが…。次回作にも期待!

・(myt)『平成生まれ』(2) (完) (ハトポポコ/芳文社/まんがタイムきららキャラット)
完結は意外でした。唐突な最終回には他社に行くんだろうなぁと予測せざるを得ません。よく動くタイトルです。

・(チャリ)『カゲロウデイズ』(1)(佐藤まひろ・じん(自然の敵P)/メディアファクトリー/コミックジーン)
原作というかノベライズが売れているのでコミカライズでも反応がありそう。

・(りゅーと)『ラノベ☆王子聖也』(1)(さかもと麻乃/メディアファクトリー/ジーン)
モデルになった?編集者は退社したが、ドラマCD展開などもあり「ジーン」ではプッシュしていきそうなタイトル。比較的女子が介在することのなく、男子たちの日常を楽しむタイプの乙女ゲーっぽい。

・(myt)『百花のしるし』(カネコマサル/AMW/電撃大王ジェネシス)
「電撃大王ジェネシス」の遺児。ほんわか系として売れそうな素材だと思います。女性に推したいではなく推されたいタイトル。

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週刊コミタン! 2012/11/18号

来週の気になるタイトル
11月19日
・(チャリ)『テラフォーマーズ』(3)(貴家悠・橘賢一/集英社/ヤングジャンプ)
2巻が出てから動きがよくなり、口コミ等で話題にも上がってだいぶ客層が広がった感がある。ただ作中の盛り上がりどころが今一つつかめないので、この勢いがいつまで続くかが心配なところ。
早いうちに賞レース等で盛り上がってしまうと途中で飽きられてしまいそうな気がする。

・(凹田)『テラフォーマーズ』(3)(貴家悠・橘賢一/集英社/ヤングジャンプ)
2巻ではほとんど戦闘シーンが無かったが、3巻からはバトル満載!(・・・のはず)

・(りゅーと)『WXY』(1)(マドカミチコ/集英社/ヤングジャンプ)
前作『乙女のホゾシタ』に引き続き、年の差男女であれやこれや。女子中学生にエロマンガ描かせるなんてとんでもないプレイだな。

・(凹田)『東京カラス』(1)(宮下裕樹/小学館/サンデーGX)
同誌『正義警官モンジュ』著者の新シリーズ。オカルト探偵モノだが相変わらずキャラがたっている!

・(myt)『東京カラス』(1)(宮下裕樹/小学館/サンデーGX)
「サンデーGX」二枚看板が先月今月で。都市伝説というキャッチーなテーマにマンガ表現の巧さが乗っかってるところが魅力なだろうなー。前作同様大きな話を潜ませながら掌編として進行していくのも上手い。……しかしコザキユースケと宮下裕樹が2人とも日本橋ヨヲコのアシスタントだったとは。手前に寄ってくるシーンの爽快感を比較したいところ。

・(凹田)『のぞむのぞみ』(1) (長月みそか/少年画報社/月刊ヤングキング)
胴長女子マイスター長月みそかの最新刊。ロリではありません!胴長フェチです!値段から察するにA5版。『HR~ほーむ・るーむ~』(芳文社)と並売希望ということでしょうか。

11月20日
・(チャリ)『夜さん』(1)(佐原ミズ/徳間書店/コミックゼノン)
夜と書いて”いつや”と読む。佐原ミズ先生が得意とする心情のゆらめきがうまく描きだされており今後が楽しみな作品。
掲載誌「コミックZENON」本誌の連載作家は年齢が高く、さらに絵が濃い目なのでもう少し爽やかな風を吹かせてほしい。

・(myt)『喰う寝るふたり、住むふたり』(日暮キノコ/徳間書店/コミックゼノン)
「コミックゼノン」の(相対的に?)若いタイトルが一挙に。↑の『夜さん』(1)(佐原ミズ)に加えて2巻ものでも『おとりよせ王子飯田好実』(2)(高瀬志帆)。営業部さんとしてもかなりやる気の構えみたいでした。A5にB6が2本なのが少し難しいかな。

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週刊コミタン! 2012/11/11号

来週の気になるタイトル
11月12日
・(チャリ)『6のトリガー』(2)(TALI/小学館/ゲッサン)
今一番若い作家の勢いがあるゲッサン連載陣の一人。主人公の能力紹介の1巻が終わり、2巻から物語が動き出すので、このタイミングで売りたい。

・(りゅーと)『花と星』(2)(鈴菌カリオ/芳文社/つぼみ)
2巻が発売できないかもしれない等、色々あったようで。搬入数が1巻実売の20%くらいなので在庫確保に苦労しそう。確実に動くタイトルなので早めの追加が吉。

・(凹田)『花と星』(2)(鈴菌カリオ/芳文社/つぼみ)
僕の好きな百合ジャンルの一つスポーツ×百合。互いへの嫉妬にも似た羨望が恋愛感情に変化していく様子がアンビバレンツで美しい。

・(myt)『はぢがーる』(3)(みやびあき/芳文社/きららフォワード)
「まんがタイムきららフォワード」お得意の赤面系。なんだかんだあって”愛の神様の卵”を孵化させるために奥手の女の子が男の子に接近する話。ミッションと称して”抱きつけ”とか”あーんしてあげろ”とか、内容的には低年齢向けの少女マンガとかのほうが近いけどね。きららだけあって見せ方は男向け。志摩時緒とかカザマアヤミとかと置いてみたい。

・(りゅーと)『天使のドロップ』(1)(中嶋ちずな/ほるぷ出版/コミックメテオ)
おもらしマイスター中嶋ちずながまたやらかした。少女が百合だし産卵するしでなんでもあり。メディア化の予定アリで、3巻連続刊行と版元サイドもやる気十分?新興レーベルであるメテオの中核になるであろう作品。

11月13日
・(凹田)『かみのすまうところ。』(1)(有永イネ/講談社/BE-LOVE)
短・中編で才能の片鱗を魅せた若手作家の待望の長編作。静物の感情の描き方が上手い!

・(myt)『かみのすまうところ。』(1)(有永イネ/講談社/BE-LOVE)
シリアスとちゃらけのバランスが魅力だと思うけど、それって難しいですよね。

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週刊コミタン! 2012/11/04号

来週の気になるタイトル
11月5日
・(りゅーと)『ヒーローマスク』(1)(オカベタカシ・鶴ゆみか/小学館クリエイティブ/ヒーローズ)
清水栄一・下口智裕の『ULTRAMAN』以外で唯一楽しみにしていた作品。マガジンの吹奏楽マンガはあまり続かなかったが、こちらはどうなることか。ヒーローたる力を得てしまった少年とヒーローであることを望む少女の学園もの。
11月6日
・(凹田)『戦闘破壊学園ダンゲロス』(2)(横田卓馬・架神恭介/講談社/月刊ヤングマガジン)
2巻が売れればホンモノ!

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